アバルトから高性能の証である“695”の名を冠する、400台のリミテッドエディションが発売

Stellantisジャパン株式会社は、ABARTH(アバルト)の高性能スポーツモデル「595 Competizione(コンペティツィオーネ)」をベースに、数々の専⽤装備の採⽤によりスポーツ性を⾼めた限定⾞「695 esseesse(エッセエッセ)」を設定し、2022年5月28日(土)より全国のアバルト正規ディーラーにて、世界限定台数1,390台のうち400台を国内販売することを発表した。

●文:月刊自家用車編集部

高性能の証である“695”の名を冠する、400台のリミテッドエディション 

695 エッセエッセの起源である「695 SS」は、1949年に創業し⾼性能⾞メーカーとして発展を遂げたアバルトが、モータースポーツの世界でさらなる高みを目指して、1964年に送り出したモデル。

当時、ツーリングカー選⼿権は排気量によりクラス分けされ、600cc以下のクラスを制したアバルトは、次なるステップとして700cc以下で競われるカテゴリーへの挑戦を決意。そのベース⾞両として送り出されたのが「フィアット・アバルト 695」。そのさらなる高性能版として「695 SS」が誕生した。SSはイタリア語でエッセエッセと発音しスーパースポーツを意味し、695 エッセエッセはその695 SSにオマージュを捧げるモデルとなっている。 

この度登場した695 エッセエッセは、往年の“695 SS”にヒントを得ながら、現代風のアレンジを加えたモデルに仕上がっている。ボディカラーには695 SSを彷彿とさせるGrigio Campovolo(グレー)ならびに、Nero Scorpione(ブラック)を採用。ボディサイドにはスポーティ感を引き⽴てるホワイトのストライプや、特別装備の17インチアルミホイールが組み合わされ、さらにボディ随所にホワイトアクセントを配することで、レースカーのような雰囲気を高めている。また、サイドの「695」エンブレムと、リアの「695 esseesse」エンブレムが、特別なモデルであることを表現している。 

フロント周りを軽量化するアルミニウム製エンジンフードを採用し旋回性能を向上

695 エッセエッセは、黎明期より軽量化や空⼒性能の向上を図ったアバルトの飽くなき探究⼼を継承し、運動性能の向上が図られた。具体的にはフロント周りを軽量化するアルミニウム製エンジンフードを採⽤し旋回性の向上を図ったほか、リアに⾓度調整式のアジャスタブルスポイラーを採⽤し、⾼速⾛⾏時の挙動の安定化を図っている。また、ベース⾞とは異なるAKRAPOVIC(アクラポビッチ)製の高性能エキゾーストシステムが、スポーティなサウンドを発する。 

●アルミボンネット

●695 esseesse用エンブレム

●ハイパフォーマンスエキゾーストシステム”AKRAPOVIC”

●アジャスタブルスポイラー

内外装への専用パーツの採用によりスポーツ性と共にプレミアム感をアップ

インテリアでは、695 esseesseのロゴ入りで、ホワイト仕上げバックシェルとなるSabelt(サベルト)製スポーツシート、ならびにレッドシートベルトを採用するほか、同様にロゴを配したアルカンターラダッシュボードやフロアマットによりプレミアム感が高まっている。またカーボン調シフトノブやロゴ入りトノカバーを採用するなど、細部までデザインに気を配っている。 

●アルカンターラダッシュボード

●専用ロゴ入りSabeltシート&レッドシートベルト

●カーボン調シフトノブ

●フロアマット

世界1,390台限定で展開される695 エッセエッセ。アバルトにとって重要な市場である日本ではそのうち400台が販売される。トランスミッションは全⾞5速MT。Grigio Campovolo(グレー)とNero Scorpione(ブラック)の右/左ハンドル⾞の4種が各100台導入されます。 メーカー希望小売価格(消費税含む)は、470万円。

ABARTH 695 esseesse Nero Scorpione(ブラック)

ABARTH 695 esseesse Grigio Campovolo(グレー)


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