
米国スバルは、現地時間の2023年6月15日に3列シートSUV「アセント」2024年モデルの価格を発表した。価格は34,195ドル(約486万円)から。先進安全装備や駐車モニターを強化している。
●文:月刊自家用車編集部
強化された最新版「アイサイト」はステレオカメラと連動するワイドアングルモノカメラを標準装備
「アセント」は米国市場で販売される大型3列シートSUVで日本未導入モデル。現行型は、2.4L水平対向4気筒ターボガソリンエンジンを搭載。最高出力260PS/最大トルク376Nmを発生する。トランスミッションには8速マニュアルモードが組み合わされるリニアトロニックCVTだ。最大2.27トン(5,000ポンド)の牽引力を持ち、牽引時の車両安定性を確保するTSA(トレーラースタビリティアシスト)を標準装備している。
グレード構成は、ベース、プレミアム、オニキスエディション、オニキスエディションリミテッド、リミテッド、ツーリングの6グレードで、乗車定員は7人乗りと8人乗りを設定。価格帯は34,195ドル(約486万円)から48,495ドル(約690万円)となっている。
今回発表された2024年モデルは、強化された最新の運転支援システム「アイサイト」を搭載。より広い視野、最新の制御ソフトウエア、電動ブレーキブースターの追加により、よりスムーズな操作が可能となったほか、「アイサイト」のステレオカメラと連動するワイドアングルモノカメラを全モデルに標準装備している。
安全装備はさらに充実し、レーンチェンジアシスト付ブラインドスポットディテクション、リアクロストラフィックアラート装着車には、時速50マイル(時速約80km以下)の低速走行時にプリクラッシュブレーキと連動して衝突回避を支援する安全機能であるオートエマチックエマージェンシーステアリングを装備した。
室内装備では、Harman Kardon QuantumLogicサラウンドサウンドスピーカーシステム装着車に、ドライバーの声を3列目の乗員に増幅して伝え、車内でのコミュニケーションを向上させるキャビンコネクトを設定。ほかにもワイヤレスApple CarPlay、ワイヤレスAndroid Auto機能を内蔵したSUBARU STARLINK11.6インチマルチメディアプラスシステム標準装備としている。
さらに360度俯瞰できるサラウンドビューモニターを用意。4台のカメラで撮影した画像を合成し、1枚の画像にすることで、駐車時の状況を把握することができる。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(輸入車/外国車)
機能が生み出す官能的なフォルム アルピーヌ A390のデザインは、ひと目でアルピーヌとわかるアイデンティティと、空力性能の徹底的な追求が見事に融合している。全長4615mmの伸びやかなボディは、同社の[…]
1989年「レクサス」誕生。最初は「LS」と「ES」の2本立て レクサスの最初の商品は、日本では初代セルシオとして販売されたLSと、カムリのV6エンジン車、プロミネントがベースのES。LSの完成度と比[…]
現代技術と伝統が融合 ─ ハイブリッドで蘇るヘリテージ ポルシェ911スピリット70のベースとなるのは、高効率なパフォーマンスハイブリッドを搭載した現行の911カレラGTSカブリオレ。新開発の3.6リ[…]
スーパーセダンの最右翼、BMW M5とは? BMW M5セダンは、BMWのMシリーズにおける象徴的な高性能セダンで、1980年代から現在に至るまで、スポーツセダンの中でも際立った存在として認知されてい[…]
走りの魅力はそのままに機能装備を絞り込むことで、リーズナブルなプライスを実現 2018年に国内デビューして以来、卓越したスポーツ性能の高さと先鋭的なイタリアンデザインで人気を集めているSUV「ステルヴ[…]
最新の関連記事(トリビア)
車内を快適に! カーエアコンの正しい使い方とは? 車内を快適な温度に保つために必要な、カーエアコンの正しい使い方を4つのポイントから見ていこう。 まずひとつ目のポイントは、カーエアコンの起動タイミング[…]
世界初のガソリンエンジン車の駆動系 最初の自動車の駆動方式はミッドシップだった 最初の自動車は前輪駆動だった。1769年、蒸気で走る世界初の3輪自動車が現れたが、前1輪を駆動するFF車だった。蒸気機関[…]
1900年初頭、石油ランプからアセチレンランプへ進化 ガソリンエンジンを搭載した自動車が実用化された初期の時代は石油ランプが用いられていた。1900年代に入ると炭化カルシウムと水を反応させて、発生する[…]
電子制御サスペンションは、3つの制御方式に大きく分類される サスペンションに電子制御を持ち込み、走行状態、路面の状況に合わせた最適な乗り心地やアジリティ、スタビリティが得られるものも一部のクルマに採用[…]
リアサスは、固定式リーフスプリングからコイルスプリングへ進化していった 長い間、リアの車軸は固定式で、それをリーフスプリングで支えていた。コイルスプリングが実用化されると、一部の高級車でそれを使うもの[…]
人気記事ランキング(全体)
車内を快適に! カーエアコンの正しい使い方とは? 車内を快適な温度に保つために必要な、カーエアコンの正しい使い方を4つのポイントから見ていこう。 まずひとつ目のポイントは、カーエアコンの起動タイミング[…]
見た目では用途がわかりにくい、意外性のあるカー用品 世の中には多種多様のカー用品があり、奇抜なものから思わずおっと唸ってしまうようなアイテムがたくさんある。カー用品のお店やECサイトでカーグッズを探っ[…]
コンパクトに収まるベース仕様 RS1+のベースとなるのは、スズキ・エブリイワゴン。標準設定としてベッドマット、カロッツェリアの楽ナビ、そして諸費用を含む構成になっている。軽キャンピングカーを求める人に[…]
大人が手にする秘密基地 N-VAN コンポの最大の魅力は、まるで子供の頃に夢見た秘密基地を現実にしたような空間にある。助手席側の大開口部とフラットな床が生み出す自由度は抜群で、サイドオーニングを展開す[…]
全方位型のツインタイプの小型ファン 先日、ヘッドレストに装着するタイプの扇風機を愛車に導入したのだが、ファンとしてはオーソドックスな丸型タイプの扇風機も使う機会があったので、便利そうな2種を紹介してい[…]
最新の投稿記事(全体)
本日9月19日、トヨタ公式の“気になるサイト”がオープンした。詳しい内容についてのアナウンスはまだないが、何といっても目を引くのは並んだ5つのエンブレム。毎日深夜0時に“新たなメッセージ”が届くという[…]
老舗ビルダーが提案する、軽キャンパーの新たな可能性 近年、車中泊やアウトドアブームの隆盛は著しい。都市生活者のストレス増大やリモートワークの普及が、自然回帰への欲求を刺激していると分析される。 こうし[…]
とても機能的!フォグライトの色が切り替えられる! ホンダアクセスは、これまでホンダ車専用の純正アクセサリーとして「LEDフォグライト クリア」と「LEDフォグライト イエロー」の2タイプを設定してきた[…]
仕向け地に合わせて作り分けられた”双生児”の個性 最近では少なくなってきましたが、かつてはいわゆる兄弟車がたくさんありました。トヨタならカローラとスプリンター、日産ならサニーとパルサーとラングレーにロ[…]
憧れの旧車に乗れるだけでも非日常的な体験と言えるが、旧車コミュニティ「Vintage Club by KINTO」がこのほど開催する「博物館キャラバン」はさらに特別な思い出を作ってくれるはず。旧車を「[…]
- 1
- 2