
ステランティスは、フィアットの新型車「グランデパンダ」が、国際的に権威あるレッド・ドット・デザイン賞のプロダクトデザイン部門を受賞したことを発表した。なお、本モデルの日本国内への導入は2026年初春を予定していることも発表された。
●まとめ:月刊自家用車編集部
初代パンダをオマージュした新型グランドパンダが、栄誉あるデザイン賞を獲得
フィアット・グランデパンダは、フィアットが長年にわたりリードしてきたBセグメント市場への力強い再参入を象徴する新世代モデル。
1980年代の象徴的なモデルである初代パンダをインスパイアし、トリノにあるフィアットのデザインセンター「チェントロ・スティーレ」で設計されている。
2024年の発表以来、欧州では内外装の独創的かつ革新的なデザインが高く評価されており、特にサステナブル素材とイタリアンデザインの融合が注目されている。今回ステランティスは、国際的に権威あるレッド・ドット・デザイン賞のプロダクトデザイン部門を受賞したことを伝えるニュースリリースにおいて、日本国内への導入は2026年新春を予定していることを発表した。
サステナブル素材とイタリアンデザインの融合が高評価
エクステリアでは、ピクセルをモチーフにしたPXL LEDライトが特徴で、これはレトロなビデオゲームや、旧フィアット・リンゴット工場(トリノ)のキューブ型窓を彷彿とさせるものとされている。
インテリアでは、リサイクル容器由来のアルミとポリエチレン(polyAl)が広範囲に使用されており、さらにダッシュボードには竹を原料としたサステナブル素材「BAMBOX Bamboo Fiber Tex®」が採用されるなど、環境への配慮もなされていることも特徴のひとつになる。
フィアットの最高経営責任者であり、ステランティスグループのグローバルチーフマーケティングオフィサー(責任者)であるオリヴィエ・フランソワ氏は、
「Grande Pandaでは、シンプルさ、創意工夫、そしてスタイルを融合させることを目指しました。FIAT の進化を体現するこのクルマで Red Dot Award を受賞できたことは、大きな誇りです。この名誉ある賞は、“責任あるモビリティ” が感動を呼び起こすことができるという証でもあります。」とコメントしている。
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新型グランドパンダ
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