
この春に新社会人となるユーザーの中には、クルマの購入を検討している人もいるはずだ。そんなユーザーにこそ注目して欲しいのが、安価かつ購入満足度が高い「安くていいクルマ」だ。ここではホンダ・N-ONEをピックアップ。軽自動車としては少し異端児な「走り特化」のモデルだが、刺さるユーザーにはとことん刺さる、侮れない実力を持つ一台なのだ。
●まとめ:月刊自家用車編集部
走り特化のキャラで勝負する、軽の異端児モデル
HONDA
N-ONE
価格:166万2100~208万5600円
・最新購入情報
納期の目安:1~3か月
車両本体目標値引き額:18万円
リセール予想:C
明確なライバルがいないこともあって、商談は難しいモデルと思われがちだが、セダンタイプの軽自動車としては少し価格が高めに設定されていることもあって、ホンダの軽自動車「Nシリーズ」の中では最も良い条件が期待できる。経営資本が異なるホンダディーラーを競わせていけば、付属品の値引きを含めて20万円は期待できそうだ。納期の目安は1~3か月。自分の条件に合う車両が在庫車の中から見つかれば3月中の納車も十分可能だろう。
どんなクルマ?
ホンダ四輪車の黎明期に誕生したN360をモチーフに開発された一台。ネオ・レトロなデザインを武器にする見た目優先のクルマと思いきや、走りにこだわった設計が注がれていることが特徴。
現行型(2代目)は、フルモデルチェンジの際にシャシーを新開発。その恩恵もあって、軽量小型車にありがちな浮ついた挙動が少なく、軽自動車とは思えないほどの安定感と落ち着いたラインコントロール性を示してくれる。さらにアジャイルハンドリングアシストの効果もあって、タイトなカーブでも優れた操舵追従性を発揮。軽自動車があまり得意としていない高速走行時の走行安定性に優れていることも強みにしている。
気軽なタウンユースがメインだが、ロングドライブも諦めたくないユーザーにもオススメできる一台に仕上げられている。
オススメグレードは?
プレミアムツアラー(2WD)
価格:195万2500円
パワートレーン | グレード/トランスミッション | 価格(FF/4WD) |
658cc直3DOHC 58PS/6.6kg・m | Original【CVT】 | 166万2100円/179万5200円 |
Original 特別仕様車 STYLE + URBAN【CVT】 | 174万2400円/187万5500円 | |
Premium【CVT】 | 184万2500円/197万5600円 | |
659cc直3DOHCターボ 64PS/10.2kg・m | Premium Tourer【CVT】 | 195万2500円/208万5600円 |
RS【CVT】 | 206万2500円/- | |
RS【6速MT】 | 206万2500円/- |
タウンカーとしてならば、NAエンジンのオリジナル系でも不足はないが、N-ONEは“走らせてこそ”が最大の魅力だけに、ターボ車を選びたい。
ターボ車にはプレミアムツアラーとRSの2つが設定されており、その価格差は11万円。RSは6速MT車も選択でき、専用の内外装加飾が採用されているが、利便系装備はプレミアムツアラーと大きな違いはない。マニュアル操作や専用の内外装に興味がなければ、相対的に安価で狙えるプレミアムツアラーがオススメだ。
RSは6速MT車も選択可能。希少なボーイズレーサーとしてマニア的な人気を持つ一台だ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ホンダ)
先進安全装備に加えエクステリア/インテリアにも専用装備を設定 新搭載される「Honda SENSING 360+」と名付けられた運転支援システムは、従来の「Honda SENSING 360」に対し、[…]
国産車黎明期は、「赤」と「白」はパトカーなどの専用色だった ボディカラーにこだわってクルマを選ぶ人は、珍しくないでしょう。とくに女性には、購入の動機に色が気に入ったからと答えるユーザーは多く、それに応[…]
SUVライクな外観で差別化された「クロスター」 新型フリードの中でも注目されるのが、SUVテイストを加えた個性派モデル「フリード クロスター」。専用のデザインや装備を備え、街乗りからアウトドアまで幅広[…]
クーペのかっこよさと手頃な価格水中メガネの愛称で人気者に ホンダが1967年春に発売したN360は大ヒットし、軽自動車ブームの火付け役になった。N360が街にあふれるようになると、並みの軽自動車では飽[…]
外装塗装の変更に伴い、価格改定も実施 今回実施される一部改良では、シビックRSやフリードに導入されている新たな外装塗料を採用。塗料に使用するクリア材を、従来のアクリルメラミン素材から、より機能が向上し[…]
最新の関連記事(軽自動車)
働く現場を熟知した、実用性とタフネス設計 ハイゼット(アトレー)の設計思想の根幹には、「いかに効率よく、そして確実に荷物を運び、仕事をこなせるか」という、働くクルマとしての明確な目的意識がある。それを[…]
クーペのかっこよさと手頃な価格水中メガネの愛称で人気者に ホンダが1967年春に発売したN360は大ヒットし、軽自動車ブームの火付け役になった。N360が街にあふれるようになると、並みの軽自動車では飽[…]
おしゃれなベージュカラーを内外装に散りばめた特別仕様車 今回導入される特別仕様車「クリームコーデ」は、ワゴンRスマイル HYBRID Xをベースに、おしゃれなクリームデザートをモチーフとしたボディカラ[…]
ホンダ N360(1966〜1968) 半人前扱いだった軽自動車を若者の憧れに変身させた、二輪車で培った高性能技術。 民主的、という言葉を自動雑誌で使うのは勇気がいる。けれど、ホンダN360という軽自[…]
ルームミラータイプの変更で、価格を抑えた特別仕様車 今回導入される特別仕様車T Premium Limited Edition/G Premium Limited Editionは、上級グレードのT […]
人気記事ランキング(全体)
ベース車両は日産のNV200バネット 日産「NV200バネット」は、2009年に登場した小型商用バン。全長4400mm、全幅1695mmという取り回しのしやすいサイズ感で、都市部でも扱いやすいことが大[…]
ラグジュアリーと機能性を融合した“移動する部屋” 「escort」は全長5380mm、全幅1920mm、全高2390mmと、堂々たるボディサイズを誇るハイエースキャンパー。乗車定員は4名、就寝定員も4[…]
ベース車両はダイハツのハイゼットカーゴ ハイゼットカーゴキャンパーの魅力は、軽自動車ならではの取り回しの良さと維持費の安さにある。コンパクトな車体は狭い路地や駐車場でも扱いやすく、女性ドライバーやシニ[…]
ソニーの最新技術を採用、夜間も強いニューモデル コムテックは、様々なタイプのドライブレコーダーをリリースしており、ハイエンドから普及機、ユニークなモデルなど、多様なユーザーの要望に対応する。また、ドラ[…]
大人3人+子ども3人が就寝可能な“住める空間” 最大の魅力は、その就寝スペースだ。ベッド展開をフルに活用すれば、大人3名と子ども3名が同時に就寝できる。チャイルドベッドは120×160cm、メインベッ[…]
最新の投稿記事(全体)
燃料でもマルチパスウェイ戦略を! トヨタがS耐富士24時間レースでで“液体水素”と“低炭素ガソリン”のダブル挑戦する根底にあるのは、「モビリティの未来は1つの道ではない」というトヨタのマルチパスウェイ[…]
スーパー耐久出場を目指すドライバーのための耐久レース入門カテゴリーの創出 S耐チャレンジは2025年1月の東京オートサロン2025のなかで行われたSTMOの公開理事会のなかで構想が発表された。その構想[…]
生産規模を約3300台に増やすことで、供給不足の早期解消を図る スズキの新型ジムニーノマドは、1月30日の発表からわずか4日間で約5万台もの受注を獲得。これは月間計画販売台数1200台の約41か月分に[…]
草木の緑がどんどん濃くなって、躍動感にあふれるこの時期。春から夏に向かうちょうどいい気候だからこそ、クルマ&ドライブ好きの方におすすめしたいのが峠道を通るドライブ。 峠道と聞くとどうしてもガンガン攻め[…]
現代技術と伝統が融合 ─ ハイブリッドで蘇るヘリテージ ポルシェ911スピリット70のベースとなるのは、高効率なパフォーマンスハイブリッドを搭載した現行の911カレラGTSカブリオレ。新開発の3.6リ[…]
- 1
- 2