標準的な2DIN/200㎜ワイドサイズのカーナビでは7型画面が搭載されているが、車種専用やフローティングスタイルのカーナビでは8型から11型まで大画面を搭載するモデルがずらりと揃う。大きな画面は走行中にも地図が見やすく、AVソースも迫力たっぷり。画面に表示されるアイコンのサイズも拡大されるためタッチパネルコントロールもきわめて快適だ。今回はカーAVメーカー各社の大画面モデルをメインに紹介しよう。
●文:浜先秀彰 ●まとめ:月刊自家用車編集部
市販ナビ唯一の有機ELディスプレイ
【Panasonic stradaシリーズ】
ストラーダの大画面モデルには「10型有機ELディスプレイ」モデルと「9型液晶ディスプレイ」モデルがあり、どちらも本体は2DINサイズのフローティングスタイルのため470車種以上に適合。注目は市販カーナビ唯一の有機ELディスプレイで、ブルーレイディスク(CN-F1X10BHD)や地デジなどのAVソースでは鮮やかかつ滑らかな業界トップのリアル高画質を生み出す。地図はリニューアルされ、高画質ディスプレイを活かす緻密なグラフィックを実現している。
業界随一の大画面ナビ、最大はなんと11型
【ALPINE ビッグXシリーズ】
11型から8型まで幅広いラインナップを揃え、車種に合わせて最適な1台が選べる。特に注目は市販最大サイズとなる11型画面搭載機で、まるでメーカーオプション品のようにインテリアに溶け込む。車種専用形状の「ビッグX11」、フローティングスタイルで多くの車種に適合する「フローティング ビッグX11」の2種類がある。また、9型画面、8型画面のモデルは別売キットとの組み合わせで自然な装着感が得られる。いずれのモデルも車種専用セッティングを搭載。
ネットワーク機能充実モデルと、操作性抜群のモデル
【carrozzeria サイバーナビ/楽ナビ】
カロッツェリアは市販ナビとして唯一Wi-Fiを標準搭載した「サイバーナビ」と、高機能ながら操作性に優れた「楽ナビ」の2つのシリーズを用意。どちらでも9型画面と8型画面が選べる。オススメとなるのはサイバーナビで、専用サーバーから最新の渋滞情報や地図更新データなどを取得できるほか、YouYube視聴、リモートでのレコーダー(対応機種)再生も行える。Wi-FiルーターのようにスマホやノートPC、通信機能付きゲーム機の接続も可能だ。
手頃な価格のエントリーモデルも揃える
【KENWOOD 彩速ナビシリーズ】
ケンウッドの彩速ナビには上から「TYPE M」、「TYPE S」、「TYPE L」の3シリーズがある。最上級のTYPE Mにはフローティングとインダッシュの2種類の9型モデルを揃え、好みや車種に合わせた選択が可能だ。TYPE Sはコストパフォーマンスに優れたミディアムモデルで、TYPE Lは大画面ナビとしては最安となる7万円を切ったエントリーモデル。いずれも「彩速」のネーミング通り、美しい映像 (=彩) 、ハイレスポンス(=速)を備えている。
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