信号機「黄色は真ん中、赤と青はどっちだっけ…」“色の並び”は全国共通。実はこの順番にもちゃんと理由があった! 意外と知らない信号の常識│月刊自家用車WEB - 厳選クルマ情報

信号機「黄色は真ん中、赤と青はどっちだっけ…」“色の並び”は全国共通。実はこの順番にもちゃんと理由があった! 意外と知らない信号の常識

信号機「黄色は真ん中、赤と青はどっちだっけ…」“色の並び”は全国共通。実はこの順番にもちゃんと理由があった! 意外と知らない信号の常識

毎日のように目にしている信号機だが、「赤信号は右と左、どっち?」と突然聞かれたら、一瞬迷ってしまう人もいるのではないだろうか。実は3色の並び方は全国共通で、法律によってしっかりと決められている。しかも、その位置には安全に関わる理由も隠されているのだ。

●写真/文:月刊自家用車編集部

「赤は右? 左?」正面から見ると答えは決まっている

普段クルマを運転していれば、何度となく目にしている信号機。それでも、いざ3色の位置を思い出そうとすると、「赤って右だったっけ、左だったっけ?」と頭の中で信号機を再現してしまう人もいるだろう。

いつも見慣れている信号機だが、色の並び順となると、ちょっと考えてしまう…。

一般的な横型の車両用信号機を、その信号の対象となる車両の進行方向から正面に見ると、左から「青・黄・赤」の順に並んでいる。

これは地域ごとの慣習ではない。道路交通法施行令第3条では、赤・黄・青の3色を横に配置する場合について、右から「赤色、黄色及び青色」の順にすると定められている。つまり正面から見れば、左から「青・黄・赤」となるわけだ。

ここで注意したいのが、「右」「左」はあくまで、その信号の灯火面を正面から見た場合の話だということ。

交差点では、対向車線用の信号が反対側の支柱などに設置されていることもある。そのため道路上の位置だけを見れば、「センターライン側に青がある」ように見える信号機も存在する。

この記事で紹介する並び順は、あくまで自分の進行方向に向けられた信号機を、正面から見た場合の話である。

運転中、真正面に見える信号、赤は右側が正解。

なぜ一番重要な「赤」が右端なのか?

では、なぜ「青・黄・赤」という順番なのだろうか。

JAFによると、赤信号が右端に配置されている主な理由は、停止を示す重要な灯火をドライバーから見やすくするためだという。

日本は左側通行のため、自分の進行方向に向けられた一般的な信号機を見た場合、右端は道路の中央方向となる。道路脇の街路樹が伸びて信号機にかかった場合でも、道路端から離れた右側の赤信号は影響を受けにくい。さらに、一般的な右ハンドル車のドライバーからも認識しやすい位置になるとJAFは説明している。

街路樹など障害物の影響を受けにくいよう、正面の信号はセンターライン側(つまり右側)が赤に設定されているとのこと。

つまり、とりわけ重要な「止まれ」の表示を、できるだけ確認しやすい場所へ置くという考え方である。

ただし、先述したように「すべての信号機で赤が道路の中央側にある」という意味ではない。設置される位置や向きによって道路上での左右関係は変わる。

あくまでも、その信号の対象となる車両から灯火面を正面に見れば、赤は右端と覚えておけばよい。

赤・黄・青、それぞれ点灯するとこう見える

写真を並べてみると、普段何気なく見ている信号機の位置関係がよく分かる。

青は左端、黄は中央、そして赤は右端。この配置は全国共通である。

黄色灯火は中央、これはすぐにわかるはず。

青色灯火は左端、そして赤色灯火は右端となっている。

道路交通法施行令では、配置だけでなく、青・黄・赤の灯火を連続して表示する場合の順序についても、「青色→黄色→赤色」と定められている。

運転中には色が変わるたびに無意識に判断しているものだが、こうして静止画で確認すると、それぞれの色がどこに配置されているのかがはっきり分かる。

雪国などで見かける「縦型」はどう並ぶ?

信号機というと横長のタイプを思い浮かべる人が多いだろう。しかし、降雪量の多い地域などでは、縦型の信号機が使われることもある。

横型とは向きが90度変わるが、こちらも配置は法律で決まっている。

雪が多い地域でよく見かける、縦型の信号機。※AIで生成した解説用のイラストです

縦型の場合は、**上から「赤・黄・青」**である。道路交通法施行令第3条にも、この順番が明記されている。

JAFによれば、降雪量の多い地域では信号機に雪が積もりにくくなるよう、縦型を採用することがあるという。そして縦型でも、重要な赤は最も見やすい上部に配置されている。

雪の影響を低減するため、縦型を採用する地域も多い。

ところで、緑色っぽいのになぜ「青信号」?

信号機には、もうひとつ身近な疑問がある。

進行可能を示す灯火は実際には緑色に近く見えるのに、なぜ日本では「緑信号」ではなく「青信号」と呼ぶのだろうか。

現在の道路交通法施行令でも、正式な表現は「青色の灯火」である。

※AIで生成した解説用のイラストです

大阪府警によると、日本に信号機が導入された当初は法令上「緑色信号」と呼ばれていたが、一般には「青信号」「青色信号」という呼び方が定着していき、現在では法令上も「青色」と表現されているという。

またJAFは、日本語では「青葉」「青菜」「青竹」のように、緑色のものを「青」と表現してきたことなどが背景にあるとする説を紹介している。

毎日見ている信号機にも、安全のための理由がある

横型の車両用信号機を正面から見れば、左から「青・黄・赤」。縦型なら上から「赤・黄・青」。普段ほとんど意識することはないが、この配置は法律で明確に定められている。

さらに赤を右端に置くことについても、停止を示す重要な灯火をできるだけ認識しやすくするという理由がある。

「赤って右だったっけ、左だったっけ?」

次に交差点で信号待ちをしたときには、いつも何気なく見ている3色の並びを、改めて確認してみるのも面白いかもしれない。

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