
レクサスは、2023年7月27日にラグジュアリークロスバーSUVの「RX」に、2.5Lハイブリッドシステム搭載の「RX350h」を追加し、同日から販売を開始した。同時に一部改良も行われた。車両本体価格は666万円〜901万円(RX350hは、2WDが758万円。AWDが796万円)。
●文:月刊自家用車編集部
2WD車でWLTCモード20.2㎞/L。ハイブリッド駆動用電池の性能を向上し、駆動力特性を見直した新制御を導入
2.5Lハイブリッドシステム
今回追加された「RX350h」は、「RX」のグレード構成において2.4L直4ガソリンターボエンジンを搭載する「RX350」とプラグインハイブリッドシステムを搭載する「RX450h+」の間に位置するモデルだ。
最高出力190PS/最大トルク243Nmを発生するA25A-FXS型2.5L直4ガソリンエンジンに最高出力134kW/最大トルク270Nmのモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載する。AWDも設定され、最高出力40kW/最大トルク121Nmのリアモーターを搭載した電気式4WDとなる。WLTCモード燃費は2WD車が20.2㎞/L、AWD車が18.7㎞/Lとなっている。
電池性能を向上させた駆動用電池、駆動力特性を見直したハイブリッドシステム制御により、気持ちの良い走りと低燃費を高次元で実現したという。AWD車は、前後駆動力配分を100:0~20:80の間で緻密に制御し、発進時の加速性能と高い旋回安定性を両立した。
また、全グレード対象の一部改良では、RX350にもAdvanced Parkにリモート機能を追加(RX350“version L”に標準装備、RX350“F SPORT”はオプション設定)とし、先進安全装備を充実させ、インテリアイルミパッケージは、足元以外の減光制御を抑制し、アンビエントライトの改良を行った。さらに充電可能エリア拡大など充電機能を向上させたスマートフォン用ワイヤレス充電器を新採用した。
■RX350h 主要諸元
・全長×全幅×全高:4890mm×1920mm×1700mm
・ホイールベース:2850mm
・パワートレーン:2.5L直列4気筒ハイブリッドシステム[FF/AWD]
・タイヤサイズ:235/50R21
・車両重量※:1940kg(2WD)/2010kg(AWD)
・エンジン最高出力:140kW[190PS]/6000rpm
・エンジン最大トルク:243Nm[24.8㎏・m]/4300〜4,500rpm
・モーター最高出力:フロント 134kW[182PS]・リア 40kW[54PS]
・モーター最大トルク:フロント 270Nm[27.5㎏・m]・リア 121Nm[12.3㎏・m]
・燃費性能:20.2km/L(2WD)/18.7km/L(AWD)
※ムーンルーフを装着した場合10kg、パノラマルーフを装着した場合30kg増加。“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステムを装着した場合、10kg増加。
■バリエーション&価格
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(RX)
スピンドルグリルから「スピンドルボディ」へ。次世代デザインの到達点 ボディサイズは全長4,890mm、全幅1,920mm、ホイールベースは2,850mm。最低地上高は190~195mmに設定されており[…]
レクサスの屋台骨を支える、グローバルコアモデル レクサスRXは、1998年の初代モデルの発売から2024年12月までに、世界95か国と地域で累計約400万台を販売している、レクサスのグローバルコアモデ[…]
アウトドア体験を届ける カーボンニュートラル社会の実現に向けて「自然を理解し、楽しみ、守っていくアウトドア体験をお届けしたい」という想いの下、トヨタ/レクサスブースではアウトドアライフスタイルに寄り添[…]
スタイルだけじゃない、良質な走りにも注目!【新型プリウス(プロトタイプ)試乗】 スポーティなシルエットを手に入れたことで話題を集める新型プリウスだが、正式発売を前にいち早く2.0Lと1.8Lハイブリッ[…]
累計約362万台を販売 初代RXは、1998年北米にてラグジュアリークロスオーバーSUVのパイオニアとして誕生した。2005年には「RX400h」を発売し、ラグジュアリー市場に初めてのHEVモデルを導[…]
最新の関連記事(レクサス)
空気の壁を味方に変える、最新エアロパーツを装着 「RZ600e“F SPORT Performance”」は、BEVブランドへの変革を象徴するRZシリーズの頂点として、エアレースパイロットの室屋義秀選[…]
出力特性強化に加えて、航続距離&充電性能も大幅向上 今回の改良では、BEVシステムを全面刷新。モーターの高出力化や航続距離の伸長、充電時間の短縮を図ることで、実用性と動力性能を大幅に向上させている。 […]
BEVでも「走りの楽しさ」は深化できる このモデルはマスタードライバーを務めるモリゾウ(豊田章男会長)の「クルマ屋が残していくべき技術・技能を次の世代に受け継がなければならない」という強い想いのもと、[…]
内装イルミで夜間の快適性を大幅に向上 今回の一部改良では、より上質な室内空間を目指して室内の造形や素材の美しさを際立たせる64色のイルミネーションを新規採用したインテリアイルミパッケージを導入。 さら[…]
「誰の真似もせず、自信にあふれること。冒険的で、革新的であること」 新たな「変化」を公言することになったレクサスだが、その根底にあるのは、チーフ・ブランディング・オフィサーであるサイモン・ハンフリーズ[…]
人気記事ランキング(全体)
運転中に荷物が崩れる瞬間が、思った以上に危険な理由 クルマでの買い物は便利だが、ラゲッジに積んだ荷物が走行中に倒れる問題は意外と深刻だ。発進時やカーブで荷物が動く音が聞こえるたび、無意識に注意がそちら[…]
車種専用設計だから、ピッタリ装着。見た目にも違和感なし カーメイトと言えば、使い勝手の良い様々なカーグッズをリリースしており、多くのユーザーから評価されているブランドとして知られている。今回紹介するの[…]
「Z」と「アドベンチャー」専用プログラムを用意 今回導入される新型RAV4のモデリスタパーツは、「Z」と「アドベンチャー」のおのおののグレードに対応する専用プログラムが設定される。 「Z」向けのエアロ[…]
駐車場での事故はなぜ起きるのか どれほど気をつけて運転していても、駐車場という空間は事故のリスクが潜んでいる。狭い区画、頻繁な入れ替わり、多様なドライバーの技量が混在する環境では、小さな不注意がそのま[…]
クルマの内窓掃除が面倒になる理由はクルマの進化にあった 車内のガラス掃除は、外装洗車に比べて軽視されやすい。しかしフロントガラス内側の汚れは、夜間や逆光時に視界を大きく損なう要因になる。にもかかわらず[…]
最新の投稿記事(全体)
●SUBARUならではのPerformanceシーンの具現化 今回のテーマは、SUBARUのアイデンティティのひとつ、Performanceシーンを際立たせること。いつの時代も「Different」な[…]
いつもの車内が極上のエンタメ空間に大変身! 車載ディスプレイでYouTubeやNetflixが見られたら、どれほど快適だろうか。それを手軽に実現してくれるのが、「U2KIT」(カーエンターテイメントア[…]
実用段階に近づいたと感じさせる走りの質感 トヨタが水素エンジンを搭載したカローラクロスの試作車を公開し、試乗する機会を得た。水素燃料で走るクルマはこれまでも触れてきたが、今回の車両は”実用にかなり近づ[…]
oplus_0 車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推し進めている「RVパーク」とは「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーなどで自動車旅行を楽し[…]
「特振法」に対抗して開発されたT360は、本田宗一郎の肝入りで進められた ホンダT360は、1963年8月に発売された、本田技研工業(ホンダ)にとって初めて市販された四輪自動車。二輪メーカーとして世界[…]
- 1
- 2






















