現地時間2023年5月30日、米国トヨタは新型3列シートSUV「グランドハイランダー」の価格と2023年夏からの発売開始を発表した。現地の車両本体価格は43,070ドル(約602万円)〜58,125ドル(約812万円)。
●文:月刊自家用車編集部
上級グレードには362馬力のハイブリッドMAXシステムを搭載
新型3列シートSUV「グランドハイランダー」は、5月9日に米国レクサスがティザー画像を公開した新型SUV「TX」がプラットフォームを共有すると考えられているモデル。先に米国で2月8日にワールドプレミアされているが、今回、2023年夏からの発売開始と希望小売価格が発表された。
希望小売価格は、2.4Lガソリンターボエンジンモデルで43,070ドル(約602万円)から、2.5Lガソリンエンジン+ハイブリッドモデルで44,670ドル(約624万円)から、ハイブリッドMAXモデルで54,040ドル(約755万円)からとなっている。最上級グレードのPlatinum Hybrid MAXグレードで58,125ドル(約812万円)となる。
「グランドハイランダー」は、最高出力265hpを発生する2.4Lガソリンターボエンジンと最高出力245hpを発生する2.5Lガソリンエンジン+ハイブリッド、最高出力362hpを発生する2.4Lガソリンターボエンジン+ハイブリッドのハイブリッドMAXという3つのパワートレーンラインアップを持つ。
すべてのパワートレインに全輪駆動(AWD)を設定し、2.4Lガソリンターボエンジンと2.5Lハイブリッドにはオプションとなる。ハイブリッドMAXはAWDが全車標準だ。ガソリン車のAWDとハイブリッドMAXには、3つのモード(マッド&サンド、ロック&ダート、スノー)を備えたマルチテレインセレクトを設定。オンロードとオフロードの走破性をさらに高めている。
ハイブリッドMAXは、リアにeAxleを搭載し前後輪にパワーを供給するシステムで、6速オートマチックトランスミッションが組み合わされる。日本市場においてクラウンクロスオーバーやレクサスRXに搭載されているシステムだ。
ボディサイズは全長5116mm、全幅1989mm、全高1781mm、ホイールベース2949mmで、改良型TNGA-Kプラットフォームし、広々とした室内空間を実現。エクステリアデザインは、台形のハンマーヘッドフロントグリルや20インチホイールを採用し、ベースとなったハイランダーのフォルムを踏襲しながらも全く新しいデザインとしている。
インテリアは、ソフトパッド入りのインストルメントパネルを採用。センターコンソールには、リッドの開閉に関係なく使用できる運転席・助手席独立型のアームレストを採用する。3列目は大人でも余裕を持って座れるサイズで、後方にはスーツケース7個を収納できる余裕のあるラゲッジスペースを確保している。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(輸入車/外国車)
進化した「M256M」ユニットに、電動モーターとリチウムイオン電池をプラス 今回リリースされる「メルセデス AMG E 53 ハイブリッド 4マチック+ (PHEV)」(=以後E 53 ハイブリッドと[…]
フィアットブランドの遊べるクルマ「ドブロ」最新モデルを導入 フィアットのMPV(マルチパーパスビークル)となる「ドブロ」シリーズが、国内導入されたのは2023年5月のこと。全長4405mmの標準ボディ[…]
インターフェイスの刷新で、商品力を大幅に強化 今回実施されるアップデートでは、全モデルに新しいインフォテインメントシステム「MIB3」を搭載。 このシステムは、アウディ独自のインフォテインメントシステ[…]
パワフルなクリーンディーゼルモデル「40 TDI quattro」を新設定 今回実施されるアップデートでは、新たに「40 TDI quattro」を新設定。搭載されるクリーンディーゼル2.0 TDIエ[…]
ハイブリッドシステムに同社初の”電動ターボ”を搭載 10月17日、マラネッロより発表されたブランニューモデルがF80。GTO、F40、ラフェラーリなどと同じく”スペチアーレ”=スペシャルモデルと定義さ[…]
最新の関連記事(SUV)
新グレード「XD SP」と特別仕様車「XD-HYBRID Trekker」を追加 今回実施される商品改良では、ハンドリングの良さはそのままに乗り心地の向上を施したほか、スポーティイメージを強めた新グレ[…]
インターフェイスの刷新で、商品力を大幅に強化 今回実施されるアップデートでは、全モデルに新しいインフォテインメントシステム「MIB3」を搭載。 このシステムは、アウディ独自のインフォテインメントシステ[…]
キャデラックの最新デザインランゲージを採用 「キャデラック XT4」は、コンパクトSUVセグメントにおけるキャデラックの戦略的モデル。2021年に国内導入されているが、今回の導入される最新モデルでは、[…]
パワフルなクリーンディーゼルモデル「40 TDI quattro」を新設定 今回実施されるアップデートでは、新たに「40 TDI quattro」を新設定。搭載されるクリーンディーゼル2.0 TDIエ[…]
RAV4 モデル概要:プレミアムキャラの強化でイメージ一新、トヨタ自慢のミドルSUV 現行型は5代目となるモデルで、国内向けのモデルとしては2005年に登場した3代目以来の復活になる。その開発コンセプ[…]
人気記事ランキング(全体)
車載ジャッキの使い方の基本 ジャッキというと、車載ジャッキを思い浮かべるビギナーは多いハズ。しかし、車載ジャッキはあくまでパンクのときなどのための応急用であり基本的にメンテナンスでは使用してはならない[…]
車内を暖かく! カーエアコンの正しい使い方とは? 車内を快適な温度に保つために必要な、カーエアコンの正しい使い方を4つのポイントから見ていきましょう。 まずひとつ目のポイントは、カーエアコンの起動タイ[…]
フロントガラスが曇る原因や時期を知っておこう フロントガラスの曇りは視界を妨げるだけでなく、悪天候/夜間など視認性が低下する状況では特に運転の安全性に影響を与えます。 フロントガラスが曇る主な原因は、[…]
ベース車両はマツダのボンゴバン ベースとなる車両はマツダのボンゴバン。ボンゴバンは、コンパクトなボディサイズでありながら、広々とした室内空間を持ち、多くのユーザーから支持を得ている。に質のフロア長は1[…]
ベース車両はホンダのフリード ベースとなる車両はホンダのフリード。街乗りでも違和感がないうえに、広い車内スペースが、アウトドアでも大活躍する車だ。 小回りが効くサイズ感で運転しやすいフリード。しかしな[…]
最新の投稿記事(全体)
ベース車両はホンダN-VAN ベースとなる車両はホンダのN-VAN。積載性を重視した作りである一方で、最新のNシリーズらしい走りの質の高さが特徴だ。 N-BOX(2代目)譲りのプラットフォームやパワー[…]
運転免許証が有効である理由について 運転免許証は、免許試験合格後に交付される公的な証明書です。試験に合格するには、運転技術の評価だけでなく、身元確認書類を提出し、顔写真を撮影するなどの手続きも必要にな[…]
電波法関連法令の改正で、一部のETC車載器が使えなくなる ETC(Electronic Toll Collection System)とは、有料道路料金回収自動システムのことで、2001年より全国で運[…]
情熱と創意工夫で一歩一歩進化していった日産のスポーツカー開発 スポーツカーは、自動車メーカーにとっては悩ましい商品だ。自社のブランドイメージを向上させる看板としては魅力的だが、儲けにはならない。高度な[…]
ネットで見つけた蓄光キーホルダーを購入。その明るさにビックリ クルマに限らず、カギ類をしばしばロストしてしまうという人、あなたの周りにもいるのではないだろうか? 自宅など、限られたスペースで見失ったの[…]
- 1
- 2