
トヨタの高性能モデル「GRカローラ」と「GRヤリス」、そしてスバルのスポーツセダン「WRX S4」。いずれも走りを楽しみたいユーザーから注目されるモデルだが、2026年9月時点では購入をめぐる状況が大きく変化している。
GRカローラは、いますぐ契約したとしても納車は来年になる見込み。販売店からは「オーダーストップは時間の問題」との声もあり、注文できるうちに動いておきたいモデルとなっている。
一方、GRヤリスも現在は注文を受け付けている販売店が確認されているものの、納期は5~6か月。「受注停止の可能性が高いので早めに注文することをお勧めする」という販売店もある。
さらにWRX S4は、現行モデルの生産終了に伴って販売店での在庫対応のみ。新規注文は受け付けておらず、在庫車も残り少ない状況だ。本記事では、月刊自家用車2026年10月号の「国産人気モデル70車『値引き』アルバム」をもとに、3モデルの最新値引き事情と納期、購入できる可能性をチェックする。
●文:月刊自家用車編集部(松本隆一)
値引き情報の見方
◎車両本体目標
車両本体価格からの値引き目標額。実際の商談では、付属品からの値引きや無料サービスなども含めて総額で判断したい。
◎リセール予想
A:すこぶる割高な下取りが期待できる
B:かなり強さを発揮してくれるはず
C:ごく普通。可もなく不可もなし
D:う~ん、ちょっと厳しいという感じ
E:正直なところ、乗りつぶすつもりで
◎納期
注文から納車までのおおよその期間。在庫対応となっているモデルや受注停止の可能性があるモデルは、販売店ごとに状況が異なるため、契約前に確認したい。
【2026年9月最新】GRカローラ/GRヤリス/WRX S4の値引き相場・納期一覧
| 車種 | 車両本体目標 | リセール | 納期 |
|---|---|---|---|
| GRカローラ | 10万円 | A+ | 6~7か月 |
| GRヤリス | 12万円 | A | 5~6か月 |
| WRX S4 | —万円 | B+ | — |
GRカローラとGRヤリスは、どちらも注文できるうちに早めに動きたいモデルだ。特にGRカローラは納期が6~7か月で、いますぐ契約しても納車は来年となる。
WRX S4はさらに状況が厳しく、現行モデルは在庫対応のみ。新型の発売時期も未定となっているため、購入するなら在庫車を探す必要がある。
トヨタ GRカローラ
トヨタの5ドアハッチバック「カローラ」をベースに、TOYOTA GAZOO Racingが走行性能を徹底的に磨き上げた高性能モデル。1.6L直列3気筒ターボに4WDシステム「GR-FOUR」を組み合わせ、最高出力304馬力を発揮する。5人乗りの実用性を備えながら、本格的なスポーツ走行も楽しめるのが特徴だ。
GRカローラの値引き相場
- 車両本体目標:10万円
- リセール予想:A+
- 納期:6~7か月
いますぐ契約しても納車は来年。「オーダーストップは時間の問題」という販売店もあるので要注意。注文できたら「ラッキー」と思ったほうがいい。最寄りの経営の違うトヨタの販売店すべてと商談して同士討ちに持ち込みたい。値引きは渋いがリセール価値は最上級。
●価格帯:568万~598万円
●登場年月(最新改良):’22年12月(’25/9)
スバル WRX S4
スバルのスポーツセダンで、モータースポーツで培われた「WRX」の走りを受け継ぐ高性能モデル。2.4L水平対向4気筒ターボエンジンとスバル・パフォーマンス・トランスミッションを組み合わせ、日常の街乗りからスポーツ走行まで幅広く対応する。現行モデルは生産終了に伴い、現在は販売店の在庫対応となっている。
WRX S4の値引き相場
- 車両本体目標:—万円
- リセール予想:B+
- 納期:—
現時点でスバルのWebサイトにはラインナップされているが「現行モデルについては生産終了に伴い販売店での在庫対応のみとなります」 との但し書きが付いている。要するに「新規の注文は受け付けていません」というわけだ。在庫車は残り少ない。新型の発売も未定だ。
●価格帯:447万7000~530万2000円
●登場年月(最新改良):’21年11月(’24/12)
トヨタ GRヤリス
WRCなどのモータースポーツで培った技術をフィードバックして開発された、トヨタのコンパクトスポーツ。1.6Lターボエンジンと4WDシステム「GR-FOUR」を搭載し、8速ATの「GR-DAT」も設定されている。コンパクトなボディに高い走行性能を凝縮した、GRブランドを代表するモデルだ。
GRヤリスの値引き相場
- 車両本体目標:12万円
- リセール予想:A
- 納期:5~6か月
直近の調査では対象となったすべての販売店が注文を受け付けていたが、納期は「5~6か月」と回答。受注停止については「可能性が高いので早めに注文することをお勧めする」とのこと。合格ラインは付属品の値引きを含めて 15万円。経営の異なるトヨタ同士の競合を。
●価格帯:361万7200~588万2200円
●登場年月(最新改良):’20年9月(’26/3)
GRカローラ/GRヤリス/WRX S4、買うなら早めの行動がカギ
3モデルのなかでも、特に購入を急ぎたいのがGRカローラとWRX S4だ。GRカローラは納期が6~7か月で、すぐに契約しても納車は来年。さらにオーダーストップが近いとする販売店もあるため、購入を考えているなら早めに複数のトヨタ販売店へ相談したい。
GRヤリスも5~6か月待ちで、今後の受注停止が懸念されている。現時点では注文を受け付けている販売店が確認されているため、欲しいグレードや仕様があるなら、受注枠が残っているうちに商談を進めるのが得策だ。
WRX S4は現行モデルの新規注文ができず、在庫車のみ。新型の発売時期も未定となっている。値引き額を追いかけるよりも、まずは購入できる車両を確保できるかどうかが重要になりそうだ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(スポーツ)
2026年7月 スポーツカーランキングTOP5 2026年7月のスポーツカーランキングでは、WRX S4が949台で首位。シビック タイプRが904台で2位、コペンが767台で3位と続く。 4位はマツ[…]
伝統の血統と「究極のスパルタン」 「フェアレディ(貴婦人)」という優雅な名に反し、その中身は一貫して硬派なパイオニアの血脈を継承している。その祖先はダットサンスポーツSPL212にまで遡るが、市販スポ[…]
内燃機モデルもまだまだ進化する! 1972年、セリカ用に開発された1.6L DOHCエンジンを、ひと回り小型軽量なカローラクーペに搭載して誕生したTE27型レビン 。モータースポーツで勝つことを宿命づ[…]
オートサロンで注目を浴びた高性能モデル、まもなく発売へ 「Super-ONE(スーパー ワン)」は、2025年秋の「ジャパンモビリティショー2025」で初公開されたコンセプトモデルを具現化したもので、[…]
なぜ今、アナログなのか Garagisti & Co.が世に放つ「GP1」という解は、効率性とデジタル制御が支配する現代のスーパーカー市場に対する強烈なアンチテーゼだ。彼らが目指したのは、19[…]
最新の関連記事(購入ガイド)
値引き情報の見方 ◎車両本体目標車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階で評価、更[…]
ミニバン値引き情報の見方 ◎車両本体目標車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階で[…]
ミニバン値引き情報の見方 ◎車両本体目標車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階で[…]
ミニバン値引き情報の見方 ◎車両本体目標車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階で[…]
2026年7月 ワゴンランキングTOP5 2026年7月のワゴンランキングでは、トヨタ「カローラ ツーリング」が3530台で首位。2位は「カローラ スポーツ」、3位はスバル「レヴォーグ レイバック」と[…]
人気記事ランキング(全体)
ミラー上部のデッドスペースにピッタリ! 悪路走破時の頼もしいギア CX504Kは、ジムニー(JB64)およびジムニーシエラ(JB74)のメーターフード上部やダッシュボード形状に合わせて設計された専用デ[…]
4輪なのに「特定小型原付」! 自転車のような感覚で使える「LBIRD」 LBIRDの特徴は、自転車のような手軽さを感じさせる車体に、前2輪・後2輪の4輪構造を採用していることです。 4輪で車体を支える[…]
年間9万円以上の差? ガソリン軽トラと比較すると まず気になるのが、EVならではの走行コストだ。フォロフライによると、営業所での夜間充電を中心とした運用なら、FKTの1kmあたりの電気代は約2.7~3[…]
面倒な配線は一切不要。設置の自由度がもたらす圧倒的なメリット 「MF-BDVR004」最大のトピックは、大容量4000mAhのバッテリーを内蔵することで、一切の配線作業を不要とした点にある。車内のヒュ[…]
「18.6kg」の軽量ボディにカーボンを採用 WHILL Model C Liteは、電動車椅子規格の近距離モビリティ。フレームにカーボン素材を採用し、軽量化と剛性を両立している。 一部には帝人製の炭[…]
最新の投稿記事(全体)
KGモーターズ「mibot」はどんなクルマ? mibotは、1人乗りの超小型EVとして開発されたモビリティです。 最大の特徴は、なんといっても「1人乗り」に割り切っていること。一般的な乗用車のように家[…]
値引き情報の見方 ◎車両本体目標 車両本体価格からの値引き目標額。実際の商談では、付属品からの値引きや無料サービスなども含めて総額で判断したい。 ◎リセール予想 A:すこぶる割高な下取りが期待できるB[…]
ローレルセダン1800GL(1970年) エンジンはプリンス製だが、他はすべて日産が開発。当時の先進技術を結集 1966年に出た日産サニーとトヨタカローラを起爆剤にして、マイカーはサラリーマン層にも急[…]
一般乗用車と同じ車幅で取り回しに優れたベース車両 キャンピングカーとしての優れた居住性と、日本の道路事情における扱いやすさを両立させるために、ベース車両選びは極めて重要である。高い利便性と優れた機動性[…]
手のひらサイズのコンパクト設計。配線不要でポン付け完了 どうしても必要というわけではないが、なぜか惹かれるガジェットがある。今回紹介するコンパクトな後付けディスプレイもそのひとつだ。 現在のクルマには[…]
- 1
- 2























