Hyundai IONIQ 6が3賞を独占!【ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー】【ワールド・エレクトリック・ビークル】【ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー】

ニューヨーク国際オートショー( New York International Auto Show、NYIAS)で開催されたセレモニーにおいて、ワールド・カー・アワードの結果が発表され、Hyundai IONIQ 6が3つの賞を受賞した。

●文:月刊自家用車編集部

Hyundai IONIQ 6が世界を代表する1台に

32ヶ国100名の自動車ジャーナリストからなる審査員が、2022年に発売された上位3台のファイナリストの中からIONIQ 6を選んだ。Hyundaiは、ワールド・カー・アワードで2年連続の3冠を達成。昨年は、IONIQ 5で同賞を獲得している。

これを受け、Hyundai Motor Companyの張在勳(チャン・ジェフン)社長兼最高経営責任者はこう述べている。

「IONIQ 6のようなEVを市場に送り出したHyundai Motor Company全員の多大な才能と絶え間ない努力が認められ、2年連続でこの名誉ある賞を受賞することができました。この栄誉は、自動車の電動化のグローバルリーダーを目指す私たちの取り組みを強化し、スマートモビリティソリューションのプロバイダーとしての当社の尽力を勇気づけます」

また、取締役副社長兼Hyundaiグローバルデザインセンター長のイ・サンヨプ氏は下記のようにコメントしている。

「常にお客様と感情的なレベルでつながることを望んでいる私たちは、IONIQ 6によって比類のないデザインを生み出しました。大胆な流線型のスタイリングは、強いエモーショナルな魅力と空力効率を組み合わせて、抜群の航続距離を実現しています。私たちは、気を配った空間と落ち着いた機能を提供するパーソナルスタジオの創出を目指しており、それはEVのデザイン性も高めると信じています」

IONIQ 6は、HyundaiのEV専用ブランド「IONIQ」の2番目のモデルだ。専用のE-GMP(Electric-Global Modular Platform)アーキテクチャーを最大限に活用し、わずか18分で10~80%の充電が可能な800V超高速充電機能と、広々としたインテリアが魅力。

空気抵抗係数がわずか0.21のIONIQ 6は、市場でも空力効率とエネルギー効率が最も高いEVのひとつ。このElectrified Streamlinerは、1回の充電で614kmの航続距離(WLTP)を誇る。18インチタイヤを装着した標準仕様の2WD車は、エネルギー消費量(WLTP)13.9kWh/100kmを実現している。

IONIQ 6の多数の機能には、V2L(Vehicle-to-Load)テクノロジー、運転支援システム、OTA(Over-the-Air)ソフトウェアアップデートによる高度なコネクティビティが含まれており、究極の車内体験をすることができる。人間工学に基づいた広々としたインテリアは、2,950mmの長いホイールベースを最大限に活かし、デュアルカラーアンビエントライティング、スピードシンクロライティング、EVパフォーマンスチューンアップ、エレクトリックアクティブサウンドデザイン(e-ASD)など、Eモビリティ体験を向上させるための様々な機能を備えるのだ。

ワールド・カー・パーソン・オブ・ザ・イヤーにはイ・サンヨプ氏が

ワールド・カー・アワードの審査員は今年、Hyundai IONIQ 6、新型KONA、N Vision 74ローリングラボなど、2022年に発表された最も魅力的で革新的なコンセプトカーと量産車への重要な貢献により、イ・サンヨプを2023年のワールド・カー・パーソン・オブ・ザ・イヤーに選出しました。

IONIQ 6は、ここ数ヶ月の間にも、2023年GQカー・アワードの「サルーン・オブ・ザ・イヤー」、Le Guide de l’auto主催の「ニュー・カー・オブ・ザ・イヤー」など、名誉ある賞を受賞しています。さらに、ユーロNCAPの「ラージファミリーカー」カテゴリーの5つ星の安全評価と「ベストインクラス」を獲得しました。

今回のIONIQブランドの受賞は、電動化戦略を加速させて世界をリードするEVメーカーを目指すHyundaiの取り組みに活力を与えた形になる。

Hyundaiは、2030年までに高級ブランド「Genesis」を含む17モデルの新型BEVを投入する計画で、2030年までに世界のBEVの年間販売台数を187万台に引き上げることを目指している。

なお、Hyundai Mobility Japanは受賞を記念し、試乗および展示を目的にIONIQ 6 2台を日本に試験輸入する予定としている。※IONIQ 6 の日本での正式導入・販売は未定。

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