4月21日、日産自動車は電気自動車「日産リーフ」の一部仕様を向上し、今夏に発売すると発表。電気自動車の更なる普及を目指し、より求めやすい新価格で提供されるという。EV元年と言われる2022年、EV先駆者のリーフも新たな価値を追加することで、EV市場がより楽しみになってきた。
●文/まとめ:月刊自家用車編集部
デザインと機能面が強化
「日産リーフ」は、モータードライブならではのスムースでパワフルな加速や静粛性に加え、自宅では家庭用の蓄電池としての活用が可能で、電気自動車ならではの魅力が、多くのユーザーから高い評価を得ている。また、災害時には走る蓄電池として、被災地で活用されるなど、従来のモビリティを超えた新たな価値も提供し続けている。
今回の一部仕様向上では、新たにイルミネーション付きのブランドエンブレムを採用。フロントグリルは、シームレスでシンプルな形状の中に日本伝統的な木組みパターンのような作りこみが施されている。さらに、アルミホイールのデザインも一新、スタイリッシュな仕上がりとなっている。
エクステリアカラーには、より白さを追求した「ピュアホワイトパール」と、漆黒感とパールの煌めきを表現した「ミッドナイトブラック」を新たに設定。さらに「オペラモーブ/スーパーブラック」の2トーンを加えて、全15色の豊富なカラーバリエーションをラインナップ。
補助金の活用で、より手の届きやすい価格に
機能面では、インテリジェントルームミラーの解像度を上げて視認性を向上させ、より安心で快適なドライブを可能としている。
なお、「日産リーフ NISMO」は、専用のフロントバンパーやサイドシルプロテクター、リヤバンパー、18インチアルミホイールを、新世代のNISMOデザインのカラーリングに変更された。
さらに今回は、電気自動車の更なる普及に向け、少しでも手に届きやすい価格でユーザーに届けられるよう、価格の改定を実施。今回の価格改定に伴い、クリーンエネルギー自動車導入促進補助金を活用した場合の「日産リーフ」の実質購入価格は、約293万円（消費税込み）からとなる予定とのこと。
「日産リーフ」全国希望小売価格(消費税込み)
今回の一部仕様向上を機に「日産リーフ アーバンクロム」と、バッテリーサイズ40kWhのSグレードの設定の廃止も同時に発表された。
日産リーフ「AUTECH」
また、日産モータースポーツ＆カスタマイズ株式会社も同日、「日産リーフ」をベースとしたカスタムカー、日産リーフ「AUTECH」を一部仕様変更し、今夏に日産の販売会社を通じて全国一斉に発売すると発表。
「AUTECH」は、多種多様なカスタムカーづくりで蓄積してきた伝統のクラフトマンシップを継承しつつ、スポーティでありながら高級感漂うスタイリングが特徴のブランド。素材などの細部にもこだわりを持つユーザーに向けた、プレミアムスポーティをコンセプトとしている。
「AUTECH」ブランド発祥の地である湘南･茅ヶ崎の「海」と「空」のイメージから想起したブルーが、ブランドのアイコニックカラーとなっている。
今回の一部仕様向上では、インテリアデザインを一新しました。上質な素材や、「AUTECH」ブランドを象徴するブルーステッチによるプレミアムな仕立てそのままに、全体をブラックでコーディネートし、エアコン吹き出し口にシルバーフィニッシャーを採用することで、エレガントさをより追求した室内空間を作り上げた。
またベース車と同様に、インテリジェントルームミラーの解像度を上げて視認性を向上させ、より安心で快適なドライブを可能としたほか、電気自動車の更なる普及に向け、従来モデルよりお買い求めやすい価格設定としている。
＜日産リーフ「AUTECH」車両概要＞
＜全国希望小売価格（消費税込み）＞
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※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
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