
ビー・エム・ダブリュー株式会社は、BMWの次世代コンセプト「ノイエ・クラッセ」の第一弾モデルとなる新型電気自動車「iX3」の販売を開始した。価格は982万〜1034万円。
●まとめ:月刊自家用車編集部
次世代コンセプト「ノイエ・クラッセ」第一弾のモデル
iX3は、2026年の「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」「ワールド・エレクトリック・ビークル」の2冠に輝くなど、世界的にも前評判が高いプレミアム・コンパクト・セグメントに属するSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)。
BMWが掲げる次世代コンセプト「ノイエ・クラッセ」の第一弾モデルであり、新世代のデザイン言語や一充電906kmを実現する第6世代「BMW eDrive」、フロントガラス下部に広がる「BMWパノラミック iDrive」などの革新技術を全面的に導入することで、新たな電動化・デジタル化時代を切り拓く象徴としての役割も持たされている。
国内導入グレードは、BMW iX3 50 xDrive(982万円)、BMW iX3 50 xDrive M Sport(1034万円)の2タイプを設定。
エクステリアは、1960年代の原点モデルを現代的に再解釈したフロントマスクや水平基調のL字型テールライトを採用。無駄を削ぎ落とした造形により、堂々とした2ボックス・シルエットを実現。
インテリアには、従来のメーターパネルから、フロントウィンドウ下部の約110cmにわたって広がる43.3インチの「BMWパノラミック・ビジョン」と、ドライバー側に17.5度傾斜された17.9インチの「フリーカット・デザイン・コントロール・ディスプレイ」で構成される、新世代インターフェース「BMWパノラミック iDrive」を初導入している。
ほかにも実際の道路をトレースするようにルート案内を表示する「BMW 3Dヘッドアップ・ディスプレイ」などの視線移動を最小限に抑えた工夫が盛り込まれるなど、実用性も強く意識した室内空間に仕立てられている。
航続906km&急速充電を実現した、第6世代「BMW eDrive」を搭載
電動パワートレーンには、最新の第6世代「BMW eDrive」テクノロジーを採用。駆動システムは、通常走行時に切り離し可能なフロントの「誘導モーター(最高出力123kW、最大トルク255Nm)」と、リヤの「巻き線界磁式同期モーター(最高出力240kW、最大トルク435Nm)」を組み合わせた電動4輪駆動としており、これによりシステムトータル最高出力345kW、最大トルク645Nmという力強いパフォーマンスを実現している。
バッテリー構造にはセルを直接パックに組み込む「セル・トゥ・パック」設計を導入し、直径46mm・高さ95mmの大型円筒形セルを車両床下に敷き詰めることで109.1kWhの大容量を確保。WLTCモードにおいて一充電走行距離906kmを達成している。
ほかにもBMWグループの電気自動車として初となる最大320kW充電に対応。240kW急速充電器による15分間の充電で最大約395km、今後導入が予定される一口最大出力350kWの超急速充電器であれば15分で最大約420km走行相当の電力量を充電可能としている。
AIで進化し続ける「スーパーブレイン」を搭載
車両制御機能として統合ECU「スーパーブレイン」を採用。従来は分散していた各種制御を役割ごとの4つの集中型ユニットへ集約することで、超高速処理による意のままの滑らかな走りを実現するとともに、購入後もAI機能をはじめとする最新テクノロジーが進化し続ける先進的なプラットフォームを構築することを可能にしている。
運転支援領域では標準装備の「ドライビング・アシスト・プラス」に加え、高速道路上において時速130kmまでの条件付きハンズ・オフ走行を可能とする「ハイウェイ・アシスト」も装備。ドアミラーを見る自然な視線動作によって車線変更を提案実行する「レーン・チェンジ・アシスト」が、日本国内のBMWとして初めて組み込まれている。
縦型のキドニーグリルと垂直基調のLEDライトが目を引くフロントマスク。1960年代の原点モデルを思わせるクラシカルな面影を残しつつ、現代的でクリーンな造形に仕上げている。
従来のメーター類を削ぎ落としたすっきりとした運転席まわり。先進感溢れるコクピットデザインも特徴のひとつ。
ホワイトレザーとファブリックを組み合わせたシートが爽やかな印象を与える新型iX3のインテリア。宙に浮いたようなセンターコンソールや、ホワイトのステアリングがもたらす近未来的な造形と高い質感が同居する。
フロントガラス下端には横幅いっぱいに画面が広がる「パノラミック・ビジョン」を搭載することで、視線移動の少ない自然な視界感覚も確保される。
運転席側へ17.5度向けられた17.9インチのメインディスプレイ。
都内で開催された発表会には、BMWブランド・フレンドを務めるサッカー日本代表選手の中村敬斗氏が来場。BMWエンブレムを模したフラワーアートを手に、日本初公開となった新型iX3の魅力を述べていた。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ビー・エム・ダブリュー)
第4世代の新型1シリーズ BMW 1シリーズは、2004年に初代モデルが誕生。BMWのラインナップにおいて最もコンパクトなモデルだ。約50:50の理想的な前後重量配分、スポーティで俊敏なハンドリング性[…]
BMW M8 Competition M xDriveのファイナルエディション BMW M8 Competition M xDriveは、最高出力625PS(460kW)/6,000rpm、最大トルク[…]
8シリーズのファイナルエディション BMW 8シリーズは、ピュアスポーツモデルに匹敵する高い走行性能に加え、美しいスタイリングで強烈な存在感を持つモデルだ。2枚ドアのクーペモデルをベースに、オープンエ[…]
サーキット走行が可能な本格ハイパフォーマンスモデル BMW M3セダンはBMW 3シリーズ セダンの、BMW M3ツーリングはBMW 3シリーズ ツーリングをベースに、BMW M社が開発した高性能マシ[…]
ALCANTARA®でカスタマイズ 機能性、高級感、そして独自性を兼ね備えた自動車を紹介することを目的としたこのプロジェクトでは、ALCANTARA®でカスタマイズされた内装と外装の新作モデルが展示さ[…]
最新の関連記事(ニュース)
「走りのマツダ」を捨てた選択が吉だった 新車の納期の長期化が常態化して久しい国内SUV市場。その中で2026年5月に登場した3代目となる現行CX-5は、堅調な足取りで確かなセールスを築き上げている。 […]
本格クロカン性能に「乗用車並みの快適性」と「最高級の上質さ」をプラス 今回登場した新型パジェロは、歴代モデルが長年にわたって培ってきた「優れた悪路走破性」と「高い信頼耐久性」という本格四輪駆動車として[…]
そもそも「シニアカー」って何? 免許返納後の移動手段として注目 高齢者の移動手段として知られる「シニアカー」。これは一般に、ハンドルで操作する座席付きの電動車いす型モビリティを指す言葉だ。 スズキにも[…]
税込119万9000円! 1人乗り小型EV「T-mini」とは? T-miniは、電気で走る1人乗りの小型モビリティ。車両価格は本体価格109万円、税込119万9000円だ。屋根やドアに加え、エアコン[…]
一番人気はクラシックMINIを思わせる「インスパイアード・ホワイト」 昨年の「ジャパンモビリティショー2025」で世界初公開され話題を集めた同モデルは、電気自動車(BEV)だけでなく、高効率ガソリンエ[…]
人気記事ランキング(全体)
雨の日に意外と困る「ドアミラーの水滴」 雨天時の運転では、フロントガラスならワイパーで視界を確保できる。サイドウインドウも、走行中であれば風によってある程度水滴が流れ、どうしても見えにくければ窓を一度[…]
使っていないUSB端子が、愛車をドレスアップする場所に変わる!? 愛車のインテリアにちょっとした変化を加えたい。そう思っても、内装パーツの交換や本格的なイルミネーションの設置となれば、費用も手間もかか[…]
oplus_0 創業150年の「岡本屋旅館」のミルキーブルーの露天風呂と絶品グルメが魅力 「RVパーク Charlie’s Lanai」は、別府八湯の明礬温泉に位置し、名物「地獄蒸しプリン」で知られる[…]
見落としていた便利なスペース! ヘッドレストが収納場所に変身 スマートフォンのホルダーや充電器、ドリンクホルダーなど、車内を便利にしてくれるカーグッズは数え切れないほど存在する。こうした製品を上手に取[…]
RVパーク 大江戸温泉物語Premium 下呂本館 車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推進する「RVパーク」は、キャンピングカーやマイカーで旅行を楽しむユー[…]
最新の投稿記事(全体)
「走りのマツダ」を捨てた選択が吉だった 新車の納期の長期化が常態化して久しい国内SUV市場。その中で2026年5月に登場した3代目となる現行CX-5は、堅調な足取りで確かなセールスを築き上げている。 […]
三菱「新型パジェロ」タイ仕様のスペックは? 新型パジェロは、悪路走破性や耐久性を重視した本格クロスカントリーSUVだ。トライトンをベースとするラダーフレーム構造を採用しながら、SUVとしての乗り心地や[…]
今回のテスト車両(日産サクラ) カーナビやディスプレイオーディオの拡張性を飛躍的に高めてくれる注目のカー用品 データシステム「USB KIT(CEA940)」は、カーナビやディスプレイオーディオの拡張[…]
セレステ(青い空)に込められた、低公害時代に真っ向から立ち向かう決意 1970年代半ば、自動車業界にとってまさに「冬の時代」が訪れていた。オイルショックによる燃料価格の高騰で省燃費志向が急速に高まる一[…]
国産車をメインとした新車バイヤーズガイド「月刊自家用車」が電子版として装いも新たにスタートしました。全ページ無料でご覧いただけますのでこの機会にぜひご一読を! 今月はランドクルーザーシリーズの魅力解説[…]
- 1
- 2

























