【懐かしの名車カタロググラフィティ】スバル 初代レオーネ

初代レオーネバン

このカタログは1972年のものです。●縦255㎜×横365㎜●カラー全32ページ [写真タップで拡大]

●文:月刊自家用車編集部

「スバル4WDワゴン」の伝統を造ったクルマ

スバルの名で親しまれている富士重工業が送り出した初のファミリーカーがスバル1000である。日本車初のFF方式に低重心、低振動の水平対向4気筒エンジンを組み合わせ、旋風を巻き起こした。

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レオーネバンのインパネまわり。2本のシフトレバーは、FF/4WDのセレクターと4速MTのシフトレバー。ロー/ハイ切り替えのサブミッションが備わるのは2世代目から。FFエステートバンにはセンターコンソールが装着できたが、4WDは2本のレバーが干渉するため装着できなかった。 [写真タップで拡大]

エステートバンのリヤシート。 [写真タップで拡大]

シートはハイバックタイプ。 [写真タップで拡大]

搭載される1.4ℓ水平対向OHVエンジン。’75年には排ガス対策のパワーダウンを補うため1.6ℓ車も登場。 [写真タップで拡大]

2ドアクーペ [写真タップで拡大]

2ドアハードトップ [写真タップで拡大]

4ドアセダン [写真タップで拡大]

スバル1000と後継のスバルff-1は、上級クラスと互角に戦える高い実力を備えていたが、販売面では苦戦している。そこでスバルスピリットを分かりやすく伝えるために、ファッション性を加味した新ブランドを立ち上げた。それが1971年10月に、市場に放ったレオーネクーペ1400だ。

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流行のロングノーズ&ショートデッキスタイルを採用した2ドアクーペで、2つのドアは外枠のないサッシュレス構造としている。エンジンはボアを広げて排気量を1361㏄に拡大したEA63型水平対向4気筒OHVだ。シングルキャブとツインキャブ仕様が用意された。

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駆動方式は前輪駆動のFFを継承している。が、フロントサスペンションは新設計だ。ダブルウイッシュボーン/トーションバーに代えてストラット/コイルを採用した。リヤは実績のあるセミトレーリングアーム/トーションバーを受け継いだ。インボードタイプだったブレーキも、一般的なアウトボードタイプに改められている。

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レオーネは1972年になると精力的にバリエーションを拡大した。2月に量販には欠かせない4ドアセダンとバンを送り出す。そして4月に2ドアセダンを仲間に加えている。クーペと同じように窓枠のないサッシュレスウインドウのドアが特徴だ。このときボトムを担う1100シリーズもリリースされた。

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その後、時代を先取りした4WDモデルを加え、独自の境地を切り開いている。今につながるスバルの基礎を築いたのが、この初代レオーネだった。

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■主要諸元(クーペ1400GSR・1972年式) 
●全長×全幅×全高:3995㎜×1500㎜×1340㎜ ●ホイールベース:2455㎜ ●車両重量:775㎏ ●エンジン(EA63S型):水冷水平対向4気筒OHV1361㏄ ●最高出力:93PS/6800rpm ●最大トルク:11.0㎏・m/4800rpm ●最高速度:170㎞/h ●燃料タンク容量:50ℓ ●トランスミッション:4速MT ●最小回転半径:4.8m ●タイヤサイズ:145SR13 ●乗車定員:5名 ●価格:71万9000円(東京地区・1972年当時)

■初代レオーネの歴史
1971年(昭和46年) 
●クーペ発売
1972年(昭和47年)
●2/4ドアセダン、エステートバン追加
1973年(昭和48年)
●2ドアハードトップ追加
1975年(昭和50年)
●セダンにも4WD追加
1979年(昭和54年) 
●2代目に移行

本記事は月刊自家用車2015年4月号特別付録「日本の名車カタロググラフィティ’70s」に掲載されたものです。
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