エンジンオイルを入れすぎるとどうなる? 4L増量で白煙モクモク、ノッキング発生! 禁断のクルマ実験室#1│月刊自家用車WEB - 厳選クルマ情報

エンジンオイルを入れすぎるとどうなる? 4L増量で白煙モクモク、ノッキング発生! 禁断のクルマ実験室#1

エンジンオイルを入れすぎるとどうなる? 4L増量で白煙モクモク、ノッキング発生! 禁断のクルマ実験室#1

エンジンオイルは、エンジンを正常に動かすために欠かせないもの。しかし、規定量を超えて入れすぎると、どんな影響が出るのだろうか。オイルが少なければエンジンに悪影響があることはよく知られているが、多すぎてもトラブルの原因になるという。
そこで、オートメカニック掲載の「禁断のクルマ実験室」では、エンジンオイルを1Lずつ増やしながら走行し、その変化を検証。すると、3L増量した段階で白煙が発生し、さらに4L増やすとノッキングまで発生する事態に……。エンジンオイルは、いったいどれくらい入れすぎると不具合が起きるのか。実験結果を見ていこう。
※本記事で紹介する実験結果は、特定のエンジンを使用した検証によるものです。エンジンの種類や構造などによって影響は異なるため、すべてのクルマに同様の結果が当てはまるわけではありません。

●文/写真:オートメカニック

エンジンオイルを入れすぎるとどうなる? エンジンに起こる異変

エンジンオイルを多く入れ過ぎたという失敗談は、他人のを聞く分には楽しいが、当事者としては笑えないものが多い。スタンドにオイル交換を依頼したら、新人がやったのかキャップ一杯までフルに入れられたとか、下抜きでミッションオイルを抜かれそのまま規定量追加されたいうヒドイのもあれば、Fラインを少し超えているというカワイイものもある。

オイルレベルは、エンジンが停止してから数分待たないと、ヘッドからのオイルが落ちきってないことがあり、急いでレベル合わせしたものでは、大抵が多めになっている。
オイルが多すぎると、クランクケースの空間が減って、それがピストン下部の上下動の抵抗になるといわれている。また、クランクウェブで油面が叩かれると気泡が多く出て、それがオイルポンプで吸うくらいになると、油圧低下や潤滑不良、油温上昇などの異常を引き起こすことになる。

それではどれくらいオイルを入れすぎるとダメなのか?オイル実験をしてみた。
1Lくらいでは、フル加速でも問題なかったが、2Lからちょっとずつ異変が出始める。3Lで白煙と臭いが発生し、4Lまで入れると、ブローバイガス経路かピストン系からの進入か明確でないが、白煙とノッキングが凄まじく、1回の加速で壊れるんじゃ?とヒヤヒヤものだった。
オイルの入れすぎで失敗する前に、オイル実験をご覧あれ!

なお、エンジンオイルの適正量は車種やエンジンによって異なる。入れすぎはエンジンの不調や故障につながるおそれがあるため、本記事の実験結果を参考にオイルを意図的に増量することは避け、必ず車両の取扱説明書に記載された規定量・確認方法に従おう。

※本記事は、専用施設等において専門家の指導のもと取材しています。

【オイル実験 3L】明らかな白煙発生!とても臭い!!

1Lずつ増量しながら走って排気の変化をチェック

3Lになると白煙が発生

あらかじめオイルレベルをFに合わせてから、1Lずつ増量しながら走って排気の変化をチェック。1Lでは、走り、排ガスともに全く変化がなかった。2Lで空吹かしした時に、少し煙が見えたような気もしたが、パワー不足等は全く感じなかった。3Lになると白煙が発生し、臭いもすごい!

【オイル実験 4L】オイルレベルがとんでもなく上にある!ノッキングで壊れそう

禁断の4L

白煙に包まれる結果に・・・

4L!レベルゲージへの付着位置が分からず見直したほど!クランクは完全にオイルにつかっているのではないだろうか? 出だしから吹けが悪く、調子は最悪で白煙モウモウ。オマケにカキーンと甲高いノッキングがして、今にも壊れそう。冷や汗ものだった。

【実験結果】エンジンオイルはちょっとくらい多くても大丈夫そう

プラグも真っ黒に

燃焼室にオイルが入っているため、プラグも真っ黒になった。短時間のテストなので、このくらいで済んでいるが、長期間では白い灰分が付くかもしれない。

 シビアな目で見ると、オイル面はクランクシャフトと50mm程度のすき間を持たせたほうが、内圧変化が少なくクランクがオイルを叩いて起こす回転ロスも防ぐことができる。だが、オイル容量4Lのエンジンで、1Lくらい増えても即トラブルとはなりにくいのでは?と考えられる(保証はしません!)。オイルの入れすぎにはご注意を!

※今回の実験結果は、特定のエンジンを用いた短時間の検証によるもので、オイルを規定量以上に入れても安全であることを保証するものではありません。車種やエンジンの状態、増量した量などによって影響は異なり、故障につながるおそれもあります。エンジンオイルは必ず規定量を守って使用してください。

※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。