アルピーヌ・ジャポンは、7月12日にフランス本国で先行して発表された限定車「アルピーヌA110ツール・ド・コルス75」を近日中に日本導入することを発表した。1975年のラリーツール・ド・コルスを戦った先代「アルピーヌA110」をイメージしたモデルだ。導入時期は後日発表される。
●文:月刊自家用車編集部
専用2トーンカラーをまとい、ブリリアントホワイトのグランプリホイールを装着
限定車「アルピーヌA110ツール・ド・コルス75」は、ジョン トゥルヌソルとノワール プロフォンメタリックの専用2トーンカラーに専用デカール、ブリリアントホワイトのグランプリホイールを装着する。
このカラーリングは1975年のラリーツール・ド・コルスを戦った先代「アルピーヌA110」をイメージさせるカラーリングだ。
地中海に浮かぶフランスのコルシカ島は、世界的なラリーの開催地としても有名で、1956年に初開催されたラリーツール・ド・コルスは、「1万のコーナーを持つラリー」と言われるほど延々と続くコーナーが特徴だ。
先代「アルピーヌA110」は、このラリーで1968年、1970年、1972年、1973年と4回もの優勝を遂げているが、多くの人々の記憶に強く残っているのは、アルピーヌが激闘の末に2位となった1975年のラリーツール・ド・コルスだ。
77台が出走し、完走は22台という厳しいレースとなった1975年のラリーツール・ド・コルスにおいて「アルピーヌA110」は、ランチア・ストラトスHFと優勝争いを行い、なんと最終スペシャルステージで決着。「アルピーヌA110」は最終セクター手前で5秒から30秒の差をつけられたが、この最終戦では両者とも同タイムをマークし、アルピーヌは表彰台の最上段に32秒差まで迫ったが2位でフィニッシュというラリーだった。
この時の黄色を基調としたカラーリングは、ル・マンで優勝した「A422B」や最初のF1マシンである「RS01」にも引き継がれ、アルピーヌ/ルノーのモータースポーツ史上非常に重要なカラーとなっている。
フランス本国では6月17日に発表されており、限定150台で販売されている。日本での販売台数は不明だが、独特のカラーリングとラリーへの期待感を演出する専用デカールなどレア度はかなり高い1台に仕上がっている。
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