前回、メーター内のアラート(警告灯)が、赤点灯するとヤバいことを解説した(その記事はこちら→https://jikayosha.jp/2024/08/07/196307/)が、では、黄色に点灯したアラートのリスクはどれほどなのか? ここでは、クルマが不調(注意)を訴えている、を意味する黄色の警告灯(表示灯)の一部について解説します。
●文:月刊自家用車編集部
「黄色」の警告灯は、緊急性はないものの、早めの点検&修理が推奨される
クルマには、そのコンディションをドライバーに知らせる警告灯・表示灯が必ず備わっています。これは国際規格(ISO)で色や記号が取り決められているので、国産車・輸入車を問わず知っておきたいものです。この意味を知っていれば、たとえ走行中に警告灯が表示されても、慌てず対処できるはずです。それでは、緊急を要するほどのトラブルではないが、注意すべきトラブル・異状が発生していることを知らせる黄色(オレンジ)の警告灯について説明していきましょう。※ここではトヨタ車/ダイハツ車に搭載されている警告灯(表示灯)を中心に紹介しています。他メーカーでは若干デザインが異なる場合があります。
最近のクルマに装備されはじめた警告灯も注意したい
安全システムが格段に向上している現在、メーター内やその周辺に装備される警告灯も今までにないようなものが追加されています。ここではほんの一例ですが、最新の警告灯について紹介しましょう。
警告灯ではないが、注意を促す表示灯も見逃したらダメ
警告灯とは違って、クルマの状態や環境において注意を喚起する目的で点灯するのが表示灯です。点灯したからと言って直ちに故障を意味するものではありませんが、運転環境において、それぞれの項目で注意を促す目的がありますので、意識しておく必要があります。
黄色警告灯の場合、緊急性がさほど高くなく、どちらかと言うと注意を促す警告が多いのですが、放置するとダメージが大きくなるトラブルもあるので、警告灯が点灯・点滅したら早めに点検整備に出したほうが安心です。なお、上記の警告灯(表示灯)以外にも、メーカーや車種によってまだまだたくさん存在します。自分のクルマに装備されている警告灯や表示灯をチェックしておきたいものです。
なお、重要とされる警告灯・表示灯の基本デザイン、色分けについては国際規格(ISO)により取り決められていますが、細かな部分でのデザインが若干異なっていたり、一部のメーカーでは独自の警告灯・表示灯もありますので、見たことのない表示が出た場合は、整備工場やディーラーに相談しましょう。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(クルマ雑学)
保険料引き上げのおもな理由は「2つ」 そもそも、なぜ保険料が値上がりするかというと、保険各社の「保険料の支払いが急増しているから」だ。交通事故増加などで支払いが増えれば、各社の収支は当然悪化する。これ[…]
ケッパコは軽の箱!どこで呼ばれている? まず、気になる「ケッパコ」は「軽の箱」という意味を持つ方言だ。「軽の箱」とは軽バンのことで、それを略して「ケッパコ(軽箱)」という呼び方になっている。 ケッパコ[…]
実は道路には、こんな珍しい標識が設置されている カルガモは水辺に生息するイメージが強いかもしれませんが、住宅街や市街地を横断するのは、「産卵する場所」と「子育てする場所」が異なることが理由になっていま[…]
カーエアコンが臭くなる原因って? カーエアコンが臭くなる一般的な原因として考えられるのが、エアコン内部に繁殖するカビと雑菌。エアコンの仕組み上、空気中の水分が凝縮して水滴となり、エバポレーターやドレン[…]
カーエアコンのチェックは専用ツールないと測定できない、そう思っていましたが…… カーエアコンの診断には、専用のゲージや温度計、湿度計などがないと、正確な判定は難しい。ところが最近はある程度の状態をチェ[…]
人気記事ランキング(全体)
シートベルトの装備が義務化されたのは、昭和44年(1969年)4月から 現代のクルマは、環境への配慮と並んで、安全性の向上が重要な要素になっています。 例えば、昔はドライバーや同乗者を守る装備はシート[…]
ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力[…]
ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力[…]
今履いている古びたアルミホイールを、オリジナルカラーでイメージチェンジ 愛車をさりげなくドレスアップしたいと思ったら、足回りの印象を変えることがてっとり早い。そのため、市販のアルミホイールに履き替え[…]
ベース車両はスズキのエブリイ ベースとなる車両はスズキのエブリイ。燃費の良さや、運転のしやすさが際立つ軽自動車であるにもかかわらず、広い車内空間を誇る人気車だ。 シンプルでコンパクトな外観は、街乗りで[…]
最新の投稿記事(全体)
成り立ちからして、他モデルとは別物 キャンプを始めれば、作家物のカスタムナイフが欲しくなるし、料理をするならル・クルーゼみたいなブランドモノの鍋釜を揃えたくなる。自分の腕前では使いこなせないこともわか[…]
保険料引き上げのおもな理由は「2つ」 そもそも、なぜ保険料が値上がりするかというと、保険各社の「保険料の支払いが急増しているから」だ。交通事故増加などで支払いが増えれば、各社の収支は当然悪化する。これ[…]
ベース車両は日産のキャラバン ベースの車両は日産のキャラバン。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 キャラバンはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力。普[…]
ハイエースに装着したCN-F1X10C1D。540車種以上に装着ができ、汎用性の高さも大きな魅力だ。 最新ストラーダはラインアップを一新し、YouTube、TVer、Prime Video、U-NEX[…]
こだわりのキャビン設計で、実用性能をさらにアップ 走って楽しいコンパクトカーの代名詞的な存在として、長く愛されているスズキ・スイフト。 世界に通用するコンパクトカーを作りたいと、欧州をはじめ世界の道で[…]
- 1
- 2