北米日産が現地時間の6月9日に4ドアセダン・アルティマの2023年モデルを発表した。新しいエクステリアデザインと、インテリアの質感アップと装備の充実、新ホイールデザインに2種類の新ボディカラーを採用。発売は2022年秋が予定されている。
●文:月刊自家用車編集部
「SR」グレードにはブラッククロームの専用グリルを装着
そもそも「アルティマ」は、米国市場において1993年に日本におけるU13型9代目ブルーバードの北米仕様として2.4Lエンジンを搭載しデビュー。2018年デビューの現行型で6代目となるが、5代目は日本で2020年まで販売されていた「ティアナ」と車体を共有していた。
現行型「アルティマ」は、全長4900mm、全幅1852mm、全高1443mm、ホイールベース2825mm(SR VCターボ FWD)のボディサイズを採用し、横置きエンジン搭載、前輪駆動プラットフォーム採用のミドルクラスセダンだ。188hp(AWDは182hp)の最高出力を発生する2.5L4気筒エンジンと248hpの最高出力を発生する2.0L直4可変圧縮比エンジンVCターボをラインナップ。VCターボ搭載車はFFのみとなる。
これまで4グレードだったが、2023年モデルでは8グレードまで拡充され、「S FWD」、「 SV FWD」、「SV AWD」、「SR FWD」、「SR AWD」、「SL FWD」、「SL AWD」、「SR VCターボ FWD」のラインナップとなる。
2023年モデルの特徴としてはまずエクステリア。新しいフロントマスクを採用し、Vモーショングリルのイメージを刷新して、独特なスポーティなデザインを実現。加えて新しいブランドロゴも採用している。2.5Lエンジン搭載の「SR FWD」、「SR AWD」とVCターボを搭載する「SR VCターボ FWD」グレードは、専用のブラッククローム仕上げのグリルを装着しスポーティ感を高め、グリル内には「SR」の赤バッジが追加されている。
ボディカラーでは、これまで設定されていたスカーレットエンバーティントコート、ブリリアントシルバーメタリック、ガンメタリック、スーパーブラック、パ ールホワイトトリコート、グレイシャーホワイト、ディープブルーパ ールに加え、グレイスカイパールとガーネットパールメタリックの2色を追加。
アルミホイールのデザインもバージョンアップし、SVグレードに17インチアルミホイール、「SR FWD」、「SR AWD」、「SL FWD」、「SL AWD」、「SR VCターボ FWD」にそれぞれ19インチアルミホイールを新設定し、デザインも4種類が揃っている。
インテリアでは、インパネパネルの仕上げを変更。「SR FWD」、「SR AWD」、「SR VCターボ FWD」では新たに赤と白のデュアルステッチのインテリアファブリックを採用して、デザイン/素材とともに高級感を演出している。また、従来8インチだったセンターディスプレイは、フルサイズSUVのアルマダと同じ12.3インチへと大型化。このシステムは、ナビゲーションシステム、Android Auto、ワイヤレスCarPlay、ワイヤレススマートフォン充電パッド、Wi-Fiホットスポットを含み、「SL FWD」、「SL AWD」、「SR VCターボ FWD」に標準装備。「SV」、「SR FWD」、「SR AWD」にオプション設定されている。
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