
ホンダは、新型軽EV「N-ONE e:」を発表し、9月12日に発売する。価格は269万9400〜319万8800円。
●まとめ:月刊自家用車編集部
WLTCモードで295kmの航続距離を確保
新型軽EV「N-ONE e:」は、「e: Daily Partner」をグランドコンセプトに掲げ、日々の生活をより豊かにするパートナーを目指して開発。
EVならではのクリーンな走行性能と静粛性を実現しながら、日常での使いやすさも追求されており、WLTCモードで295kmの航続距離を達成。普段使いで不便を感じない、十分な性能が与えられている。なお充電時間は、普通充電で約4.5時間、急速充電で約30分(80%まで)としている。バッテリー冷却・加温システムが組み合わされることで、夏季や冬季でも、航続距離や充電時間が安定するとしている。
新型軽EV「N-ONE e:」(グレード「e: L」)
新型軽EV「N-ONE e:」を先行公開記事はこちら→https://jikayosha.jp/2025/07/28/269316/
また、AC外部給電器「Honda Power Supply Connector」を使えば、最大1500Wの電力を供給可能。これにより、アウトドアでの電気製品の使用はもちろん、災害時には家庭用の電源としても活用することもできるとのこと。また、夜間の安価な電気をクルマに充電し、日中にV2H機器を使って家庭で利用するなど、電気代の節約にもつながる機能にも対応するという。
パッケージングは、ベースモデルのN-ONEの広々とした室内空間と使い勝手の良さを継承。薄型バッテリーを床下に配置することで、大人4人がゆったり乗車できるスペースが確保されている。リヤシートも多彩なアレンジが可能で、荷室からフラットな床面を作ったり、座面をはね上げるチップアップ機構により、背の高い荷物の積載にも対応する。全高はN-ONEと同等で、多くの立体駐車場に対応していることも特徴のひとつになる。
デザインはN-ONEをベースに、EVらしいクリーンさを表現。インテリアは、インストルメントパネルを薄くすることで、広々とした空間と広い前方視界を確保する。環境に配慮し、フロントグリルには廃棄されたHonda車のバンパーをリサイクルした素材を用いるほか、インストルメントパネルには植物由来のバイオ樹脂を使用。
走行面では、EVならではの静かでスムーズな加速に加え、高い走行安定性も確保。また、ホンダの軽モデルとして初めてシングルペダルコントロールを採用し、アクセルペダルだけで加減速から完全停止まで行うことが可能となる。
また、全グレードに先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備。ホンダの軽自動車としては初めて「トラフィックジャムアシスト」を搭載するなど、渋滞時の運転支援が強化されている。
設定されるグレードは2タイプで、ベーシックな「e: G」は、シンプルなデザインと機能を追求したスタンダードタイプ。Bluetooth対応オーディオを標準装備し、ディスプレイのないすっきりしたキャビンが特徴。
上級仕様の「e: L」は、「e: G」をベースに、9インチHonda CONNECTディスプレイや14インチアルミホイール、急速充電などが標準装備となる。
写真ギャラリー
「N-ONE e:」
「N-ONE e:」
「N-ONE e:」
「N-ONE e:」
「N-ONE e:」
「N-ONE e:」
「N-ONE e:」
「N-ONE e:」
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ホンダ)
RS専用の内外装加飾をプラスすることで、スポーティさをプラス 新グレード「e:HEV RS」のグランドコンセプトは「URBAN SPORT VEZEL(アーバン スポーツ ヴェゼル)」。RSグレードに[…]
多岐にわたるコンテンツを、メインプログラムにも出展 「ジャパンモビリティショー2025」の日本自動車工業会主催のメインプログラムでは、体験型の未来モビリティが集結。 ホンダは、未来の移動からモビリティ[…]
今年2月に開催された「Modulo THANKS DAY」の1カット。 モデューロと無限の熱き共演が実現 「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」は、ホンダアクセスが手掛けるホンダ純正の[…]
発売後1ヶ月で月間販売計画の8倍を記録 プレリュードは、発売から約1カ月後の10月6日時点で累計受注台数が約2400台を記録するなど、月間販売計画の300台を大幅に上回る約8倍の好調な滑り出しを見せて[…]
軽四輪順位は、10年連続の第1位を達成 N-BOXシリーズは、2011年12月の初代発売以来、累計販売台数は順調に増加し、2023年12月には250万台を達成。さらに、直近の年度実績でも、軽四輪車順位[…]
最新の関連記事(ニュース)
フロントエンジン車の課題克服 この「Mコンセプト」が生まれた背景には、ベースとなったGRヤリスをはじめとするフロントエンジン車が抱える、サーキット走行における構造的な課題がある。 GRヤリスのような車[…]
RS専用の内外装加飾をプラスすることで、スポーティさをプラス 新グレード「e:HEV RS」のグランドコンセプトは「URBAN SPORT VEZEL(アーバン スポーツ ヴェゼル)」。RSグレードに[…]
航続距離問題解決の切り札は「太陽光」 「Ao-Solar Extender」は、日産が開発した電動スライド式のソーラーシステム。この装備を装着することで、太陽光発電によりEVのバッテリーへの充電が可能[…]
リビングのような空間と先進運転支援技術で受注好調。ハイウェイスターに人気が集中 新型「ルークス」は、外観に「かどまる四角」をモチーフとしたデザインと、日本の伝統建築にインスピレーションを得た新たな2ト[…]
ポール・スミス氏が、MINIとポール・スミスの協業を示す大きな木箱の上に座っているイメージが公開された。木箱の中におさまる「MINI ポール・スミス・エディション」がジャパンモビリティショーで発表され[…]
人気記事ランキング(全体)
ピラーに装着されたエンブレムやバッジの謎とは? 今のクルマはキャビン後部のCピラーには何も付けていない車両が多く、その部分はボディの一部としてプレーンな面を見せて、目線に近い高さのデザインの見せ場とな[…]
給油の際に気付いた、フタにある突起… マイカーのことなら、全て知っているつもりでいても、実は、見落としている機能というもの、意外と存在する。知っていればちょっと便利な機能を紹介しよう。 消防法の規制緩[…]
走行中の制限を解除することでいつでもTV画面を表示可能に 最新の純正AVシステムやディスプレイオーディオは高機能だが、安全上の理由から走行中はテレビ表示やナビ操作が制限されてしまう。せっかくの高機能モ[…]
洗ってもツヤが戻らない理由は「見えない鉄粉」にあった どんなに高性能なカーシャンプーやコーティング剤を使っても、ボディ表面のザラつきが消えないときは鉄粉汚れが原因の可能性が高い。走行中のブレーキングで[…]
家族のミニバンが、週末には旅の相棒になる 「DAYs」はノア/ヴォクシーをベースにしたミニバン型キャンピングカー。普段は家族の送迎や買い物など日常の足として活躍し、休日になればそのままキャンプや車中泊[…]
最新の投稿記事(全体)
フロントエンジン車の課題克服 この「Mコンセプト」が生まれた背景には、ベースとなったGRヤリスをはじめとするフロントエンジン車が抱える、サーキット走行における構造的な課題がある。 GRヤリスのような車[…]
最新改良で、使い勝手や安心機能がアップデート トヨタ最小ミニバンとして、誰もが安心して快適に過ごせる”やさしいクルマ“を基本的価値として進化してきたシエンタ。 今回も日常での使い勝手や安心機能がきめ細[…]
進化したデザインと快適性、“やさしさ”で磨かれた走り 西暦2011年。ハイブリッドカーがまだ高価だった時代に、手の届く価格で登場した初代アクアは、低燃費世界一を実現し“身近なエコカー”という新しい価値[…]
走行中の制限を解除することでいつでもTV画面を表示可能に 最新の純正AVシステムやディスプレイオーディオは高機能だが、安全上の理由から走行中はテレビ表示やナビ操作が制限されてしまう。せっかくの高機能モ[…]
ピラーに装着されたエンブレムやバッジの謎とは? 今のクルマはキャビン後部のCピラーには何も付けていない車両が多く、その部分はボディの一部としてプレーンな面を見せて、目線に近い高さのデザインの見せ場とな[…]
- 1
- 2






























