
ボルボ・カー・ジャパンは、ボルボのフラッグシップ7シーターSUV「ボルボXC90」の改良モデルを発売する。価格は1019万〜1294万円。
●まとめ:月刊自家用車編集部
内外装に最新EVのエッセンスを注入
2016年の日本導入から長年にわたり高い人気を持つ「XC90」は、ボルボのフラックシップSUV。
今回導入される改良モデルでは、内外装を同社の最新EVと共通するエッセンスがプラスされたデザインに一新したほか、新型EVのEX90とEX30に採用されている次世代のユーザーエクスペリエンスを注入。センターディスプレイをより大きく高解像度とすることで、操作性&視認性を向上させている。
モデルはマイルドハイブリッド車が2タイプ、プラグインハイブリッド車が1タイプの合計3タイプが設定される。
新型ボルボXC90の概要
エクステリア
2方向から伸びる斜線が重なり合うグラフィカルなパターンを取り入れたフロントグリルや、マトリックスデザインLEDでスリムになったトールハンマーヘッドライト、彫刻的なボンネットや改良されたフロントバンパーを採用することでフロントフェイスを一新。より現代的でダイナミックなスタイルに進化した。また、新外装色として「マルベリーレッド」を追加している。
新型ボルボXC90
インテリア
ダッシュボードは従来車よりも直線的な形状になり、100%リサイクル素材を使用したプレミアムなステッチ入りのテキスタイルパネルとウッドパネルが組み合わされることで、より上質な仕上がりを実現。
機能面もセンターコンソールに追加のカップホルダーを設けるとともに、収納スペースを増加。ワイヤレス充電器をセンターコンソールの前側に移設し、収納エリアと分けるなどの設計変更も実施されている。
新型ボルボXC90
シートは「ファインナッパレザー」に加え、ボルボ独自のリサイクル素材とバイオ素材から作られたキルティング仕上げの「ノルディコ」や、100%リサイクルポリエステルで仕立てた「ネイビー・ヘリンボーンウィーブ・テキスタイル」を採用。
オーディオシステムは、スピーカーメッシュデザインが一新された「Bowers & Wilkinsハイフィデリティオーディオシステム」をオプションで設定。
新型ボルボXC90
次世代ユーザーエクスペリエンス
ボルボ最新のEVに採用されている新しいインターフェイスが導入。センターディスプレイは従来の9インチから11.2インチに大型化、ピクセル密度も21%向上し、操作性と視認性が大幅に進化。
マップ/メディア/電話など、よく使うアプリや操作系がホーム画面に表示可能になったほか、コンテクスチュアルバーには、低速走行時には車外カメラのアイコンが表示され狭い場所での運転をサポートするように、状況に応じて表示内容が変わったり、最近使ったアプリが表示できるようになっている。
新型ボルボXC90
安全装備
レーダーとフロントカメラにより対向車線への逸脱を検知し、安全に自車線に戻るよう誘導する機能に加え、不注意による道路からのはみ出しを回避機能も採用。先進のセーフティケージに加え、包括的なアクティブセーフティ機能が装備される。
快適性能の強化
マイルドハイブリッドモデルのXC90 B5 AWDは、新ダンパーが標準装備されたことで、乗り心地が向上。プラグインハイブリッドモデルのXC90 T8 AWD Plug-in hybridにはエアサスペンションが装備。車/路面/ドライバーを1秒間に500回モニターするアクティブシャーシと連動することで、もっとも快適な乗り心地を提供する。
また両モデルとも車体の一部に遮音材を追加することで、風切り音やロードノイズをさらに低減し、静粛性を向上させている。
新型ボルボXC90
新型ボルボXC90主要諸元
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