
Hondaが「人とくるまのテクノロジー展 2026」(主催:自動車技術会)の出展概要を発表した。この展示会は、5月27日から29日まではパシフィコ横浜、6月17日から19日までは愛知県国際展示場で開催され、オンライン展示会も併催される。
●文:月刊自家用車編集部
脱炭素社会を見据えた、次世代EVと環境技術
ブース内では「2050年のカーボンニュートラル実現」と「交通事故死者ゼロ」という2つのグローバル目標に向けた、最新のモビリティ技術を披露する予定となっている。注目すべきは新型EVや電動二輪車、独自の資源循環技術だ。展示内容は下記の通り。
Super-ONE
「e: Dash BOOSTER」をグランドコンセプトに掲げたAセグメントの小型スポーツEV。車内での体験を豊かにする多彩な仕掛けにより、毎日の移動を刺激的で気持ちの高ぶる時間へと進化させる。EVの価値観を変える可能性をもったモデルだ。
Honda Charge / Honda V2H Stand
EVを誰もが安心して利用するための充電インフラだ。商業施設やHonda Carsを中心に全国約300基まで拡大している充電サービス「Honda Charge」のほか、自宅でEVの電力を家庭へ循環させる「Honda V2H Stand」など、暮らしに溶け込むエネルギー技術を紹介する。
Honda WN7
「風になる(Be the Wind)」をコンセプトに開発された、同社初のFUN領域向け電動モーターサイクル。バッテリーケースを車体骨格の一部とする構造により、大幅な軽量化と自由度の高いレイアウトを実現した。排気量600ccクラスのICE(内燃機関)車に相当する最高出力と、1000ccクラスに匹敵する最大トルクを両立し、電動ならではの瞬発力と軽快なハンドリングをもたらす。
リソースサーキュレーション(資源循環)技術
資源問題の解決に向けた独自の取り組みを公開する。アルミ展伸材のリサイクルをはじめ、複数種類のプラスチックを安価かつ高純度で回収する技術、二輪車用の塗装レス外装カバー(バイオ由来プラスチック)などを展示する。
「交通事故死者ゼロ」へ導く、先進の安全運転支援システム
先進のAIや通信技術を活用し、歩行者や四輪・二輪車が共存できる「誰もが事故に遭わない交通社会」の実現へ向けた最新技術の提案も行われる。
次世代ADAS(先進運転支援システム)
自動運転開発で培った高い認識技術と行動計画技術を応用。カーナビに目的地を設定するだけで、一般道から高速道路まで全経路にわたってアクセルやハンドル操作をシステムがアシストし、市街地でも安全で快適な移動をサポートが可能となっている。
Honda CI運転支援技術
独自の協調人工知能「Honda CI」を用いた安全技術。車載カメラで周辺の事故リスクを検知・予測し、ドライバーに適切な行動を促してくれる。スマートフォンのカメラを使用する「アプリ版」と、インキャビンカメラでドライバーの視線まで検知して安全行動を促す「ドライブレコーダー型」の2種類を披露。
安全・安心ネットワーク技術
誰もが事故に遭わない交通社会の早期実現に向けたスタディ技術。通信技術を活用して、歩行者を含めた全ての交通参加者がつながることで「協調安全社会」の実現を目指す内容となっている。車両の路側カメラや車載カメラなどなどから、周囲の交通参加者の状態を通信経由でサーバーへ集約。その後起こり得るリスクを予測し、危険が迫る歩行者や車両へ事前に対処法を通知することで、事故を未然に回避するという内容だ。
健全化支援技術
ドライバーモニタリングカメラによって、表情や視線、運転行動などの情報を統合的に解析。ドライバーの現在の状態を推定し、過度な興奮状態にあるときは抑制し、居眠りなどの低覚醒時には注意を喚起する。
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