
米国スバルは2023年7月24日に2ドアFRクーペ「BRZ」にSTIチューニングスポーツグレード「SUBARU BRZ tS」を7月23日に開催されたカリフォルニア最大のスバル・エンスージアスト・フェスティバルである「Subiefest 2023」で発表した。発売は2024年早々。価格は今年後半に発表される予定だ。
●文:月刊自家用車編集部
STIチューニングを施した日立Astemo製ダンパーとブレンボ製ブレーキを装備。MT車にもアイサイトを標準装備
今回発表された「SUBARU BRZ tS」。スバルテクニカインターナショナル(STI)が手がけたモデルで、日本向けでは先代「BRZ」にも2013年と2015年に限定販売されていた。
新型「SUBARU BRZ tS」は、STIチューニングを施した日立Astemo製フロント/リアダンパーを装備し、軽量・超低重心・高精度なハンドリングを最大限に引き出すことで、しなやかな走りと優れたコントロール性・安定性を実現したという。
さらに、制動力と耐フェード性、ペダルフィールを向上させる、ゴールド塗装4ピストンフロントキャリパー/ゴールド塗装2ピストンリアキャリパー/大型パッド&ローターを含む高性能ブレンボ製ブレーキシステムを装着。
エクステリアでは、フロントグリルとリアデッキリッドに「tS」のバッジが装着され、ドアミラーとシャークフィンアンテナがクリスタルブラックシリカ仕上げとなる。タイヤ&ホイールは215/40 R18のミシュラン・パイロット・スポーツ4とダークグレー仕上げの18インチアルミホイールの組み合わせだ。
インテリアもフロントシートのボルスター、本革巻ステアリングホイール、シフトブーツ、パーキングブレーキブーツに、「tS」専用のブルーステッチを施したブラックのシート表皮を採用。フロントシートの中央にはブルーのレザーアクセントがあしらわれ、インストルメントパネルのバイザーとドアトリムには、ヌバック調素材を採用する。赤いエンジンスターターボタンと7インチデジタルメータークラスターには、STIのロゴが配置され、「tS」専用レッドのアクセントを加えられる。
また、同時に今回先進安全装備「アイサイト」がマニュアルトランスミッションモデルが「SUBARU BRZ」全モデルに標準装備されることも発表されている。アダプティブクルーズコントロール、プリクラッシュブレーキシステム、車線逸脱・動揺警報、先行車発進お知らせ機能などを搭載される。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(SUBARU BRZ)
故障した回路に関連する気筒のみを休止させる機能を追加 「SUBARU BRZ」は、スバル伝統の水平対向エンジンを搭載したFR(フロントエンジン・リアドライブ)レイアウトのピュアスポーツカー。 2012[…]
スーパー耐久シリーズの知見を取り入れた「SPORT モード」 今回の改良では、スーパー耐久シリーズに参戦している Team SDA Engineering の取り組みで得た知見から生まれた、MT 車専[…]
The Formula One racing. 専用装備を身にまとった「カップカー ベーシック」 SUBARU BRZ「カップカー ベーシック」は、2022年から開催されているワンメイクレース「TOY[…]
MT車向けの「アイサイト」を、スバル車として初採用 今回の改良にあわせて、MT車向けの運転支援システム「アイサイト」をスバル車として初採用。このMT車向けのアイサイトには、MT車の特性に合わせた制御が[…]
よりシャープに、よりフォーカスされた「BRZ」を発表 7月23日に開催されるカリフォルニア最大のスバル・エンスージアスト・フェスティバルである「Subiefest 2023」で発表される新型「BRZ」[…]
最新の関連記事(スバル)
カーボンニュートラルの実験場としてのスーパー耐久 スーパー耐久シリーズでは、メーカーの技術開発車両による参戦のためにST-Qクラスが設けられている。これまでもGRスープラや日産フェアレディZ(RZ34[…]
静粛性の高さを強く実感。ターボは軽快さ、S:HEVは落ち着き感を重視した味付け 用意される3つのグレードは、上級かつ中心グレードとなる「Premium」、唯一のターボグレードとなる「SPORT」、アウ[…]
故障した回路に関連する気筒のみを休止させる機能を追加 「SUBARU BRZ」は、スバル伝統の水平対向エンジンを搭載したFR(フロントエンジン・リアドライブ)レイアウトのピュアスポーツカー。 2012[…]
P-1(すばる1500) 現在の社名の原点ともなった幻の名車 P-1の制作は1951年頃、中島飛行機を母体とする富士精密工業の直4エンジンを搭載した乗用車を、富士自動車工業をはじめとする複数の会社の合[…]
燃費と加速、2つの魅力がさらに高まった最新ターボを搭載 まず「スバルのターボ」と言えば、多くのユーザーが燃費を気にすると思うが、今回の約200kmのドライブで計測したところ、車載計の数値はWLTCモー[…]
人気記事ランキング(全体)
ベッド展開不要の快適な生活空間 全長5380mm、全幅1880mm、全高2380mmという大型バンコンでありながら、その中身は大人二人、あるいは二人+ペットでの旅にフォーカスされている。7名乗車・大人[…]
リアサスは、固定式リーフスプリングからコイルスプリングへ進化していった 長い間、リアの車軸は固定式で、それをリーフスプリングで支えていた。コイルスプリングが実用化されると、一部の高級車でそれを使うもの[…]
快適性を追求した軽キャンの完成形 「ミニチュアクルーズ ATRAI」は、岡モータースが長年にわたり築き上げてきた軽キャンパー製作のノウハウを、現行アトレーのボディに惜しみなく注ぎ込んだ一台である。全長[…]
最新版CarPlay・Android Autoに対応するワイヤレスアダプター スマホと連携して、様々なサービスを使用できるディスプレイオーディオ、接続には大きく分けて、ケーブルを利用する場合とワイヤレ[…]
濡れ物・汚れ物も気にしない。唯一無二の「防水マルチルーム」 イゾラ最大の特徴とも言えるのが、車両後部に備えられた「防水マルチルーム」だ。これはレクビィ独自の装備であり、実用新案登録もされている。アウト[…]
最新の投稿記事(全体)
リアサスは、固定式リーフスプリングからコイルスプリングへ進化していった 長い間、リアの車軸は固定式で、それをリーフスプリングで支えていた。コイルスプリングが実用化されると、一部の高級車でそれを使うもの[…]
ベッド展開不要の快適な生活空間 全長5380mm、全幅1880mm、全高2380mmという大型バンコンでありながら、その中身は大人二人、あるいは二人+ペットでの旅にフォーカスされている。7名乗車・大人[…]
最新改良で新しい外装塗料を採用。美しさと耐久性が向上している 5月に実施された一部改良(7月より改良モデルは発売)では、外装の美しさと耐久性を向上させつつ、原材料費の高騰に対応した価格改定を実施。この[…]
最新改良で2WDモデルを廃止。全車4WDモデルのみのラインナップへ 2024年11月に実施した最新改良では、従来はメーカーオプションだった機能の一部グレードで標準装備化が図られた。 具体的には、Xグレ[…]
デッドスペースにジャストフィット! 車内の温度較差を解消! 暑いシーズンのドライブは、車内の環境がシビアになりがち。炎天下に駐車後に乗り込む際や、夏場の渋滞中など、クーラーだけではなかなか車内温度が下[…]
- 1
- 2