
アウディ ジャパンは、Audi TTの生産終了を記念して、アウディのプレミアムコンパクトスポーツクーペの限定モデルAudi TT Coupé final editionを発表。全国のアウディ正規ディーラーを通じて販売開始した。
●文:月刊自家用車編集部
TTシリーズ最終章の記念した限定版
プレミアムコンパクトスポーツクーペAudi TTは、アウディのデザインアイコンモデルとして1998年に初代登場以来、3世代に渡って進化を続けてきたモデル。TTはその独創的なデザインにより、世界中のコンパクトクーペに大きな影響を与えてきた。TTシリーズの導入からおよそ四半世紀が経過、依然として強い個性を放ちながらも、いよいよその歴史の最終章を迎え、生産を終了する。
今回のAudi TT Coupé final editionは、先に発表された「ラグジュアリースポーツ」をテーマに、ダイナミックかつエレガントに仕上げた限定モデルAudi TTS Coupé memorial editionに続き、人気の高いコンフォートパッケージ、S lineパッケージ、ブラックAudi rings &ブラックスタイリングパッケージ、RSデザインパッケージの4つのパッケージオプション、ならびに20インチホイールを標準装備することにより、TTのスポーティでアグレッシブなキャラクターをレーシーに極め、かつてない高揚と感動をもたらす記念限定モデルとなっている。
ベースはAudi TT Coupé 45 TFSI quattro
今回のモデルのベースとなるのは、Audi TT Coupé 45 TFSI quattroだ。スポーツモデルにふさわしい軽量かつ高剛性なアルミニウムとスチールの複合構造ASF(アウディスペースフレーム)のボディに、最高出力245PS、最大トルク370Nmを発揮する2.0ℓ直噴ガソリンターボエンジンを搭載。高効率な7速Sトロニックトランスミッションとquattro(クワトロ)4輪駆動システムを組み合わせている。さらに、走行状況に応じて減衰力を制御するオプションのアウディマグネティックライドを搭載し、あらゆる路面状況で、ダイナミックで快適な走りを楽しむことができる。
エクステリアは、精悍なブラックでディテールを統一。S lineパッケージ、ブラックAudi rings &ブラックハイグロススタイリングパッケージ、RSデザインのリヤスポイラーやAudi Sport製20インチアルミホイール10Yスポークデザインブラックポリッシュト9J x 20 255 30、カラードブレーキキャリパー(レッド)やブラックテールパイプ、Audi Ringsデコラティブフィルムを装備して、スポーティでアグレッシブな印象を高めている。
一方インテリアには、ビビッドなアクセントカラーを施し、スポーティな雰囲気と質感の高さが絶妙に調和。RSデザインパッケージにより、ダイヤモンドパターンのアルカンターラとレザーを組み合わせたSスポーツシートにボディカラーに合わせてレッドまたはブルーのカラーステッチとシートサイドパネルを設定。シートベルトエッジ、エアコンのインナーリングとセンターコンソールパネルも同様にカラーリングし、インテリア全体をコーディネートしている。センターマーカー付きRSステアリングホイールやレザー仕様のドアアームレストとセンターコンソール、アルカンターラ素材のシフトノブをセレクトし、センターレブカウンター表示のスポーツモードを有するバーチャルコックピットプラスを採用。このように多くの特別装備を備えている。
これらに加えて、コンフォートパッケージ(シートヒーター(フロント)、センターアームレスト、アウディサイドアシスト、アウディパーキングシステム(フロント/リヤ)、リヤビューカメラ、アウディホールドアシスト、エクステンデッドアルミニウムルックインテリア)やマトリクスLEDヘッドライト、クルーズコントロール、プライバシーガラスなどの人気オプションアイテム、パッケージを標準装備としている。
ボディカラーは、グレイシアホワイトメタリック、クロノスグレーメタリック、タンゴレッドメタリック、ターボブルーの4色を設定。限定台数合計200台で販売される。
記念特典付きオンラインセールスも!
今回のAudi TT Coupé final editionは、限定台数合計200台のうち、タンゴレッド25台とターボブルー25台は、オンラインで予約販売を行う。オンラインでの成約記念特典として、限定50足の「Audi × Onitsuka Tiger コラボレーションスニーカー」をプレゼント。
シューズのアッパーには上質な日本製レザーを採用し、刺繍で表現されたオニツカタイガーストライプが洗練された印象を演出。サイドにはTTのロゴをメタルパーツで表現し、かかと部のクロスパーツには、オンライン限定カラーのタンゴレッドとターボブルーをイメージしたカラーを採用している。 またドライビングシューズや1970年代のレスリングシューズなどから着想を得たユニークなソールは、薄底でスタイリッシュな見た目ながらも、ミッドソールには反発性に優れた素材を採用。さらに中敷はクッション性に優れた素材とすることで、快適な履き心地を追求した一足となっている。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(アウディ)
ディーゼルターボにも新開発ハイブリッドを搭載。燃費性能が大きく向上 アウディA5/A5アバントシリーズは、初代発売から30年を超えてベストセラーとなっているアウディA4の成功の歴史を引き継ぐ新しいモデ[…]
ドイツ・インゴルシュタットの本社工場で生産される初の電気自動車 アウディQ6 e-tronシリーズは、ポルシェとの共同開発から生まれた次世代電動SUV。卓越した走行性能に加え、最長672km(SQ6 […]
内燃機車用プラットフォームPPCを初採用した新世代アウディのキーモデル 現在アウディは、同社が掲げる電動化戦略に沿ってモデルレンジの再構築を行っているが、今回導入される新型A5シリーズは、従来のA4を[…]
インターフェイスの刷新で、商品力を大幅に強化 今回実施されるアップデートでは、全モデルに新しいインフォテインメントシステム「MIB3」を搭載。 このシステムは、アウディ独自のインフォテインメントシステ[…]
パワフルなクリーンディーゼルモデル「40 TDI quattro」を新設定 今回実施されるアップデートでは、新たに「40 TDI quattro」を新設定。搭載されるクリーンディーゼル2.0 TDIエ[…]
最新の関連記事(クーペ)
規制の逆風の中、速さを誇ったREスポーツ 2ローターのロータリーエンジン(RE)を積んだコスモスポーツを世に送り出して以降、マツダはロータリー車のバリエーションを増やし、1970年代を「ロータリゼーシ[…]
1989年「レクサス」誕生。最初は「LS」と「ES」の2本立て レクサスの最初の商品は、日本では初代セルシオとして販売されたLSと、カムリのV6エンジン車、プロミネントがベースのES。LSの完成度と比[…]
クーペこそ若者クルマの象徴だった 「クーペ」と聞いて胸をときめかせるのは、年配の人ばかりかもしれません。今の子供たちにクルマの絵を描かせると、四角いハコに車輪のついたミニバンばかりになるといいます。で[…]
次世代e:HEVを採用した、最新ハイブリッドスポーツ 1978年にミドルサイズのクーペとして誕生した「プレリュード」は、2001年の五代目の販売終了によって長らくラインナップから消滅していたが、202[…]
日本車が手本とした、美を優先する伊デザイン。その代表が117クーペ 日本において、商品のデザインが売れ行きを大きく左右することに最初に気づいたのは、松下電器器具製作所(後の松下電器産業、現パナソニック[…]
人気記事ランキング(全体)
たった1秒でサンシェード。ロール式で驚きの簡単操作 ワンタッチサンシェードは、サンバイザーにベルトで固定しておけば、あとはシェードを引き下ろすだけ。駐車するたびに取り出す必要はない。収納もワンタッチで[…]
朝の目覚めは“二階ベッド”でロッジ泊気分 夜になれば、ベッドに横になったまま星空を眺めることもできる。天井高は180センチを超え、車内で立って着替えや調理もこなせるから、車中泊でもストレスは少ない。リ[…]
5年の歳月をかけて完成した独自処方のオイル系レジンコーティング カーメイトは2020年から、SUVの黒樹脂パーツの保護と美観維持に特化したコーティング剤の開発に着手した。黒樹脂パーツは表面の質感が独特[…]
大阪オートメッセでお披露目されたDパーツが、待望の製品化 今回発売されるカスタムパーツは、2025年2月に開催された大阪オートメッセのエーモンブースにて初お披露目された、新ブランド「BANDIERA([…]
ベッド展開不要の快適な生活空間 全長5380mm、全幅1880mm、全高2380mmという大型バンコンでありながら、その中身は大人二人、あるいは二人+ペットでの旅にフォーカスされている。7名乗車・大人[…]
最新の投稿記事(全体)
強烈な日差しも怖くない。傘のように開いて一瞬で守るサンシェード その名の通り、まるで傘のようにワンタッチで開閉できる設計。傘骨にはグラスファイバーやステンレスなどの丈夫な素材を使用し、耐久性と軽さを両[…]
単なるドリンクホルダーではない、1つで二役をこなすスグレモノ 車内でドリンクを飲む機会が増えるこのシーズン。標準装備のドリンクホルダーもあるものの、複数のドリンクを飲みたい場合や、乗車人数が多い場合な[…]
雨の日のサイドミラー、見えなくて困った経験 雨の日のドライブで、サイドミラーがびっしりと水滴で覆われてしまい、後方がまったく見えなくなることがある。特に市街地での右左折や、駐車場からのバックなど、後続[…]
ハイエースの常識を変える。“大人2段ベッド”の実力 ハイエースのスーパーロング・ワイド・ハイルーフは確かに広い。しかし全長が5mを超えるため、都市部では駐車場に収まらないことも多い。スーパーロングでな[…]
自分では気をつけていても、同乗者までは注意できない… どれだけ丁寧に扱っていても、どうしてもキズがつきがちなのが、車のドアの下部ではないだろうか? 乗降の際に足で蹴ってしまって、泥やキズが残ってしまい[…]
- 1
- 2