「マジか…こんなに汚いの?」カーエアコンのフィルター交換。工具不要で簡単作業。自分でやれば工賃も節約! 夏の間に酷使したエアコンをリフレッシュ!│月刊自家用車WEB - 厳選クルマ情報

「マジか…こんなに汚いの?」カーエアコンのフィルター交換。工具不要で簡単作業。自分でやれば工賃も節約! 夏の間に酷使したエアコンをリフレッシュ!

「マジか…こんなに汚いの?」カーエアコンのフィルター交換。工具不要で簡単作業。自分でやれば工賃も節約! 夏の間に酷使したエアコンをリフレッシュ!

記録的な猛暑となった今年の夏。クルマのエアコンをフル稼働させていた人も多いだろう。そんな冷房シーズンが終わった今、気にしておきたいのがエアコン内部の汚れやニオイだ。そこでおすすめしたいのが、エアコンフィルターの点検・交換。実は、車種によっては工具も使わず、自分で簡単に交換できるのをご存じだろうか。実際にDIYで交換してみたので、その方法を紹介しよう。

●写真/文:月刊自家用車編集部

夏の間にフル稼働したカーエアコン。気になる汚れやニオイは大丈夫?

猛暑が続いた今年の夏。クルマで出かける際、エアコンをつけっぱなしにしていたという人も多いのではないだろうか。近年の夏は、エアコンなしでのドライブなど考えられないほどの暑さだ。そんな暑さもようやく落ち着き、秋らしい気候になってきた。そこで、このタイミングで確認しておきたいのが、夏の間に酷使したカーエアコンの状態である。

エアコンは、車内を快適な温度に保ってくれる便利な装備だが、使用を続けるうちに内部にはさまざまな汚れが蓄積していく。

特に冷房を使用すると、エアコン内部にある熱交換器「エバポレーター」には結露が発生する。こうした湿気にホコリなどの汚れが加わると、カビや雑菌が繁殖しやすくなり、不快なニオイの原因になる場合がある。

夏に稼働率が高かったカーエアコン。湿気やホコリなどで汚れている場合も。

また、エアコンには車内へ送り込む空気からホコリや花粉などを取り除くためのフィルターが備わっているが、こちらも使用期間が長くなるほど汚れが蓄積する。

フィルターの目詰まりが進めば風量の低下につながることもあるほか、脱臭機能を備えた製品でも、長期間使用すればその性能は低下していく。つまり、カーエアコンを快適に使用し続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせないというわけだ。

そこでおすすめしたいのが、エアコンフィルターの点検・交換である。一般的に交換の目安は1年、または走行距離1万km程度とされているが、実際には車検のタイミングで交換しているという人も少なくないだろう。夏の冷房シーズンが終わった今は、フィルターの交換時期や汚れ具合を確認するよい機会だ。

整備に詳しくなくても大丈夫? 実際にフィルター交換に挑戦してみた

エアコンフィルターの交換というと、ディーラーやカー用品店などに任せるメンテナンスという印象が強いかもしれない。実際、筆者もクルマの整備に詳しいわけではなく、これまでフィルター交換を自分で行おうとは考えていなかった。

しかし、調べてみると、国産乗用車の多くは助手席前方のグローブボックスの奥にフィルターが設置されており、比較的簡単に交換できるという。しかも、自分で交換すれば、当然ながら交換工賃も必要ない。フィルターを購入する費用だけで済むのだから、維持費の節約にもつながる。

ということで、実際に自分で交換してみることに。まずは、フィルターの設置場所を確認する。今回作業した車両では、助手席前方にあるグローブボックスの奥にフィルターが収納されていた。

今回の車両では、助手席前方のグローブボックス奥にエアコンフィルターが設置されている。車種によって設置場所や交換方法は異なる。

交換作業は、エンジンとエアコンを停止した状態で行う。最初にグローブボックスの中身を取り出し、ボックス本体を外していく。取り外しには少々コツが必要だったものの、工具を使用する必要はなく、思っていたよりも簡単に取り外すことができた。

すると、その奥にエアコンフィルターを収納する部分が現れた。

グローブボックスを取り外すと、その奥にフィルターを収納する部分が現れた。今回の車両では、工具を使わずにここまでアクセスできた。

続いて、フィルターを覆っている樹脂製のカバーを外す。こちらもツメで固定されているだけの構造で、簡単に取り外すことができた。カバーの奥には、フィルターを収納したケースが収まっている。

フィルターカバーを取り外した状態。内部に装着されているエアコンフィルターが見える。

あとは、フィルターを取り出し、新品に交換するだけ。作業前は、もっと複雑な工程があるのではないかと考えていたが、実際にやってみると拍子抜けするほど簡単だった。

ただし、グローブボックスの固定方法やフィルターの取り外し方は車種によって異なる。無理に力を加えると樹脂製のツメなどを破損する可能性もあるため、事前に車両の取扱説明書などで交換手順を確認しておきたい。

「こんなに汚れていたの!?」取り外した古いフィルターを新品と比較

さて、取り外したエアコンフィルターだが、その状態を確認して驚いた。長期間使用していたこともあり、フィルターは全体的に黒ずみ、細かなホコリが付着している。

さらに、フィルターの折り目をよく見ると、植物の種子と思われる小さなゴミなども多数挟まっていた。

取り外したエアコンフィルター。交換から2〜3年ほど経過しており、表面にはホコリや植物の種子と思われるゴミなどが多数付着していた。

フィルターの交換は車検のタイミングで行っていたため、前回の交換からは2〜3年ほど経過していた。

これまでフィルターの汚れ具合を意識したことはなかったが、こうして実物を見ると、定期的な交換の必要性を実感する。

ちなみに、エアコンフィルターには活性炭を使用した製品など、新品の状態でも黒っぽいものがある。そのため、色だけで汚れ具合を判断することはできないが、今回のフィルターには目に見える異物が多数付着していた。新しいフィルターと並べて比較してみると、使用済みフィルターの状態がよくわかる。

新品のフィルター(左)と、長期間使用した古いフィルター(右)。フィルターの折り目には、ホコリや細かなゴミなどが蓄積していた。

今回、交換用に購入したのは、ボッシュの「アエリスト プレミアム」という高機能タイプのエアコンフィルターである。

ネットショップで適合するフィルターを探してみると、価格も機能もさまざまな製品が販売されている。その中から選んだのが、一般的なフィルターよりも少々値は張るものの、抗ウイルスや抗アレル物質機能などを備えた、この製品だった。

今回購入したボッシュの「アエリスト プレミアム」。花粉やホコリを捕集するだけでなく、抗ウイルス・抗アレル物質・抗菌・脱臭機能などを備えた高機能タイプだ。

この製品は、帯電超極細不織布を採用することで、花粉やホコリだけでなく、0.3μm以上の微細な粉塵の捕集にも対応しているという。さらに、フィルターに捕集されたウイルスの活動や、花粉などのアレル物質の働きを抑制する機能も備える。

また、フィルター表面に付着した菌やカビの繁殖を抑える抗菌機能に加え、高性能活性炭による脱臭機能も搭載。排ガスやタバコ、カビなどに由来する不快なニオイの成分を吸着する仕組みとなっている。

花粉対策はもちろん、車内の空気をできるだけ快適に保ちたいという人にとって、魅力的な選択肢といえるだろう。

パッケージ裏面には、製品の機能や特徴などが記載されている。購入時には、車種・年式・型式に適合する品番を選ぶことが重要だ。

なお、製品の抗菌・抗カビ機能は、主にフィルター表面での繁殖を抑えるものであり、エアコン内部にすでに発生しているカビまで除去できるわけではない。

さて、新しいフィルターを取り付ける際は、まずフィルターを収納する樹脂製のケースにセットする。ここで注意したいのが、フィルターの取り付け方向だ。

製品によって空気の流れる方向や上下の指定があるため、製品の説明書や表示を確認し、正しい向きに装着する必要がある。

アマゾンで大人気の「わさびデェール」装着で、カビや雑菌によるニオイを予防

せっかくエアコンフィルターを交換するのだから、もう少しニオイ対策を強化するのもオススメだ。フィルターへの装着で威力を発揮してくれる、カーエアコン用の消臭抗菌剤「わさびデェール」は、アマゾンなどのECサイトでも高い評価を受ける、もはや定番と言ってもいいほどの商品だ。

エアコン内部のカビや雑菌の繁殖を抑えることを目的とした「わさびデェール」。わさび由来の抗菌成分を利用する製品だ。

この製品は、わさび由来の抗菌成分を利用して、エアコン内部のカビや雑菌の繁殖を抑え、不快なニオイの発生を予防するというもの。一般的な消臭芳香剤のように香りでニオイを覆い隠すのではなく、ニオイの原因となる微生物の繁殖を抑制することを目的としている。

使い方も簡単で、エアコンフィルターに取り付けるだけ。フィルター交換のタイミングで一緒に装着すれば、追加の作業もそれほど負担にはならない。メーカーが案内する効果の持続期間は約1年間。フィルターの交換時期に合わせて新しいものに取り替えるのもよさそうだ。

フィルターに挟み込むようにセットするだけでOK。※※写真は撮影当時のもので、現在はリニューアルされています

ただし、わさびデェールも、すでにエアコン内部に発生しているカビを取り除く洗浄剤ではない。また、わさび成分にアレルギーがある場合は使用できないため、注意が必要だ。

エアコンから強いカビ臭が発生している場合などは、フィルター交換だけでは改善しない可能性もある。そのような場合は、エバポレーターの洗浄など、専門店によるメンテナンスも検討したい。

今回、実際にフィルター交換を行って感じたのは、**「こんなに簡単な作業なら、もっと早く自分でやってみればよかった」**ということだ。

もちろん、車種によっては工具が必要だったり、交換作業が複雑だったりする場合もある。しかし、今回のように工具不要で交換できる車種なら、整備に詳しくない人でも十分に挑戦できるメンテナンスといえる。

何より、自分で作業すれば交換工賃を節約できるのがうれしい。

エアコンフィルターの交換時期は、一般的に1年または走行距離1万km程度が目安。夏の冷房シーズンを終えた今、しばらく交換していないという人は、一度愛車のフィルターの状態を確認してみてはいかがだろうか。

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