
高い悪路走破性と信頼性で圧倒的な人気を誇るトヨタ「ランドクルーザー」が一部改良を実施した。応答性に優れたモーターとツインターボを融合した最新パラレルハイブリッドシステムの初採用や、実用性に特化した3.3Lディーゼル車「GX」の登場など、パワートレーン体系が大きく変更されたほか、実用装備の強化により商品力を大幅に高めている。
●まとめ:月刊自家用車編集部
圧倒的な走りと高い実用性を両立したハイブリッドモデル
今回の一部改良では、パワートレーン体系の見直しが図られ、国内ランドクルーザーシリーズ初となるハイブリッドモデルが新規採用された。
| グレード | 価格 |
| GX(ディーゼル) | 630万800円 |
| ZX(ディーゼル) | 875万500円 |
| ZX(ハイブリッド) | 980万1000円 |
| GR SPORT(ディーゼル) | 915万900円 |
| GR SPORT(ハイブリッド) | 1020万300円 |
ハイブリッドモデルは、3.4L V6ツインターボエンジンに高出力モーター(最高出力40kW/最大トルク290Nm)の組み合わせで、システム最高出力457PS(336kW)、最大トルク80.6kg-mという圧倒的なパワーを獲得。発進時や加速時の力強いレスポンスに加え、オフロードではモーター駆動ならではの極めて緻密なアクセル操作を可能にしている。
また、ハイブリッド化に合わせて専用開発された電動パワーステアリング(EPS)により、悪路走行時の激しいハンドルのキックバックを抑え、長距離ドライブでも疲れにくいステアリングフィールを実現。万が一ハイブリッドシステムが不具合を起こした場合でも、独立したスターターとオルタネーターによりエンジンのみで自走・退避できる二重の安全設計を備えており、「生きて帰ってこられる」ランドクルーザーならではのタフネス思想が徹底されている。
さらに室内空間においても、荷室を上下2段に区切れる「フレキシブルデッキボード」をはじめ、スイッチ操作でスマートに収納できる「5:5分割電動格納サードシート」、アウトドアや災害時に活躍する「AC100V・1500Wのアクセサリーコンセント(2箇所)」を標準装備するなど、利便性と防災性能を兼ね備えた実用性も手に入れている。
重厚な存在感を放つ新色「ニュートラルブラック」を纏った「ZX」。今回の改良で国内初となるパラレルハイブリッドが設定されたほか、黒で精悍に引き締めるブラックルーフレールなども標準化されている。
メッシュグリルや「TOYOTA」ロゴが特徴的な「GR SPORT」のエクステリア。白と黒の力強いコントラストが、極限の環境を走り抜くスポーティでタフなオフローダーの個性を際立たせている。
ハイブリッド車(ZX)に専用装備されるフロントエアロバンパー。ロントグリルのディテールと漆黒メッキのバンパー加飾が特徴的だ。
リヤバンパーも漆黒メッキ加飾が施され、リヤエンドに引き締まった印象を与える。
佳き時代を彷彿させる実用ディーゼルも登場
オフロード実用性に特化したディーゼルモデル「GX」も投入。3.3L V6ツインターボディーゼルエンジン(最高出力307PS/最大トルク71.4kg-m)を搭載するエントリーグレード「GX」は、ランドクルーザー本来の質実剛健な魅力をより際立たせた仕様に仕立てられている。
外観はメッキ&ブラックのラジエーターグリルやカラードドアミラー、シルバー塗装の18インチアルミホイール、アルミサイドステップを標準装備し、装飾を抑えた無骨でタフなスタイルを表現。
メカニズム面では、過酷な砂地や岩場、ぬかるみからの脱出時に絶大な威力を発揮する電動デフロックを標準搭載しており、過酷な環境下でも力強く突き進む圧倒的な悪路走破性を実現している。
インテリアも機能性を最優先した仕立て。ファブリックシート表皮や使い勝手の良いマニュアルシートを採用したほか、メーカーオプションとして水洗いや掃除がしやすい「樹脂製フロアカーペット」を設定。汚れやハードな使用を恐れることなく、相棒として過酷な現場やオフロードで使い倒せるストイックな本格仕様に仕上がっている。
シンプルな外観の「GX」がディーゼルターボに追加された。加飾を控えめにしたスタイルと高い走破性を支える専用の足回りが与えられるなど、ランドクルーザーの原点を追求したグレードになる。
「GX」に標準装備されるアルミサイドステップ。乗降性を高める実用的な機能美が印象的。
道具感溢れる「GX」専用のフロントフェイスデザイン。飾らないカッコよさが魅力。
ホールド性に優れた立体的な造形と、耐摩耗性の高い生地を採用した「GX」のファブリックシート。マニュアルタイプに絞り込まれたハードな使用環境でも気兼ねなく使い倒せる本格仕様だ。
床面全体をタフな樹脂素材で覆った樹脂製フロアカーペット。泥や水などの汚れが付着しても簡単に拭き取りや水洗いが可能。
人気の高い先進&快適装備が標準化
より安全で快適なドライブをサポートする人気の高い先進&快適装備が標準化され、全体的な商品力が大幅に引き上げられたことも特徴のひとつ。
全車に「おくだけ充電」や「ITSコネクト」、「ETC2.0ユニット(VICS機能付)」に加え、「寒冷地仕様」が標準設定されたことで、日常の使い勝手や安心感がさらに向上。
上級グレードの「ZX」「GR SPORT」では、黒で精悍に引き締める「ブラックルーフレール」をはじめ、車内でいつでも冷たい飲み物を楽しめる「クールボックス」、14スピーカーを誇る「JBLプレミアムサウンドシステム」や「リヤシートエンターテインメントシステム」といった豪華な快適装備が投入されている。
また、死角を補う「マルチテレインモニター」や「デジタルインナーミラー」、もしもの時に安心な「前後方ドライブレコーダー」、トラブルを未然に防ぐ「タイヤ空気圧警報システム(TPWS)」といった先進の安全・視界支援機能も両グレードに標準化されている。
エクステリアの個性を彩るボディカラーには、重厚感溢れる標準色の「ニュートラルブラック」と、上品な輝きを放つメーカーオプションの「プラチナホワイトパールマイカ」が新設定され、スタイルの選択肢がより一層広げられている。
「ZX」「GR SPORT」に標準装備化されたブラックルーフレール。
「ZX」「GR SPORT」に標準装備されるリヤシートエンターテインメントシステム。フロントシートバック左右に11.6型ディスプレイを備え、見やすい角度に画面調整が可能だ。
死角になりやすい車両周辺や床下の路面状況をカメラ映像で確認できる「マルチテレインモニター」は、「ZX」「GR SPORT」に標準装備される。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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