【人気モデル 購入最前線】ホンダ N-BOX編(2022年6月)

●文:月刊自家用車編集部(ハラ)

ホンダ
N-BOX


グレード&価格
・0.6ℓNA車
【58PS/6.6kg・m、WLTC総合モード燃費:19.8〜21.2km/ℓ】

FF4WD
G144万8700円158万1800円
G・スロープ164万7000円176万8000円
L157万9600円171万2700円
L コーディネートスタイル179万9600円193万2700円
L・スロープ176万6000円188万7000円
EX167万8600円181万1700円
カスタム L178万9700円192万2800円
カスタム L コーディネートスタイル199万8700円213万1800円
カスタム L・スロープ200万7000円212万8000円
カスタム EX189万9700円203万2800円

・0.6ℓターボ車
【64PS/10.6kg・m、WLTC総合モード燃費:19.0〜20.2km/ℓ】

FF4WD
Lターボ177万8700円191万1800円
Lターボ コーディネートスタイル190万9600円204万2700円
Lターボ・スロープ194万7000円206万8000円
EXターボ182万9300円196万2400円
カスタム Lターボ198万8800円212万1900円
カスタム Lターボ コーディネートスタイル211万9700円225万2800円
カスタム EXターボ203万9400円217万2500円

車両本体目標値引き額:18万円
納期の目安:6〜8か月
リセール予想:B-

【パワートレーン選び】NA車もなかなかパワフル。街ナカ中心ならば十分な性能を実感できる

2018年に登場した現行モデルは、見た目こそ限りなく先代モデルに似ているが、中身は大幅刷新。特に走りに関しては新開発パワーユニット&プラットフォームの恩恵もあって、乗ればすぐに別物と分かるほどの大進化を果たしている。

パワートレーンはNA(58PS/6.6kg・m)とターボ(64PS/10.6kg・m)の2タイプを設定。ターボ車の方が最高出力も最大トルクも上回っているのは他社の軽モデルと同様だが、N-BOXのNA車の最高出力は58PSとNA車としてはしっかりパワーが出る仕様に仕上げられている。高速道路などの高速ステージでの余力感はターボ車が上回るが、NA車も負荷がかかる走行状況ではエンジン回転数は高くなってしまうが、想像以上にパワフルに走ってくれる。

グレードによってNA車とターボ車の価格差は異なってくるが、目安としては15〜20万円ほど。経済性も重要な軽自動車としては大きな差ともいえる。

N-BOXにはACCやLAKSなど軽自動車としてトップレベルの運転支援機能が標準装着されているため、高速走行は得意とまではいえないが苦手にしていない。普段は街ナカ中心で、たまに高速道路を走ることもあるというユーザーならば、ターボ車の余力よりNA車の経済性を重視しても後悔することはないだろう。

新開発シャシーがもたらすドライバビリティの向上も現行モデルの強み。力強さはターボ車が上だが、NA車も十分な性能を持つ。

【グレード選び】全グレードにホンダセンシングは標準装着。GとLはコスパが優秀

ボディデザインが異なる標準車とカスタム車が選べるほか、選ぶグレードによって内装レイアウト(前席ベンチシート仕様、助手席ロングスライドシート仕様、荷室スロープ仕様)が異なっている。

ホンダセンシングやLEDヘッドライト、オートエアコンは全グレードに標準装着されるなど、最もベーシックなGでも実用的な機能は充実。エンジンはNAユニットなってしまうが、軽クラス最大のキャビン空間とユーティリティをコスパ良く楽しみたいならば、Gが最もお買い得な選択肢になる。

Lは運転席ハイトアジャスターやパワースライドドア(左側)、アームレストやシートバックテーブルなどの機能系装備が標準になる、装備と価格のバランスに優れるグレード。最安というわけではないが、Gとの価格差は10万円強なので、こちらもコスパは優秀だ。ちなみにターボ車を選べるのは、このグレードからになる。

EXはG系とL系が前席ベンチシート仕様になるに対して、助手席の前後スライドが最大57cm可能となるスーパースライドシートが装着されている。後席側から運転席へアクセスが容易になるメリットに加えて装備機能も若干強化されている、N-BOXで最も装備が充実するグレードだ。コスパに関してはG系やL系ほどの美味しさはないが、現行N-BOXの優れた性能を余すことなく体感できる。

カスタムモデルは、スポーティイメージを強めた専用意匠の内外装&装備とアルミホイールを標準装着することで、標準車と差別化されている。グレード間の装備設定の違いは標準車に準じている。走行性能に差はないので、スポーティな演出を好むユーザー向けの選択といえる。価格は標準車グレードよりも高くなるが、カスタムは中古車市場でかなり高値で取引されている。売却時のリセール価格まで考えれば、こちらを選んでも損はないだろう。

撮影車はカスタム L コーディネートスタイル。

撮影車はカスタム L コーディネートスタイル。

標準ボディ車(L コーディネートスタイル)。

カスタム車(カスタム EX ターボ)。

スロープ車(カスタム L・スロープ)


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