スバルは、「SUBARU BRZ」の一部改良モデルを発表。さらに新規設定グレードとして、スポーティさに磨きをかけた「STI Sport」グレードも追加する。改良モデルの販売価格は、330万~381万7000円。なお、BRZの一部改良モデルは、2023年9月24日に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される「FUJI 86/BRZ STYLE 2023」に展示される。
●まとめ:月刊自家用車編集部
MT車向けの「アイサイト」を、スバル車として初採用
今回の改良にあわせて、MT車向けの運転支援システム「アイサイト」をスバル車として初採用。このMT車向けのアイサイトには、MT車の特性に合わせた制御が施されており、リアルワールドの幅広いシーンで安定した動作を実現することで、運転する愉しさと安心を高い次元で両立しているという。ほかには、VDC (ビークルダイナミクスコントロール)の制御も最適化された。
「STIスポーツ」は専用サスチューンで、ハンドリング性能を強化
また新規設定グレードとして、上質さとさらなるスポーティさを付加した「STI Sport」を追加。価格は6速MT車が376万2000円、6速AT車が381万7000円。
装備機能の特徴としては、足まわりはSTIチューニングによる専用サスペンションを装備し、さらにステアリング切り始めから内輪の横力を引き出すダンパーセッティングを施すことで、より応答性の高いハンドリング性能を実現。またフロントサスペンションには、周波数応答型の「STIチューニング 日立Astemo製 SFRDフロントダンパー」を採用することで、快適な乗り心地と俊敏でスポーティな走りを両立しているという。メーカーオプションで、ゴールドキャリパーのブレンボ製17インチフロント&リヤベンチレーテッドディスクブレーキを選択することも可能だ。
内外装も特別仕立てで、大人の上質なスポーツカーを目指す
STIスポーツのエクステリアは、ドアミラーやルーフアンテナをブラック化し、ヘッドランプ内エクステンションのBRZロゴカラーをチェリーレッド化。光輝感の高いダークメタリックの18インチアルミホイールも装着。スポーティなイメージを強めている。インテリアは、ボルドーブラックで仕立てたウルトラスエードと本革のシートや、ダークキャストメタリック加飾パーツを採用することで、「大人の上質なスポーツカー」にふさわしいキャビン質感を実現している。
【SUBARU BRZ の主な改良点】
・MT 車 へのアイサイト標準装備
・VDC (ビークルダイナミクスコントロール)の制御を最適化
・Rグレード装着の17インチタイヤの新パターンタイヤ採用
【STI Sportグレードの主な仕様】
◼足回り/メカニズム
STI チューニング日立Astemo製SFRDフロントダンパー
STI チューニングリヤダンパー
215/40R18 ハイパフォーマンスタイヤ&18インチアルミホイール(ダークメタリック)
brembo製17インチフロント&リヤベンチレーテッドディスクブレーキ(ゴールドキャリパー)(メーカー装着オプション)
◼エクステリア
フルLEDヘッドランプ(「 BRZ」チェリーレッドレターマーク付き)
電動格納式リモコンドアミラー(クリスタルブラック・シリカ)
ルーフアンテナ(シャークフィンタイプ、クリスタルブラック・シリカ)
STI エンブレム(フロント&リヤ)
◼インテリア
BOXERメーター(ボルドーリング加飾、STIロゴ入り)
ウルトラスエード本革シート(ブラックボルドー、レッドステッチ ブラックアクセント +STIロゴ入り)
シフト回り加飾(ダークキャストメタリック)
ヒーターコントロールダイヤル&スイッチ(ダークキャストメタリック)
プッシュエンジンスイッチ(STIロゴ入り、レッドタイプ)
メーターバイザー&ドアトリム ショルダーパッド(ブランノーブ表皮巻+レッドステッチ)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(SUBARU BRZ)
スーパー耐久シリーズの知見を取り入れた「SPORT モード」 今回の改良では、スーパー耐久シリーズに参戦している Team SDA Engineering の取り組みで得た知見から生まれた、MT 車専[…]
The Formula One racing. 専用装備を身にまとった「カップカー ベーシック」 SUBARU BRZ「カップカー ベーシック」は、2022年から開催されているワンメイクレース「TOY[…]
新型「SUBARU BRZ tS」の詳細情報はこちら STIチューニングを施した日立Astemo製ダンパーとブレンボ製ブレーキを装備。MT車にもアイサイトを標準装備 今回発表された「SUBARU BR[…]
よりシャープに、よりフォーカスされた「BRZ」を発表 7月23日に開催されるカリフォルニア最大のスバル・エンスージアスト・フェスティバルである「Subiefest 2023」で発表される新型「BRZ」[…]
マニュアルトランスミッション車向けアイサイト(イメージ) AT向け「アイサイト」をベースに、MT車の特性に合わせた制御を施して、運転する愉しさと安心を高い次元で両立 今まで、マニュアルトランスミッショ[…]
最新の関連記事(スバル)
1:トヨタ ハリアー[30系/2代目] デビュー:2003年2月 都市型SUVというジャンルを切り拓いた「ハリアー(初代)」の後継モデルとしてデビュー。 初代モデルが掲げた「高級サルーンの基本性能を備[…]
モデル名は、力強さと俊足イメージを兼ね備えた「インドの鹿」が由来 1958年に登場するやいなや空前のヒットモデルとして国民車のポジションに上り詰めたスバル360には、ほぼ平行して開発が進められた極めて[…]
STIのチューニングが濃密に注がれた、希少な2ペダルスポーツセダン スバルのモータースポーツ統括会社、STI(スバルテクニカインターナショナル)の手になる限定コンプリート車は、今やオートサロンの名物の[…]
スバル自慢の正統派ステーションワゴン。2023年にはSUV色を強めたレイバックも追加 2020年秋にデビューした現行レヴォーグは、レガシィの系譜を受け継ぐステーションワゴン。走りの良さや充実の装備機能[…]
熱い期待を受けて登場したスバル360の後継モデル 1969年8月にデビューした「R-2」のキャッチコピーは「ハードミニ」。やわらかい丸みを帯びたデザインは当時の軽自動車市場の中にあっても個性を感じさせ[…]
人気記事ランキング(全体)
釣り具の大型展示会「釣りフェス2025」で見かけた超レア車 さる2025年1月17〜29日、パシフィコ横浜で釣り具の大型展示会が開催された。このイベントは、毎年行われており、最新の釣り具の展示や人気の[…]
スズキブースのメイン車両として展示されていたフロンクス 東京オートサロンは、カスタマイズが施されたクルマを中心に展示されるイベントで、日本全国のカスタムショップやパーツメーカーなど、多種多様な展示があ[…]
大パワーはなくとも、運転の楽しさを教えてくれた 最近は、新型車の最高出力の数字が話題になることはめったにない。目の肥えた現代のクルマ好きには、最高出力はクルマの能力のひとつの指標に過ぎず、大切なのは扱[…]
トヨタ スープラ[A80] 概要 1993年5月、日本国内向けとしては2代目(先にスープラの名前が使用されていた海外向けでは4代目)として誕生した、トヨタ スープラ。 この2代目は、新時代の「スポーツ[…]
IS500にブラック/ホワイト/フレアレッド3色の本革シートをメーカーオプションとして設定 ISは1999年の初代モデルのデビュー時より、クルマの操る楽しさを追求している、FR駆動のスポーツセダン。現[…]
最新の投稿記事(全体)
ケータハムのブースで目を引いた「セブン170R」 こちらのセブン170Rは現在生産されているケータハム車両の最軽量モデルだ。全長は3,100mm、全幅が1,470mm。エンジンも658ccということで[…]
「東京オートサロン2025」で日本初披露されたe-SUV 国内導入が発表された「BYD SEALION 7」は、1月の「東京オートサロン2025」で日本初披露されたクロスオーバーe-SUV。海洋生物の[…]
高精細カメラとの接続も良好 データシステムでは、カメラ映像表示に適した製品として、5インチ(ワイドサイズ)モニターを販売しているが、新発売となる「7インチ車載モニター(SSM-W7.0)」は、画面が高[…]
トヨタ スープラ[A80] 概要 1993年5月、日本国内向けとしては2代目(先にスープラの名前が使用されていた海外向けでは4代目)として誕生した、トヨタ スープラ。 この2代目は、新時代の「スポーツ[…]
釣り具の大型展示会「釣りフェス2025」で見かけた超レア車 さる2025年1月17〜29日、パシフィコ横浜で釣り具の大型展示会が開催された。このイベントは、毎年行われており、最新の釣り具の展示や人気の[…]
- 1
- 2