
●文:月刊自家用車編集部
N-ONE:モデル概要
N-ONEは、Nシリーズの初代N360をモチーフに開発されたモデルだ。ネオ・レトロなデザインが特徴的で、走りも軽自動車とは思えない安定感と落ち着いたラインコントロール性を示す。
見た目と走りが魅力なモデルだが、実用性も高く、センタータンクレイアウトがもたらす低床構造により、キャビンと荷室空間はしっかりと確保されている。
パワートレーンには660cc直3DOHCのNAとターボが用意される。
N-ONE:スタイリング&パッケージ
エクステリアはN360をモチーフに、「丸・四角・台形」というN-ONEらしさを構成する形が組み合わされ、個性的なデザインとなっている。特に、フロントマスクの可愛いらしい丸目のヘッドライトは、レトロ感すら漂う。
【HONDA N-ONE Original FF (2020年11月モデル)】
●全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1545 ●ホイールベース(mm):2520●車両重量(kg):840●乗車定員:4名 ●パワーユニット:658cc直3DOHC(58ps/6.6kgf・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード総合燃費:23.0km/L ●ブレーキ:油圧式ディスク(F)/油圧式リーディングトレー・トレーリング(R) ●サスペンション:マクファーソン式(F)/車軸式(R) ●タイヤ:155/65R14
N-ONE:インパネ内装&シート
N360から継承されるホンダの「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」に基づいて、デザインされるセンタータンクレイアウトにより、見た目以上の居住性が確保されている。運転席と助手席はゆったりと座れるセパレートシート。
N-ONE:パワートレーン
パワートレーンは、660cc直3DOHCのNAとターボの2タイプ設定。NAでもタウンユースメインであれば十分だが、N-ONEの魅力の一つである走りを楽しむならターボがおススメ。駆動方式はFFと4WDが用意される。また、走りをより楽しめる6MTのRSも設定されている。
N-ONE:モデル変遷
【2020年11月:初期型】N360をモチーフとした末永く愛せるモデルとして登場
ネオ・レトロを感じさせるエクステリアに、ホンダセンシングなどの先進機能を搭載し登場。軽乗用車ながら、個性的なデザインとキビキビとした走りが特徴。月刊販売計画台数は2000台。
【2022年8月:一部改良】N-ONEに特別仕様車「STYLE+URBAN」を追加するなど一部改良を実施
Nシリーズ誕生10周年を機にスタートした新ブランド「N STYLE+」より、オリジナルタイプをベースとした「N-ONE STYLE+URBAN」が発売された。そのほか、ボディカラーに新色を追加するなど、エクステリアの加飾を中心とした一部改良が実施された。
N-ONE Original 特別仕様車STYLE+ URBAN
【2024年6月:最新型】原材料価格などの高騰に伴い、価格改定を実施
原材料価格や物流費などの世界的な高騰に伴い、N-ONE含む4車種の価格が改訂された。N-ONEは各グレードにつき約10万円ほどの値上がりとなった。
●N-ONE グレードバリエーション&価格 | ||
パワートレーン | グレード【トランスミッション】 | 価格【FF/4WD】 |
658cc直3DOHC (58PS/6.6kgf・m) | Original【CVT】 | 173万4700円/186万7800円 |
Original 特別仕様車 STYLE+URBAN【CVT】 | 181万5000円/194万8100円 | |
Premium 【CVT】 | 193万500円/206万3600円 | |
658cc直3DOHCターボ(64PS/10.6kgf・m) | Premium Tourer【CVT】 | 204万500円/217万3600円 |
RS【CVT/6MT】 | 216万400円/- |
N-ONE:最新値引き&納期情報(2024年9月現在)
- 車両本体目標値引き額:18万円
- 納期の目安:1~2か月
- リセール予想:C
ホンダの軽自動車の中では最も値引きしやすい。初めから15万円前後の値引きが提示されるケースも目立つ。上級グレードに付属品を付ければ、最大25万円前後の値引きが狙える。経営の異なるホンダ販売店をまわり、同士討ちに持ち込むのがおススメ。
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