パナソニックの最新、最上級カーナビ「ストラーダ F1X PREMIUM10 CN-F1X10BHD」の魅力を追う長期レポートの第4回。今回はオプション設定されている高度化光ビーコン対応ETC2.0車載器「CY-ET2505VD」との組み合わせで実現する機能について詳しく解説。
●文:浜先秀彰 ●まとめ:月刊自家用車編集部
すべての操作はナビのタッチパネル画面操作可能
ストラーダCN-F1X10BHDには使い勝手を高めるオプションがいくつか用意されているが、その中でも注目したいのが高度化光ビーコン対応ETC2.0車載器、「CY-ET2505VD」だ。
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下の写真のようにスリムな本体と小型のアンテナが組み合わされた2ピース構成で、このクルマでは本体はセンターコンソール脇、アンテナはダッシュボード上に設置。ストラーダとは専用ケーブルで接続されている。初期設定や情報の確認など、すべての操作はストラーダのタッチパネル画面で快適に行え、使い勝手は内蔵機能と変わらない。
CY-ET2505VDの最大の特徴が「高度化光ビーコン」の受信ができること。光ビーコンはもともと一般道の渋滞情報を取得するメディアだが新規格の〝高度化〞では直近の信号の変化を画面左上に現れるアイコンや音声案内で確認ができる。そのまま通過できるのか、赤信号に変わるのかなどが事前にわかり、赤信号で停車した場合はあと何秒で青信号に変わるのかカウントダウンも行われる。現在インフラの整備中で使用できる場所は限られているが、少しずつ拡大していくだろう。
また、ETC2.0車載器の機能として高速道路料金決済を行えるが、圏央道については高速道路料金が約2割引とオトクになる。さらに渋滞回避ルート探索を実現する高速道路中心のVICS渋滞情報取得、走行道路上の工事などを知らせる運転支援情報の取得もOK。全国23箇所については一般道の道の駅やガソリンスタンドなどを利用するために3時間以内ならば乗り降りをしても料金が変わらない一時退出制度も利用可能だ。
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