チューリング、X＆KSKなどから15億円の資金調達を実施

2024/07/16 10:43
Turing[PR TIMES]

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総額45億円の調達でプレシリーズAラウンドを完了

生成AIを活用した完全自動運転車両の開発に取り組むTuring株式会社（東京都品川区、代表取締役：山本一成、以下「チューリング」）は、X＆KSKをはじめとした複数の投資家からの出資により、プレシリーズAラウンドの後半として15億円の資金調達を実施し、総額45.38億円の調達でプレシリーズAラウンドを完了したことをお知らせします。これにより、創業以来の累計資金調達額は約60億円となります。

　チューリングは、カメラから取得したデータのみでステアリング、アクセル、ブレーキなど、運転に必要なすべての判断をAIが行うE2E(End-to-End)の自動運転開発に取り組むスタートアップです。

　自社開発の世界を理解するマルチモーダル生成AI「Heron」を活用することで、走行データに存在しない状況でも倫理的に対応可能なシステムを構築し、ルールベースでは到達困難なレベル5の完全自動運転実現を目指しています。

　今回調達した資金は、前半ラウンドに引き続き、Heron専用の計算基盤として2024年秋の稼働開始を予定している大規模GPUクラスタ「Gaggle Cluster」の構築や、2025年に人間の介入なしで都内を30分間走行できる自動運転システムを開発するプロジェクト「Tokyo30」の実行、および、上記取り組みを加速させるMLエンジニアを中心とした人材採用に使用します。

　チューリングは今後も、技術で世界を前進させるために、生成AIを活用した完全自動運転の開発に取り組んでいきます。

投資家からのコメント(アルファベット順)

Bonds Investment Group　代表取締役　野内敦氏

　Turingさんの目指す山の高さ、それが実現した際の社会的なインパクト、どこから見ても壮大な挑戦です。この難しいテーマを必ず解決してくれるだろうと感じたのが、 AI技術力に加え経営チームの最高なバランスでした。経営者一人一人の強みが明確かつ相互がうまく協力関係にある素敵なチームです。Bonds Investment Groupが支援する持続的社会の実現をこの会社なら達成してくれると信じています。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社　Ｒ＆Ｂ推進センター所長　石田直也氏

　Turing社が目指す完全自動運転による新しい移動体験の実現と、それを支える生成AIの高い技術力、そして山本さんをはじめとする熱意ある経営陣の皆様が率いるチームは、100年に1度の大変革期を迎えているモビリティー産業のイノベーションのみならず、世界の技術革新をリードしていくものであると確信しています。この度のCanon Marketing Japan MIRAI Fundからの出資を通じて、とてつもなく難易度が高いチャレンジにご一緒させていただけることを大変光栄に思います。自動運転を支えるTuring社の高い技術力が未来の景色を大きく変えることに期待して、キヤノンマーケティングジャパングループも共に想像を超える未来を切り拓いていきたいと思います。

ちばぎんキャピタル株式会社　課長　齋藤慎太郎氏

　Turing様とは千葉県柏市に拠点を持たれた2022年より対話をさせていただき、経営陣の強力なリーダーシップと組織の有言実行力を肌で感じて参りました。現在、国内外の自動車産業はAIを始めとするソフトウェア開発によって、イノベーションが起きつつあり、国内自動車産業の国際競争力に危惧がもたれていると考えます。そのような中、完全自動運転の先まで見据え、高い理念と実行力でゴールを目指しているTuring様の挑戦が、国内基幹産業の競争力維持向上における切札となるよう、千葉銀行グループにて全力で応援させていただきます。

電通ベンチャーズ　ベンチャーパートナー　若松征剛氏

　「自宅の車庫から目的地の駐車場までドライバーによる操作も無く安全に到達する」、そんな完全自動運転を、生成AIを活用した独創的なアプローチとミッションに共鳴した優秀な人材によって、Turingはそう遠くない未来に実現しようとしています。そして、モビリティの進化によって人々を運転から解放することは、世の中の仕組みや人々のライフスタイルにも大きなインパクトを与えてくれると期待しています。そんなTuringの大きな挑戦を、電通グループとして全力で支援していきます。

ＥＮＥＯＳイノベーションパートナーズ合同会社　社長　長沼亨氏

　この度、日本発の完全自動運転を牽引するTuring社への出資参画が実現し、大変光栄に思っております。Turing社が掲げるビジョンと、その実現を可能にする優秀な経営陣やチームメンバーの熱意とポテンシャルに強く惹かれ、今回出資をさせて頂きました。Turing社が目指す完全自動運転の実現は、新たな移動手段として、将来のモビリティの可能性を飛躍的に拡げるものであり、未来に向けて共に事業創造ができる可能性を強く感じております。今後、様々な角度からの協業の可能性を探求しながら、Turing社と共に新たな価値創造、完全自動運転の社会実装に積極的に貢献していきたいと考えております。

グローバル・ブレイン株式会社　代表取締役社長　百合本安彦氏

　前回のシードラウンド以降、チューリングは投資家の期待を常に上回る素晴らしい成長を見せてくれました。生成AIの基盤技術から完成車の開発まで一気通貫の研究開発力、一人ひとりの能力の高さに加え目標達成力のある組織、省庁や大企業を引き付けコラボーレションに結び付ける巻き込み力、そしてLevel5の自動運転の社会実装に向けたマイルストーンを着実に達成する有言実行力を高く評価しています。チューリングが世の中からの期待値をさらにOvertakeできるよう、グローバル・ブレインは今回のプレシリーズAでの追加出資だけでなく、様々な形で支援を強化してまいります。

株式会社エイチ・アイ・エス　新規事業統括本部　本部長代理　海津誠之氏

　完全自動運転レベル5の実現は、旅行業界に革命的な変化をもたらすと確信しております。移動の自由度が飛躍的に向上し、旅行者はより快適で安全な旅を楽しむことができるようになります。この技術の進展が新たな旅行体験を創出し、業界全体の成長を促進する大きな一歩になることを期待しています。日本発の完全自動運転の実現に挑戦するTuring様の更なる成長を支援して参ります。

日揮株式会社　未来戦略室　マネージャー　坂本惇氏

　⽇揮グループは安全・安⼼で持続可能な社会システムの実現に向けて、⾰新的な技術やビジネスモデルを有するスタートアップ企業への投資を⾏っています。この度、チューリング社が目指す「E2Eと生成AIによる完全自動運転の実現」に共感し、また、同社が本目標を達成できる高い技術力と実行力を兼ね備えた魅力的なチームであると評価いたしました。本出資を通じて、チューリング社が有する生成AI技術と車両システム統合に対する豊富な知見や革新的な事業アイデアと当社ナレッジを融合し、エンジニアリング事業へのマルチモーダル生成AIの適用や、拡大が期待される生成AI自動運転領域に関わるデータセンター等の社会インフラ構築を共に目指してまいります。

KDDI株式会社　オープンイノベーション推進本部　本部長　中馬和彦氏

　Turingは、電気自動車のメーカーなのか？、自動運転を実現するソフトウェアカンパニーなのか？いや違う。Turingは”Turing”という新たな産業を生み出す会社なのだと確信しています。”Turing”という新たな産業が生まれる瞬間に立ち会えることに、大変興奮しております。さぁ、舞台は整った、日本大復興ののろしを上げてくれ！

京セラ株式会社　執行役員　研究開発本部長　仲川彰一氏

　この度、本年4月1日に弊社が組成しましたCVCファンドよりチューリング株式会社様に第1号として出資させていただけたことを非常に嬉しく思います。弊社では、「次にやりたいことは、私たちには決してできないと人から言われたものだ」というモットーの下、研究開発に取り組んでいます。チューリング様の生成AIを活用したカメラ情報のみでの完全自動運転への挑戦は、まさしく弊社のモットーと一致し、その実現への強烈な思いとそのエネルギーは、弊社の創業期と重なります。我々は、よりよい未来の実現に、高い技術力を持って果敢に挑戦されるチューリング様を全力で応援いたします。

三菱UFJキャピタル株式会社　投資第一部　副部長　菊池凱氏

　今回のラウンドにてチューリングに出資できたことを非常に嬉しく思っております。チューリングは、人間のように未経験の状況に対しても柔軟に判断できる完全自動運転AIの開発に取り組んでおり、この分野で国内ではトップランナー、世界を見ても先頭グループに位置するスタートアップです。チューリングが目指す完全自動運転は世界で未だ存在しておらず、グランドチャレンジとされるほどの大きな課題です。そこに挑むチューリング経営陣の熱い情熱と、高い技術力・戦略・実行力を踏まえ、この度出資に至りました。MUFGのリソースを最大限活用し、チューリングのさらなる事業成長に向けて支援してまいります。

松竹ベンチャーズ　代表取締役社長　井上貴弘氏

　「完全自動運転」の実現を目指すチューリング様に出資をさせて頂きました。年明け早々に、チューリング様の柏の葉の旧本社と工場に伺った際、デモ車に乗せて頂き、「完全自動運転」時代の到来を感じました。人間が運転をしない車は、新たな形の移動を楽しむ空間になり、車内のエンタテインメント体験が多様化すると考えられます。来年に創業130年を迎える当社は、創業来、様々な形でコンテンツを届けて参りました。チューリング様とは、「完全自動運転」の車内での新たなエンタテインメントの開発を目指していきます。

ソニーフィナンシャルベンチャーズ株式会社　シニアインベストメントマネジャー　多湖雅樹氏

　今回の投資検討に際しチューリングの経営陣のお話をうかがい、また、実際に開発に取り組まれている工場を訪問させていただく中で、チューリングの皆様の強く熱い想いを感じました。新しいアプローチで日本から完全自動運転に挑まれていく中で、私たちもご一緒させていただけることを大変嬉しく思っています。完全自動運転の実現によりもたらされる変化は、社会にも経済にも大きなインパクトがあると考えております。近い将来、全く新しい形の車、移動体験、そして新たな産業がチューリングのチャレンジから生まれてくるのが今から楽しみです。

Spiral Capital株式会社　General Partner　千葉貴史氏／Senior Associate　直井聡友氏

　「We Overtake Tesla」なんて、普通は掲げる勇気はないし、信憑性もないと思います。でも、自動運転及びEVの国際開発競争で日本の自動車産業が劣勢にある中で、産業競争力を維持し続けるためにも、日本から世界で勝てる自動運転企業を生み出していかなければならないと考えています。山本さんとは創業直後から継続的にお話する中で、生成AI/LLMが登場した今だからこそ、そして自動車産業が強い日本発だからこそ、山本さん・青木さんというイノベーターが率いているからこそ、日本トップレベルの技術者を次々に集めているTuringだからこそ、世界をリードする自動運転ソフトウェア企業になれると確信しております。

X&KSK　General Partner　本田圭佑氏

Turing に投資をしない理由はいくらでも見つけられました。但し、AIの進化は我々が想像している以上に早い。Turing の挑戦は、山本さんや青木さんらの能力や情熱に加えて、AI技術の進歩が大きく手助けするだろうと確信しています。X&KSKとして、Turingの国内支援だけでなく、世界進出の支援をしていきたいと考えています。