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2022年10月20日パリ発表) トタルエナジーズとヴァレオは、非常に高性能な、新しい誘電性流体を使用して、電気自動車(EV)のバッテリーを冷却する革新的な技術を開発する契約を結んだと発表しました。 このイノベーションは、EVの使用方法を改善するのみならず、二酸化炭素(CO2)排出量の削減にもつながります。
現在の技術では、流体を使用してバッテリーを内部から冷却することはできません。しかし、トタルエナジーズは、バッテリー・セルを直接接触できる新しい画期的な誘電性冷却液を開発しました。ヴァレオは、関連するサーマルシステムに関する専門知識を提供して、冷却液をEVのバッテリー・パック内に統合するための最適なソリューションを設計・構築し、適切な温度に調整することでパフォーマンスを最適化します。
この契約に基づいて行った研究により、ヴァレオは車両バッテリーの冷却に使用されるサーマルシステムを軽量化し、EVの総重量、走行距離、CO2排出量を大幅に改善し、バッテリー火災のリスクに対する安全性を向上させることができます。
これらのニーズに応え、快適性や電動パワートレインの効率などの課題に対応するために、ヴァレオはより高電圧と急速充電に適応した、包括的でスマートな低炭素サーマルマネージメントシステムを開発しました。また、トタルエナジーズとの共同研究プログラムにより、このシステムをさらに最適化することができます。
「トタルエナジーズが開発した誘電性流体により、電動モビリティ向けのトタルエナジーズ・クオーツEV冷却液ができあがりました。これは、当社の戦略的優先事項の 1 つである、電動モビリティ部門の脱炭素化に貢献に向けたユニークで革新的なソリューションです。さらに、当社の核となる価値の 1 つである安全性の面で、この製品が提供する技術的優位性は、製品をさらにユニークなものにしています」と、トタルエナジーズの潤滑油・スペシャリティ担当上級副社長フィリップ・シャルーはコメントしています。「私たちは、持続可能なモビリティ・ソリューションの開発を加速し、カーボン・ニュートラルを達成するという同じ志を共有するヴァレオと提携することを非常に嬉しく思います。」
ヴァレオのサーマルシステム ビジネスグループ プレジデントであるフランシスコ・モレノは、次のようにコメントしています。「低炭素モビリティに貢献することはヴァレオの戦略の中核です。CO2排出量の削減に貢献する製品群の売上は、売上全体の60%を占めており、ヴァレオは低炭素モビリティの推進に向けてこの分野のポートフォリオをさらに拡充していく計画です。トタルエナジーズとのこの研究提携は、EVユーザーの増加を加速するために革新的なソリューションを開発する好機となるでしょう。」
このプログラムは、バッテリーサーマルマネージメントを改善するのみならず、誘電体流体とサーマルシステムを組み合わせることが有益なあらゆる分野で電動パワートレインを最適化することができます。
トタルエナジーズについて
トタルエナジーズは、石油とバイオ燃料、天然ガスとグリーン ガス、再生可能エネルギーと電気などのエネルギーを生産・販売するグローバルなマルチエネルギー企業です。 100,000 人以上の従業員を擁し、これまでより廉価で、よりクリーンで、より信頼性が高く、多くの人々がアクセスできるエネルギーに取り組んでいます。130カ国以上に展開しているトタルエナジーズは、人々の幸福に貢献するために、あらゆる側面で持続可能な開発をプロジェクトと運営の中心に据えています。
ヴァレオについて
テクノロジー企業であり、すべての自動車メーカーとニューモビリティプレーヤーのパートナーであるヴァレオは、モビリティをよりクリーンで、より安全で、よりスマートにするために、たゆまずイノベーションを行っています。 ヴァレオは、電動化の加速、ADASの加速、インテリアエクスペリエンスの再創出とライティングエブリウェアにおいて、技術的・工業的なリーダーです。 モビリティの変革に不可欠なこれらの4分野は、今後数年間のグループの成長を推進します。 ヴァレオはパリ証券取引所に上場しています。 数字で見るヴァレオ:2021年、グループは173億ユーロの売上を記録し、OEM売上の12%を研究開発に投資しました。 2021年12月31日現在、ヴァレオは184カ所の工場、21カ所の研究センター、43カ所の開発センター、16カ所の流通プラットフォームを構え、世界31か国で103,300人の従業員を擁しています。
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