
アウディジャパンは、電気自動車のフラッグシップモデル「Audi e-tron GTシリーズ」を大幅にアップデートし、新型Audi S e-tron GTとAudi RS e-tron GT performanceを全国のアウディ正規ディーラーで発売する。Audi S e-tron GTの価格は1728万円、Audi RS e-tron GT performanceは2469万円。また、世界299台限定のAudi RS e-tron GT performance exclusive editionも25台限定で発売。価格は3129万円。
●まとめ:月刊自家用車編集部
電気自動車のフラッグシップモデルをアップデート
Audi e-tron GTシリーズは、ポルシェと共同開発した電気自動車専用の「J1 performanceプラットフォーム」を採用している高性能フラッグシップモデル。今回の全面的なアップデートでは、日本市場向けにSモデルのAudi S e-tron GTと、e-tronモデルとして初めてRS performanceモデルとなるAudi RS e-tron GTperformanceの2グレードを導入。ともにグランツーリスモにふさわしい快適性と、よりスポーティでパワフルな走りを実現している。
Audi RS e-tron GT
エクステリアは、低いルーフラインと伸びやかなプロポーションを持つ4ドアクーペスタイルで、彫刻のようなフォルムと前後quattroブリスターフェンダーが力強さを強調。ほかにもボディ同色のシングルフレームグリルとブラックのマスクと、最新の2次元デザインのフォーリングスが先進的な印象を強めている。さらにAudi RS e-tron GT performanceは、3次元ハニカム構造のグリルやモータースポーツからフィードバックされた流線型のディフューザーなど、よりスポーティなデザインが採用されている。
パワーサプライは、両モデルとも総電力量105kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載。従来より9kg軽量化されたにもかかわらず、容量は12kWh増加。最大150kWの急速充電に対応し、理想的な条件下では10%から80%までわずか33分で充電が可能。一充電走行距離は、Audi S e-tron GTで648km、Audi RS e-tron GT performanceで631kmと、従来モデルから約20%延伸されている。
Audi RS e-tron GT
駆動システムは、フロントとリヤに1基ずつ電気モーターを搭載し、quattro四輪駆動を構成。システム最高出力は、ローンチコントロール時でAudi S e-tron GTが500kW、Audi RS e-tron GT performanceが680kWに達し、後者はアウディ史上最もパワフルな市販モデルとなる。0-100km/h加速は、Audi S e-tron GTは3.4秒、Audi RS e-tron GT performanceは2.5秒を記録する。
インテリアは、環境に優しいマイクロファイバー素材のDinamica(ダイナミカ)や、リサイクルされたポリエステルとセルビッチで作られたCascade(カスケード)などの素材を採用。高解像度の12.3インチ液晶パネルのアウディバーチャルコックピットプラスが搭載され、ハイブリッドバッテリーに関する情報や、RS専用コンテンツを表示するディスプレイが装備される。また標準装備のパノラマガラスルーフには、ボタン一つで透明から不透明に変化するスマートガラスが採用されている。
限定モデルのAudi RS e-tron GT performance exclusive editionは、アラビカグレーメタリックのスペシャルボディカラーや、カーボンカモフラージュマットパッケージ、オールホイールステアリングなど、数々の特別装備が施される。
Audi RS e-tron GT
Audi RS e-tron GT
Audi RS e-tron GT
Audi RS e-tron GT
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(アウディ)
精悍なデザインと上質感を際立たせた A6 Avant exclusive edition 「A6 Avant exclusive edition」は、A6 Avant 55 TFSI quattro […]
安全機能と運転支援システムを強化 今回実施される一部仕様変更(アップデート)では、アウディA3スポーツバック/セダン(S3およびRS3を含む)の全モデルを対象に安全性と運転支援システムを強化。 具体的[…]
もともと4WDはレース目的で造り出された駆動システムだった 4WDというとヘビーデューティなジープタイプのクルマを連想するが、ガソリンエンジン世界初の4WDはヒルクライムレースのために造り出されたもの[…]
1900年初頭、石油ランプからアセチレンランプへ進化 ガソリンエンジンを搭載した自動車が実用化された初期の時代は石油ランプが用いられていた。1900年代に入ると炭化カルシウムと水を反応させて、発生する[…]
ディーゼルターボにも新開発ハイブリッドを搭載。燃費性能が大きく向上 アウディA5/A5アバントシリーズは、初代発売から30年を超えてベストセラーとなっているアウディA4の成功の歴史を引き継ぐ新しいモデ[…]
最新の関連記事(ニュース)
運転する愉しさをさらに追求したアップデートを実施 今回の改良では、ドライビングの愉しさをさらに深化させるとともに、先進機能と日常の使い勝手を強化。 運転の楽しさを追求したアップデートとして、8速デュア[…]
日本向け生産予定台数に達した場合は、その時点で受注終了alpine 日本におけるアルピーヌモデルの受注は、2026年3月31日(火)で終了し、レギュラーモデルのA110 GTSとA110 R 70の受[…]
手薄な「3列7名乗り」を埋めてくれそうな、注目のSUV デスティネーターの最大の特徴は、「The Confidence Booster for Energetic Families(いきいきとした家族[…]
30周年の節目に誓う「日本社会に根ざした活動」が評価 ポルシェジャパンは、日本におけるポルシェ車の総輸入元として営業を開始して以来、正規販売ネットワークの充実とともに着実に成長を続け、2024年には過[…]
人気記事ランキング(全体)
愛車の“見えない変化”を可視化するという価値 どれだけ車両の安全装備が進化しても、ドライバー自身が車の状態を理解しておくことは欠かせない。なかでもタイヤは、わずかな空気圧の低下が直進安定性や燃費に影響[…]
電子ミラーの限界を、物理ミラーが補ってくれる 近年、採用する車種も増加傾向にあり、市場の大きく成長しているデジタルルームミラー。日本だけでなく、海外でもルームミラーのデジタル化は進んでいるようだ。 デ[…]
車内に潜む“暗がり”が生むストレスと、その正体 クルマの内装は、昼間こそ明るく整って見えるが、夜になると状況は一変する。特にセンターコンソール下や足元、シート付近はわずかな照明しか届かず、探し物が途端[…]
見た目からは想像できない“意外性の塊”のカーアイテム インターネットでカーグッズを探っていると、ときどき用途が想像できない奇妙な形のアイテムに出会うことがある。TOOENJOYの「ドアステップ103」[…]
KTCが放つ“工具の皮を被った便利ギア” 車内で少し休みたい。取材の移動、趣味の遠征、長距離の仕事など、日常的に車を使う人なら誰しも一度はそんなシーンに向き合うはずだ。短時間でも体を横にできるだけで疲[…]
最新の投稿記事(全体)
納車はFWDが2026年1月末、AWDが同年3月を予定 今回導入される「BYD SEALION 6」は、国内導入第5弾モデルであり、電気を主役にしたハイブリッドSUVとして投入される。 このモデルは、[…]
ドリンクホルダー不足は意外と深刻な“あるある問題” クルマの中にあるドリンクホルダーは、飲み物だけを置くものではない。小腹を満たすスナック、ボトル入りガム、灰皿、芳香剤など、実際は“なんでも置き場”と[…]
予想外のトラブルに備える、小さな“安心材料” クルマに乗っていると、どれだけ用心していても避けられない出来事がある。釘を踏み抜くパンクや、走行中の異物接触、さらには路肩での急な停車など、経験した人なら[…]
一見、何に使うかわからないが、活用の幅は広いアイテム 今回紹介するのは、様々なカー用品を多数リリースするカーメイトのグッズだ。商品の写真や装着した写真だけを見ても、どうやって使用するのかわかりにくいか[…]
手のひらサイズの小さな黒箱が、愛車の“裏側”を開く カー用品のトレンドは、大きくて目立つガジェットから、目に触れないスマートデバイスへと変化しつつある。その代表格が、今回取り上げるMAXWINのOBD[…]
- 1
- 2


























