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ジャガー・クラシックは、アイコニックなモデルである「E-TYPE」のレースでの初勝利を称え、2台1組、7組限定の「E-TYPE ZP COLLECTION」を製作する。
●文:月刊自家用車編集部
ドロップヘッドクーペとフィックスドヘッドクーペの2台1組で構成
「E-TYPE ZP COLLECTION」は、優勝したオリジナルのレース車両からインスピレーションを得たカラーリングを採用し、ドロップヘッドクーペとフィックスドヘッドクーペの2台1組で構成。英国コベントリーのジャガー・クラシック・ワークスのエキスパートたちが包括的なレストア作業を行う。
インスピレーションの源となった2台のレースカーは、それぞれ「ECD 400」と「BUY 1」という登録番号で、1960年代にグラハム・ヒルとロイ・サルバドーリがドライバーを務めた。
「E-TYPE ZP COLLECTION」の特徴は、「E-TYPE」のレースの伝統を記念する専用ディテールの数々と、現代的なクルマとしての使いやすさを備えている点だ。
各モデルには、記念エンブレム、英国のトップレザーメーカーであるブリッジ・オブ・ウィアー社(Bridge of Weir Leather Company)のソフトレザーを採用したインテリア、アーティストのジョニー“キング・ナード”ダウェル(Johnny “King Nerd” Dowell)によるビスポークのアルミニウムコンソールパネルをはじめとする専用アイテムを装備。
当時のドライバーが着用していたオリジナルのヘルメットを再現するため、1950年代からヘルメットを作り続けているエバーオークのビル・ヴェロ(Bill Vero)がハンドメイドしたヘルメットを、ジャガー・クラシックのトリムエキスパートが特別に作成したバッグに入れて提供。
3.8リッター直列 6気筒XKエンジンと、ジャガー・クラシックがこのモデル専用に開発したクロスレシオ5速マニュアル・トランスミッションを搭載する。
また2023年後半、ジャガーのSV BESPOKEパーソナライゼーションチームは「E-TYPE ZP COLLECTION」にインスピレーションを得た限定モデルとして「F-TYPE ZP EDITION」を発表予定。このモデルは、5.0リッター V型8気筒 スーパーチャージドエンジンを搭載した最後のジャガーのスポーツカーとなる。この限定モデルのうち14台は「E-TYPE ZP COLLECTION」を購入したオーナーのために割り当てられる。これにより、今後二度と再現されることのないカルテッドが誕生することとなる。
ジャガーは、2025年からモダンラグジュアリーな電気自動車(EV)専門ブランドへと変革を遂げることを掲げている。これにより、1935年にウィリアム・ライオンズ卿が設立したジャガー・ブランドのエキサイティングな新しい扉が開かれるだろう。
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