
スズキは、インドで人気のコンパクトSUV「ブレッツァ」の新型を発表した。2022年に登場した2代目モデルをベースによりスポーティなデザインとし、新エンジンの追加や安全性向上でさらなる商品力強化狙っているのがポイントだ。
●文:月刊自家用車編集部(田中) ●写真:スズキ
バイオガスにも対応したCNG車も設定
スズキ株式会社のインド四輪子会社であるマルチ・スズキ・インディア社(以下、マルチ・スズキ)が、コンパクトSUVの新型「ブレッツァ」を発表した。本モデルはマルチ・スズキのカルコダ工場で生産され、インド国内のアリーナ店を通じて販売される。
「ブレッツァ」は、スタイリッシュな都市型コンパクトSUVとして2016年に初代モデル(当時の車名は「ビターラ ブレッツァ」)が登場して以来、マルチ・スズキのSUVラインアップを牽引してきた主力モデル。
初代から数えてインド国内での累計販売台数は140万台を突破している。その後、2022年には車名を「ブレッツァ」へと変更してフルモデルチェンジを果たし、2代目へと進化を遂げた。
今回発表された新型モデルは、この2022年に登場した2代目をベースに、さらなる磨きをかけたデザイン変更モデルとなる。今回の刷新では、フロントグリルやバンパーのデザインが見直され、SUVらしい力強さとスポーティな印象が一段と高まった。
パワートレーンには従来通りの1.5Lデュアルジェットエンジンに加えて、1.0Lブースタージェットエンジンを新設定。ターボの高揚感のある走りも人気を呼びそうだ。
また、環境面や実用性に配慮したラインナップとするために、アイドルストップ機能付きの1.5L デュアルジェットエンジンCNG車も新たに設定された。これは、インドで積極活用が進んでいるバイオガスに対応することで環境負荷を低減することが目標と言える。
CNGタンクを車体下部に配置するアンダーボディタンクレイアウトを採用したことで、荷室のスペースが狭くなることを防ぎ、優れた積載性も確保。安全性においても、インドの新車安全性能評価プログラム「BNCAP」で最高評価となる「5つ星」を獲得し、高い信頼性を実証している。
なお、ボディサイズは全長3,995mm×全幅1,790mm×全高1,685mm。パワートレーンは、6MTおよび6ATを組み合わせる1.5Lデュアルジェット、6MTのみとなる1.5LデュアルジェットCNG、そして6MTを組み合わせる1.0Lターボブースタージェットが用意される。
現在、インド自動車市場におけるSUVの比率は約6割(2025年度、スズキ調べ)にも達しているが、今回の新型「ブレッツァ」も間違いなく人気になることだろう。
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