
全国各地で開催されたカーショーやアウトドアイベントで見つけた見逃せないキャンピングカーを紹介しよう。今回は人気急上昇中の日産キャラバンをベースに、快適装備を詰め込んだキャンパーに注目。老舗ショップならではコダワリモデルをご覧あれ。
●文:月刊自家用車編集部
快適な車中泊に必要な装備が満載。もはや移動できる部屋
日産ピーズフィールドクラフトの最新モデルとなる「クラフトキャンパーブリランテ」は、同社独自のキャビン設計が注入された使いやすさと豪華な機能にこだわったプレミアムキャンパー。
最新モデルとなる「ブリランテ」は、「快適な車中泊に必要な装備を搭載したブレミアムモデル」という位置付けで開発。3ナンバーサイズ以上の居心地の良さを体感できる。
スペースを上手に活用する設計も見どころ。家具調の天井照明には6つのLED照明と、車内の空気を換気循環させる大型のルーフベントを装備。ベッド上には収納棚やエアコン(100Vダイキン製)を設置。ベッド展開時には大収納スペースも活用できる。
ベースモデルは日産キャラバン・スーパーロング 標準幅で、家庭用エアコン、サブバッテリー、電子レンジなど快適な車中泊に必要な装備を搭載されている。
特に造りこまれたキャビン仕立ては圧巻で、9割以上を新設計したという家具が配置されるほか、バッテリーやインバーターを運転席後部に移設することで、ベッド下に大きなストレージを確保。さらに最新トレンドになりつつある十分な冷却性能を誇る家庭用クーラーも装着されるなど、キャビンの快適性を左右する空調関係や断熱性能に優れており、春夏秋冬すべての季節で自宅さながらに車中泊を過ごせる環境を提供できるという。
TVはアームで見る角度を調整できるマルチポジション式。
シートの下にはWebasto社製のFFヒーターを設置。エンジン停止時にも仕様できるほか、静音構造ゆえにキャビンが静かなこともメリットのひとつ。
スライドドア横のキャビネットに電子レンジを配置。その奥には49Lの容量を持つ冷凍冷蔵庫が備え付けられている。
またリヤゲート後部に独立したマルチルームを備えていることもポイントのひとつ。左側にはシンク付きキャビネットが備えられており、レジャーシーンでの着替え場所としても重宝できそう。
奥行き62cmのゆったりとしたスペースが確保されているリヤマルチルーム。天井には照明付きの換気扇も装備される。
キャビネットにはそれぞれ19Lの給水と排水のタンクを装備される。蛇口部分のシャワーヘッドは伸縮式なのでレジャーでも使いやすそうだ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(キャンピングカー)
解放感をもたらすスカイライトルーフ Wizの最大の特徴とも言えるのが、天井部に設置された「スカイライトルーフ」だ。ハイルーフでありながら、単なる高さの確保だけでなく、自然光と風の流れを積極的に取り込む[…]
快適性を追求した軽キャンの完成形 「ミニチュアクルーズ ATRAI」は、岡モータースが長年にわたり築き上げてきた軽キャンパー製作のノウハウを、現行アトレーのボディに惜しみなく注ぎ込んだ一台である。全長[…]
“遊び心”を忘れない。大人のための軽キャンパー「Chippy」が切り拓く、新しい車中泊スタイル 「車中泊はあくまで手段」と語るコンセプトのもと、Chippyは単なる寝る場所ではなく、“遊ぶためのベース[…]
濡れ物・汚れ物も気にしない。唯一無二の「防水マルチルーム」 イゾラ最大の特徴とも言えるのが、車両後部に備えられた「防水マルチルーム」だ。これはレクビィ独自の装備であり、実用新案登録もされている。アウト[…]
快適装備で本気のアウトドアを。走破力と居住性を両立した「デリカMV」という選択 三菱のオールラウンドミニバン「デリカD:5」をベースに、快適な車中泊を可能にする専用装備を架装したこのモデルは、“遊びの[…]
最新の関連記事(日産)
豊かな時代の波に乗って人々の心を掴んだ高級車 1980年代頃までの日本において、3ナンバーの普通自動車は贅沢品の象徴だった。自動車税ひとつを取っても、税額が4万円以内に抑えられた排気量2L未満の小型車[…]
濡れ物・汚れ物も気にしない。唯一無二の「防水マルチルーム」 イゾラ最大の特徴とも言えるのが、車両後部に備えられた「防水マルチルーム」だ。これはレクビィ独自の装備であり、実用新案登録もされている。アウト[…]
まずは、旧車で一番人気の「ハコスカ」の燃費はどのぐらい? まずは旧車界のトップアイドル、「ハコスカ」の燃費から見ていきましょう。 ちなみに、ハコスカから後に発売された中上級クラスの日産車のエンジンは、[…]
救急車ベースという新発想──バンコンの常識を超える室内高 「ヤアズ」のベース車両は、日産NV350キャラバンのスーパーハイルーフ・スーパーロング・ワイドボディ仕様。もともとは救急車として使用される特別[…]
ワゴンのように使えるキャンピングカー Camper-Rの最大の特長は、キャンピングカーでありながらワゴン車のような自然な使い勝手を持つ点にある。乗車定員は5名で、セカンドシートには柔らかなボディホール[…]
人気記事ランキング(全体)
解放感をもたらすスカイライトルーフ Wizの最大の特徴とも言えるのが、天井部に設置された「スカイライトルーフ」だ。ハイルーフでありながら、単なる高さの確保だけでなく、自然光と風の流れを積極的に取り込む[…]
快適性を追求した軽キャンの完成形 「ミニチュアクルーズ ATRAI」は、岡モータースが長年にわたり築き上げてきた軽キャンパー製作のノウハウを、現行アトレーのボディに惜しみなく注ぎ込んだ一台である。全長[…]
サビは放っておくと塗装の下に潜り込んで広がる…!? 綿棒の先ほどの塗膜が剥がれた些細なキズだったとしても、すでにサビが発生していたら要注意! 周囲の塗膜の下に広がっている可能性があるからだ。もしもサビ[…]
デッドスペースにジャストフィット! 車内の温度較差を解消! 暑いシーズンのドライブは、車内の環境がシビアになりがち。炎天下に駐車後に乗り込む際や、夏場の渋滞中など、クーラーだけではなかなか車内温度が下[…]
最新版CarPlay・Android Autoに対応するワイヤレスアダプター スマホと連携して、様々なサービスを使用できるディスプレイオーディオ、接続には大きく分けて、ケーブルを利用する場合とワイヤレ[…]
最新の投稿記事(全体)
最新改良で新しい外装塗料を採用。美しさと耐久性が向上している 5月に実施された一部改良(7月より改良モデルは発売)では、外装の美しさと耐久性を向上させつつ、原材料費の高騰に対応した価格改定を実施。この[…]
最新改良で2WDモデルを廃止。全車4WDモデルのみのラインナップへ 2024年11月に実施した最新改良では、従来はメーカーオプションだった機能の一部グレードで標準装備化が図られた。 具体的には、Xグレ[…]
デッドスペースにジャストフィット! 車内の温度較差を解消! 暑いシーズンのドライブは、車内の環境がシビアになりがち。炎天下に駐車後に乗り込む際や、夏場の渋滞中など、クーラーだけではなかなか車内温度が下[…]
解放感をもたらすスカイライトルーフ Wizの最大の特徴とも言えるのが、天井部に設置された「スカイライトルーフ」だ。ハイルーフでありながら、単なる高さの確保だけでなく、自然光と風の流れを積極的に取り込む[…]
最新改良で安全装備を大幅に強化。PHEVにもGグレードを追加 6月の一部改良では、ダーク仕様のLEDヘッドランプやブラックメタリック塗装のフロントアッパーグリル、ブラック塗装の19インチアルミホイール[…]
- 1
- 2