ビー・エム・ダブリュー株式会社は、7月1日に新型「BMW7シリーズ」の販売を開始した。納車は2023年1月以降を予定している。車両本体価格は1460万円〜1670万円。
●文:月刊自家用車編集部
バッテリーEVの「BMW i7」は満充電で約600㎞の長距離走行が可能
1977年に初代がデビューし、今回登場した新型で7代目となる新型「BMW7シリーズ」。今回日本導入されるパワートレーンとグレードは大きく分けて3タイプ。システム最高主力380PS/最大トルク540Nmを発生する最新型の3.0L直列6気筒BMWツインパワーターボガソリンエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載した「BMW740i」、システム最高主力300PS/最大トルク670Nmを発生する3.0L直列6気筒BMWツインパワーターボディーゼルエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた「BMW740d」、フロント1モーター(190kW)とリアに1モーター(230kW)を搭載し、4輪駆動としシステム最高出力400kW/最大トルク745Nmを発生する「BMW i7 xDrive60」をラインアップする。
中でも「BMW i7 xDrive60」は、0-100㎞/hを4.7秒で駆け抜け、現時点ではヨーロッパ仕様値ではあるが、一充電の走行可能距離は約600㎞となっている。また、ボディ下には101.7kWhの総エネルギー量を持つリチウムイオンバッテリーを搭載している。また、普通充電と急速充電(CHAdeMO)に対応しており、普通充電では自宅で6.4kWのBMWウォール・ボックス(200V/32A)を利用し、約17時間で充電開始時0%の状態から100%まで充電することが可能だ。急速充電(CHAdeMO)では、90kW充電器で約60分で充電開始時0%の状態から約80%までの充電が完了。また10分の急速充電で最大約80km程度の航続可能距離を伸ばすことが可能になっている。また、BMW正規ディーラーに設置予定の150kWの急速充電器を利用する場合は、約50分で充電開始時0%の状態から約80%までの充電が可能という。
また、最高の先進安全装備やアメニティ装備が満載されており、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能や安全機能・運転支援システム「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」、完全自動駐車が可能となる「パーキング・サポート・プロフェショナル」が標準装備される。さらに、圧倒的なシアター体験を車内で実現する世界初「BMWシアター・スクリーン」を搭載。Amazon Fire TVを搭載しており、8K対応の31インチのタッチスクリーンディスプレイ、Bowers & Wilkinsのサラウンドサウンドシステムを後席に用意する。
●新型「BMW7シリーズ」バリエーション&価格※全車右ハンドル、AT仕様。
■クリーン・ディーゼル・エンジン搭載モデル(マイルド・ハイブリッド・システム搭載)
BMW 740d xDrive Excellence:1460万円
BMW 740d xDrive M Sport:1460万円
■高効率ガソリン・エンジン搭載モデル(マイルド・ハイブリッド・システム搭載)
BMW 740i Excellence:1490万円
BMW 740i M Sport:1490万円
■電気自動車
BMW i7 xDrive60 Excellence:1670万円
BMW i7 xDrive60 M Sport:1670万円
●各グレードの主要諸元諸元(ヨーロッパ仕様値)
・BMW 740i
全長:5391mm、全幅:1950mm、全高:1544mm、ホイールベース:3215mm、車両重量:2090kg、排気量:2998cc、直列6気筒ガソリンエンジン、システムトータル最高出力:380PS(280kW)、システムトータル最大トルク:540Nm
・BMW 740d
全長:5391mm、全幅:1950mm、全高:1544mm、ホイールベース:3215mm、車両重量:2090kg、排気量:2993cc、直列6気筒ディーゼルエンジン、システムトータル最高出力:300PS(220kW)、システムトータル最大トルク:670Nm
・BMW i7 xDrive60
全長:5391mm、全幅:1950mm、全高:1544mm、ホイールベース:3215mm、車両重量:2640kg、最高出力:544PS(400kW)、最大トルク:745Nm、リチウムイオン電池容量:280.8Ah、総エネルギー量:101.7kWh、一充電走行距離:約600km(ヨーロッパ仕様値)
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