【SUPER GT 開幕戦岡山】予選で見るGT300クラスの全参戦マシン Q1-B組 編│月刊自家用車WEB - 厳選クルマ情報

【SUPER GT 開幕戦岡山】予選で見るGT300クラスの全参戦マシン Q1-B組 編

【SUPER GT 開幕戦岡山】予選で見るGT300クラスの全参戦マシン Q1-B組 編
60号車 Syntium LMcorsa LC500 GT

4月11~12日に岡山国際サーキットで開幕を迎えた日本最高峰のツーリングカーレース「SUPER GT」。国産3メーカーがしのぎを削る上位クラスのGT500に対して、ポルシェやフェラーリ、ランボルギーニなどのスーパーカーも走るGT300。その幅広い車種のバリエーションを予選結果とともに見ていきましょう。

●文/写真:松永和浩(月刊自家用車編集部)

多彩な参戦マシンが魅力のGT300クラス

4月11~12日に岡山国際サーキットで開幕を迎えた日本最高峰のツーリングカーレース「SUPER GT」。クラスはトヨタ、日産、ホンダの国産3メーカーが威信をかけてマシンを作り上げ戦うGT500クラスと、プライベーターが国産や海外のスーパースポーツで競い合うGT300の2クラスに分かれます。

60号車 Syntium LMcorsa LC500 GT

GT300はFIA-GT3というスーパースポーツをベースにした市販レーシングカーと、それを迎え撃つ国産市販車をベースにSUPER GTの規則に沿って改造、開発したしたJAF-GTというカテゴリーがあり、お互いがしのぎを削る戦いをしています。

また一次予選であるQ1を二つの組に分ける際には前戦までのランキングから振り分けられますが、開幕戦の場合は前シーズンの年間ランキングにより振り分けられることになります。

60号車 Syntium LMcorsa LC500 GT

予選Q1 B組のトップは60号車 Syntium LMcorsa LC500 GTでQ2では6番手となりました。このマシンはレクサスLC500hをベースに開発されたJAF-GTカテゴリーとなり、Q1 A組で走った31号車 apr LC500h GTと同じ車種。このレクサス LC500hだけがSUPER GTではハイブリッドシステムを搭載します。

apr LC500h GT と 52号車 Green Brave GR Supra GT

Q1 B組の2番手は30号車 apr GR86 GTでQ2は17番手。3番手は52号車 Green Brave GR Supra GTでQ2は7番手となります。この2台もともいJAF GTカテゴリとなり、様々な部分が市販車と大きく異なります。外観は言うに及ばずエンジンも市販車とは違い、この両者ともにV型8気筒5400ccの2UR-Gというエンジンに載せ替えられています。

11号車 GAINER TANAX Z と 2号車 HYPER WATER INGING GR86 GT

Q1 B組の4番手は11号車 GAINER TANAX ZでQ2は10番手。5番手は2号車 HYPER WATER INGING GR86 GTでQ2は大躍進の2番手となりました。トヨタ系のJAF-GTカテゴリはエンジンを5400CCの2UR-Gに載せ替えているマシンがほとんどですが、GAINER TANAX Zは市販車と同じ型式名のエンジンをベースにチューニングをしています。同じ型式名とはいってもエンジンブロック以外で共通部品を見つけることは難しいと言われるほどの別物感があります。

56号車 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R と 88号車 VENTENY Lamborghini GT3

Q1 B組の6番手は56号車 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-RでQ2は8番手。7番手は88号車 VENTENY Lamborghini GT3でQ2は14番手となります。開幕戦岡山のQ1 B組の面白い特徴は5番手までが全てJAF-GTカテゴリ、6番手以降が全てFIA-GT3となりはっきりとカテゴリがわかれてしまったところ。組み分けの関係でA組にFIA-GT3が多く、B組にJAF-GTが多かったという状況ではありますが、ここまでくっきりと分かれることは珍しいと言えます。

7号車 CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO と 18号車 UPGARAGE AMG GT3

Q1 B組の8番手は7号車 CARGUY Ferrari 296 GT3 EVOでQ2は15番手。9番手は18号車 UPGARAGE AMG GT3でQ2は13番手となります。この18号車 UPGARAGE AMG GT3までがQ2に進出し、Q2の順位によってスターティンググリッドの位置が確定します。

62号車 HELM MOTORSPORTS GT-R と 45号車 PONOS FERRARI 296 EVO

Q1 B組の10番手は62号車 HELM MOTORSPORTS GT-Rで決勝は20番グリッド。11番手は45号車 PONOS FERRARI 296 EVOで決勝は22番グリッドとなります。FERRARI 296は2025シーズンから登場し、現在3チームが走らせており、なかなかな勢力となっています。

48号車 健康ケーズフロンティアWMニルズGT-R と 360号車 RUNUP × SOL GT-R

Q1 B組の12番手は48号車 健康ケーズフロンティアWMニルズGT-Rで決勝は24番グリッド。13番手は360号車 RUNUP × SOL GT-Rで決勝は26番グリッドとなります。日産GT-R NISMO GT3もかなり長寿なマシンとなっています。現在の仕様は2020年に投入されたEVOモデル。しかしNISMOが今シーズンもサポートを継続しているために一定のポテンシャルは確保されており、まだまだ戦えるマシンとなっています。

20号車 シェイドレーシング RC F GT3

昨年、2025シーズンでトラブルが続いたGR86 GTからレクサスRC F GT3にスイッチして2026シーズンに臨んだシェイドレーシング RC F GT3。しかしQ1 B組の予選中にエンジンが突然ストップ!Q1 B組は赤旗中断となり、赤旗原因となった20号車 シェイドレーシング RC F GT3は最後尾からのスタートとなってしまいました。

Q1B組トップだった60号車 Syntium LMcorsa LC500 GTのスターティンググリッド

これまでご覧いただいたように、GT300クラスはその多彩な顔ぶれが魅力の一つとなっています。クラスの中のカテゴリ分けを改めて気にすることで、このクラスの面白さをもっと感じていただけると思います。

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