
5月4日に決勝レースとなった「2026 AUTOBACS SUPER GT第2戦『FUJI GT 3Hours RACE GW SPECIAL」。ポールのSUBARU BRZがトラブルで脱落するなどトップが目まぐるしく入れ替わる激しいレースとなりました。
●文/写真:松永和浩(月刊自家用車編集部)
序盤にスゴイ速さを見せたSUBARU BRZだったがトラブルが続出
5月4日に決勝レースが開催された「2026 AUTOBACS SUPER GT第2戦『FUJI GT 3Hours RACE GW SPECIAL」。この日だけでも5万人を超える観客が富士スピードウェイに訪れる大盛況の中、14時頃に白バイやパトカーの先導によるパレードラップ、フォーメーションラップに続いてレースがスタートとなります。
ホールショットは61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT
ポールポジションからスタートした61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTは予選で魅せた速さを決勝レースでも発揮し、TGRコーナー、コカ・コーラコーナーなどに真っ先に飛び込んでいきます。そこに続くライバルとの距離も徐々に離れていき、新開発の3.3リッター6気筒ボクサーターボの性能を際立たせているようでした。
スタート周でポジションを1つ上げた56号車 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R
その後方、6番手からスタートした56号車 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rはスタートが上手く決まってスタートラップ中にポジションをひとつ上げていきます。
序盤で大きくリードを広げてきたSUBARU BRZ R&D SPORTですが、10周目以降に31号車 apr LC500h GTが近づいてきます。そしてそのapr LC500h GTの背後には徐々に順位を上げてきたリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rの姿が見えており、この3台が絡んでのトップ争いが繰り広げられることになりました。
序盤をリードした61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT
そんなデッドヒートのさなか、GT500の27周目にSUBARU BRZ R&D SPORTがタイヤトラブルでピットインを余儀なくされることになると、トップ争いはapr LC500h GTとリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rの2台で展開されることになります。
中盤に激しいトップ争いをした56号車と31号車
安定の走りで優勝をもぎ取ったリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R
ピットのタイミングで52号車 Green Brave GR Supra GTが暫定的にトップになり、ピットタイミングをずらしてリードを築き1回目のピットイン後もいいポジションを狙おうという作戦に出ますが、いざピットに入ろうというタイミング、GT500クラスでの48周目にGT500マシンがストレート上で止まってしまったことによりフルコースイエロー(FCY)が提示されピットが閉鎖となってしまいます。しかしもう燃料が底をついている状態のGreen Brave GR Supra GTはルール違反のペナルティを承知でピットインとなり、実質レースの勝負権を失ってしまうことになりました。
中盤に激しいトップ争いをした56号車と31号車
ここで実質的なトップはapr LC500h GTとなりますが、リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rとの攻防により順位を落とし、トップはリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rに入れ替わります。
56号車 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R
残り時間が1時間となる頃に2回目のピットインが行われ、全車がピットインを終了すると首位は56号車 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rとなります。この頃、タイヤトラブルから順位を下げていたSUBARU BRZ R&D SPORTは10位辺りまで順位を戻しますがGT500の103周目に足回りのトラブルによりGR GTコーナーでクルマを止めてしまいます。その際、サービスロードまでマシンを進めたことによりFCYとはならなかったことでレース自体への影響を最小限にとどめています。
そして終盤の安定した走りにより優勝は56号車 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rとなりました。
2位には昨シーズンのチャンピオンである65号車 LEON PYRAMID AMG、3位には序盤中盤とトップ争いを繰り広げた31号車 apr LC500h GTが入りました。
次戦は本来、海外戦であるマレーシア戦でしたが、昨今の国際情勢により、現地プロモーターとGTAとの協議によって自主的に開催を延期する旨が伝えられキャンセルとなったため、8月の富士300kmレースまでSUPER GTは間が空いてしまうこととなります。
次戦は真夏の富士。激しいドラマが展開されることでしょう。
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