
今年の夏も厳しい暑さが続いている。この暑さを快適にしてくれる、カーグッズを2種類紹介。普段はあまり活用できていない、ヘッドレストの支柱を利用するアイデア商品など、用途や好みによって使い分けることで、快適にドライブできる便利なアイテムなので、是非、チェックしてみてほしい。
●文:月刊自家用車編集部
全方位型のツインタイプの小型ファン
先日、ヘッドレストに装着するタイプの扇風機を愛車に導入したのだが、ファンとしてはオーソドックスな丸型タイプの扇風機も使う機会があったので、便利そうな2種を紹介していこう。
筆者の車は運転席と助手席の前にしか空調が付いていないので、後部座席には冷暖房の風が行き渡らないこともしばしば。後部座席に座った家族から、「エアコンが効きにくい」という声はよく聞いていた。そのため、ヘッドレストに取り付けられるタイプの小型の扇風機はとても便利で、ありがたいアイテムだ。
EE-109 ヘッドレストファン[星光産業]
ヘッドレストの支柱に取り付けるタイプのファンは、今でこそ多数あるのを認識しているのだが、初めて見つけたときは「えっ…知らなかった。ヘッドレストにこんな活用方法があったんだ…!?」と、かなり感動したのを記憶している。
専用のクリップが2箇所あり、これをヘッドレストのシャフトに装着。シャフトの間隔が84〜145mmのヘッドレストに装着することが可能。とても簡単で、誰でもすぐに取り付けることができる。
取り付けかたは至って簡単。ヘッドレストの支柱に取付フックをセットするだけ。
USBプラグ(Type-A)仕様で、約2.0mのコードを装備。シガーソケットに対応するUSBソケットも付属されているので、USBの差し込み口がない車も安心だ。
運転席も後部座席もフレキシブルに対応
このアイテムの良いところは、アームがフレキシブルに動くので、ファンの向きを自由に調整できること。前方に向ければ、運転者の顔部分を両サイドから風を当てることができる。
そして、後部座席に向けれるなど、ファンの向きは自由に変えられる。ファンは2箇所あるので、片方は前の席、もう片方は後ろの席など、必要に応じて向きをいろいろとアレンジできるのも面白い。
風量は3段階あり、MAXではそれなりに強い風を感じることができた。コントロールスイッチはコードに取り付けられており、操作もとてもしやすい。
後部座席にしっかり風を送ることができるし、後部座席に誰もいないときは自分に向ければいい。この自由度の高さはとてもいいアイテムだと思った。
送風能力もしっかりある。
超万能、オーソドックスな丸型扇風機
もうひとつ、車内で使えるファンを紹介。こちらはクリップで好きな場所に取り付けられる扇風機だ。USBで給電し、コードは約3m。USBソケット付属という点は、上記のアイテムと同様だ。
クリップタフネスファン
ファンの首の稼働と、ボールジョイント2箇所による稼働で、好きな場所に風を送ることができる。クリップ式ということも合わせれば、自由度はとても高いアイテムだ。
風量は切替スイッチで3段階に調節可能。約30秒間だけ急速送風になるブーストボタンもあり、これは乗車直後などすぐにクールダウンしたい場合などに最適だ。
クリップ式でどこでも使用可能。
こちらのモデルは、送風能力が高く、扇風機としての役割を充分に果たしてくれる。小さいファンで送風に不安がある、という人にもおすすめ。SUVやバン、トラックなど大きい車に乗っている方にもピッタリだろう。
取り付け場所を選ばない自由度が魅力。
このモデルは、モバイルバッテリーなどの電源に繋げばどこでも使えるので、キャンプや車中泊にも良いと思う。やや無骨なデザインも、アウトドアにマッチしている気がする。また、自宅のデスクや洗面所などに使うのもありかもしれない。
いろいろな場面で使える自由度はピカイチなのが、このクリップタフネスファンだ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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