SUBARU 2022年ニュルブルクリンク24時間レースに参戦  7度目の優勝を目指す

 SUBARUのモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル株式会社(略称:STI)は、2022年5月26日から29日にかけて、ドイツ・ラインラント=プファルツ州アイフェル地方のニュルブルクリンクサーキットで開催される第50回ニュルブルクリンク24時間レースに、WRX STIをベースとする車両で参戦。 

●文:月刊自家用車編集部

4名のドライバーを発表

2008年から参戦して以来、今年で15回目*、3年ぶりの挑戦となるSUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2022は、これまでと同様に2.0リットル以下のターボエンジン搭載車が競う「SP3T」クラスに参戦し、同クラスで7度目の優勝を目指す。 

全長25km、高低差300mと起伏が激しく、天候も刻々と変化する世界一過酷と言われるコースで、「速く」かつ「意のままに操る」ために、水平対向エンジンとシンメトリカルAWDの基本レイアウトを活かしつつ、前回の参戦車両から、以下の性能を高めている。 

●車両名:SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2022 
●全長 5,120mm全幅1,900mm×全高1,395mm  ●ホイールベース 2,700mm  ●エンジン:EJ20 BOXER DOHC 16バルブ AVCS シングルスクロールターボ   ●排気量:1,994cc  ●車両重量:1,300kg   ●最高出力:250kw(340PS) / 5,500rpm   ●最大トルク:461Nm(47kgf・m) / 3,000rpm   ●エアリストリクター :φ37   ●変速機: 6速シーケンシャルギヤボックス+パドルシフト ●クラッチ :小倉クラッチ製 メタルクアッドプレート  ●サスペンション:ストラット(フロント) / ダブルウィッシュボーン(リヤ)  ●ブレーキ :6ポット(フロント) / 4ポット(リヤ) エンドレスパッドをセット ●ホイール:BBS製 18インチ x 11J  ●タイヤ:FALKEN製 280/680R18 

【SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2022 主な改良点】 

・タイヤサイズ/ホイールサイズの拡大によるグリップ&操安性向上 
・燃料タンク大容量化と燃料制御最適化による一充填航続可能距離の延長 
・車両重量に合わせたセットアップ最適化 
・衝突防止警告システムの導入 
・テレメトリー通信レベルの改善 
・電動パワーステアリング採用によるドライバーの負担軽減 

チーム総監督に辰己英治、監督は沢田拓也が担当。

ドライバーは、カルロ・ヴァン・ダム(オランダ)、ティム・シュリック(ドイツ)、マセール・ラッセー(ドイツ)、佐々木孝太(日本)

また、今回も全国のSUBARU販売店から選抜された8名のメカニックがチームに参加し、レースをサポート。 販売店メカニックの海外自動車レースへの参加は、メカニックの技術力向上により、 SUBARU車ユーザーにカーライフの「安心と愉しさ」をお届けすることを目的に1990年より継続している。 

*:新型コロナウィルス感染症の影響により2020年、2021年は参戦見送り 


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