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日産・自動車大学校が制作したカスタマイズカーを「大阪オートメッセ2024」に出展 カスタムされたキューブなどを展示

日産自動車は、日産グループである学校法人日産学園 日産・自動車大学校の学生が制作した3台のカスタマイズカーを、大阪オートメッセ2024に出展すると発表した。

●文:月刊自家用車編集部

◆『KOTO』

自動車整備・カスタマイズ科 4年生制作 制作期間6か月
車両コンセプトは、「学生の感性がとらえた京都のWABISABI」。京都の由緒ある建築物から着想を得てデザインされている。

フロントグリルは、1300年の歴史を持つ伏見稲荷大社が誇る、圧巻の千本鳥居をイメージしている。

ベースとなる車両は2012年まで販売されていた軽自動車の「KIX」。コンパクトなボディと高い走破性を持つ「KIX」は、狭い道やアップダウンが多い京都にぴったりのモデルだ。古都・京都の名所をキビキビと走れるように、トランスミッションをATからMTに改造し、学生の理想とするクルマになっている。

サイドオーバーフェンダーは東寺の五重塔の屋根の優美なアーチをモチーフに制作された。

ボディカラーは、晴天の空をイメージした明るい白をベースに、差し色として太陽を表現する赤を用い、晴れた京都の街並みを爽快に走り抜けるような活発なイメージに仕上げられている。

インテリアは神社仏閣を想起させる高貴な赤と紫の革張りを施すとともに、ドアスピーカー部分を障子の格子にみたて、京都らしい模様があしらわれている。

◆『ELGRAND GLASSIER』

自動車整備・カスタマイズ科 4年生制作 制作期間6か月
車両コンセプトは、「紡ぐ」で、両親と二人の兄弟と祖父母、仲の良い6人家族にお乗り頂くことをイメージして制作された。家族全員でキャンプを楽しみ、笑顔が絶えないクルマをいうことを目指すとともに、アウトドアを満喫しながら家族の絆を深めて欲しいという願いを込めたという。また、災害時に悪路を走行することを想定し、車高はベース車両のエルグランド(E52)から4cmアップし、ルーフには大型テントも設置された。

フロントは、オフロード感を出すためにエクストレイル(T33)のフェイスを採用。

ボディカラーは、夜明けをイメージして学生がオリジナルで調色。夜から朝にかけて広がる幻想的なグリーンをベースに、朝焼けの雲に照らされるオレンジを差し色としてリップスポイラーやサイドステップ、インテリアにも施されている。

リアは学生らしい「今ドキ感」を感じさせる一直線のテールランプをあしらい、スタイリッシュな印象に仕上げられている。

◆『SETO』

自動車整備・カスタマイズ科 4年生制作 制作期間6か月
「過去と現在の架け橋」をコンセプトに、前述の仲の良い6人家族の姉(22歳)がお洒落なカフェや都会のナイトライフをクルマと共に楽しむシーンをイメージし、ユニークで可愛いパイクカーに仕上げられた。

エクステリアはベース車両のキューブ(Z12)に、ブルーバード(410)のフロントフェイスとテールランプがあしらわれている。ヘッドライトはそのコンセプトから「現在」感を意識し、ハロゲンではなくLEDが取り付けられた。

異なるクルマのフェンダーとボンネットを自然な形でつなぎあわせるべく、溶接・パテ造形の調整を何度も繰り返し、見事に調和されている。

ボディカラーは、学生が考案した淡い紺色で、姉が友人とナイトライフを楽しむべく、夕方の青から漆黒の夜にむけて出かけるシーンを表現したカラーにしたという。

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