
ルノー・ジャポンは、機能と装備を大幅に向上させた新型ルノー ルーテシアを10月9日(木)から全国の正規販売店で発売する。モダンデザイン、エスプリ・アルピーヌの導入、先進運転支援システム、そして燃費・パワーが向上したフルハイブリッドE-TECHなどが主な特徴だ。
●文:月刊自家用車編集部
●熟成を極めたルーテシアにエスプリ・アルピーヌが登場
1990年に仏・ルノーが世に送り出したのが初代ルーテシア(本国名:クリオ)だ。歴代モデルが欧州カー・オブ・ザ・イヤーを2度も受賞しており、日本でも長く親しまれているおしゃれなコンパクトカーだけにご存知の方も多いはず。これまでに世界中で1600万台以上を販売しているルノーを代表するモデルとなっている。
すでにフランス本国では6代目となるクリオ(日本名:ルーテシア)が発表済みだが、今回導入されるのは熟成を極めた5代目のマイナーチェンジ版。しかし、輸入車に関しては細かい改良が施された後期型こそが魅力的でお買い物上手という意見も多いだけに、今回のルーテシアは要注目だ。
よりシャープな印象になったフロント回り。最新のルノーデザインだ。
クリアレンズが採用されたテールランプ。スッキリした印象だ。
よりシャープな印象になったフロントフェイスは最新のルノーデザインを採用。コンパクトでスリムなフルLEDヘッドライトやダイナミックなグリルやバンパーブレードが目を引き付ける。リヤ回りはクリアレンズ化されたLEDランプと新デザインのバンパーがスポーティさと高い質感を主張する。
アルピーヌのエンブレムが輝くフロントフェンダー。
新採用された専用の17インチアルミホイール。凝ったデザインだ。
ステアリングはヒーターを装備。TEPレザー仕様だ。
アルピーヌのロゴが入った専用シート。
今回導入されたエスプリ・アルピーヌグレードは、スポーティでエレガントなデザインを追求した専用装備が満載だ。フロントフェンダーにはアルピーヌのエンブレム、足元には専用デザインの17インチアロイホイールを装着。内装では、アルピーヌのロゴが入ったサポート性に優れた形状のシートを採用し、バイオスキンXファブリックのコンビ素材を使用。前席にはシートヒーターも備えており快適性も文句なし。さらに、アルミペダル、ステアリングヒーター付TEPレザーステアリングホイール、アルピーヌロゴ入りキッキングプレートなどで特別感も高めている。
実用面でも優等生。ラゲッジルームの容量も十分だ。
●インフォテイメント系も充実
センターコンソール中央には、新たに9.3インチマルチメディアEASY LINK縦型タッチスクリーンが装備された。このディスプレイは、スマートフォン用ミラーリング機能に対応し、オーディオ、電話、運転・駐車支援、車両設定などの操作が可能。さらに、Apple CarPlayとAndroid Autoにも対応し利便性も大きく向上している。また、オーディオシステムにもBoseサウンドシステムと9スピーカーを採用しており、上質で快適なドライブに欠かせない臨場感あふれるサウンドを堪能できる。
スッキリしたシンプルな美しさが印象的なインパネデザインだ。
新採用された縦長の9.3インチ大型ディスプレイ。最新の機能を搭載する。
操作性に優れた最新のグラスコックピットを手に入れている。
高音質なBoseサウンドシステムと9スピーカーを採用している。
●輸入車ナンバーワンの低燃費
肝心のパワートレーン関連のアップデートも見逃せないポイントのひとつ。ルノー独自のフルハイブリッドE-TECHはシステム出力が3PS向上し、燃費も25.4km/L(WLTCモード)に改良された。これにより、新型ルーテシアは輸入車No.1の低燃費を実現。さらに、2030年度燃費基準100%達成により、エコカー減税の対象となっている。
ルノー独自のパワートレーン、フルハイブリッドE-TECH。システム出力が3PSアップ、燃費も25.4km/L(WLTCモード)に向上している。
●先進安全装備類も抜かりなくアップデート
もちろん、先進の運転支援・駐車システムも抜かりはない。360゜カメラ、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、アクティブエマージェンシーブレーキなどは従来通りに標準装備。さらに、これらに加えて後退時に接近する車両を検知するリアクロストラフィックアラート機能も追加され、ますます安全にドライブできるように配慮されている。これだけの充実内容で400万円を切る価格設定なのは嬉しい限りだ!
新採用されたリアクロストラフィックアラート
<充実した先進安全装備類>
・アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)
・レーンキープアシスト(車線逸脱防止支援)
・アクティブエマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ/歩行者・自転車検知機能付)
・360゜カメラ
・(新)リアクロストラフィックアラート(後退時車両検知警報)
・ブラインドスポットワーニング(後側方車両検知警報)
・レーンデパーチャーワーニング(車線逸脱警報)
・セーフティディスタンスワーニング(前方車間距離警報)
・パーキングセンサー(フロント/リア)
・トラフィックサインレコグニション(交通標識認識)
●車両価格などの情報
ルノー ルーテシアエスプリアルピーヌフルハイブリッドE-TECH
※リサイクル料金: 14,200円
メーカー希望小売価格(税込)
¥3,990,000~
●ボディカラー
グリラファルM
ブラングラシエ
ブルーアイロンM
オランジュバレンシアM(受注生産)
ルージュフラムM(30台限定ロ一ンチ記念限定色)
※M:メタリック メタリックは59,400円高(税込)
●新型ルノー ルーテシア商品サイト
https://www.renault.jp/car_lineup/lutecia/
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
固く締まって外せないネジ…。一体どうすれば? クルマのメンテナンスを自分で行う場合、ドライバーでネジを外すというのは基本中の基本の作業となる。もちろん、車両メンテナンス以外でも、ネジを外すという作業は[…]
軽キャンパーでも広がる快適空間 軽自動車をベースにしたキャンピングカーと聞くと、どうしても手狭なイメージを持ちがちだ。しかしピッコロキャンパー+のポップアップルーフ仕様は、その印象を大きく覆してくれる[…]
様々な用途に対応する、INNO ルーフギアケース720 SUV系のクルマのルーフによく積まれている細長いボックスを見たことはないだろうか? 実はコレ、ルーフボックスと呼ばれる人気のカー用品。中でも、カ[…]
軽トラックから生まれた本格派キャンパー バロッコは「軽キャンパーでありながら本格的なモーターホームを作る」というコンセプトから生まれている。ベースはダイハツ・ハイゼットトラックだが、ただ荷台にシェルを[…]
実験車はコラムシフトのトヨタ ビスタ! 今回用意したクルマはトヨタのビスタ。最近ではあまり見ないコラムシフトのクルマだ。ビスタは、DレンジからPへの操作量が長くとられているので、相当なおバカさんでない[…]
最新の投稿記事(全体)
●熟成を極めたルーテシアにエスプリ・アルピーヌが登場 1990年に仏・ルノーが世に送り出したのが初代ルーテシア(本国名:クリオ)だ。歴代モデルが欧州カー・オブ・ザ・イヤーを2度も受賞しており、日本でも[…]
プロフェッショナルアングラー三宅さんの、釣り仕様カスタムデリカD:5 今回取材した「デリカビレッジ2025」というイベントは、デリカファンミーティングin関西と題し、兵庫県・三木市のかじやの里メッセみ[…]
普段使いにも“ちょうどいい”コンパクトカーベースのキャンピングカー キャンピングカーのベース車はワンボックスのバンや軽バンが人気だが、前者は大型で価格的にも予算オーバー。後者はウチの家族構成には小さす[…]
車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推し進めている「RVパーク」とは「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーなどで自動車旅行を楽しんでいるユーザー[…]
車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推し進めている「RVパーク」とは「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーなどで自動車旅行を楽しんでいるユーザー[…]
- 1
- 2