
近年、旅好きドライバーの間で流行している「車中泊」は、いつでもどこでも宿泊できる気軽な旅ができると人気を集めている。そんなクルマ旅の相棒として注目を集めているキャンピングカーは、普段の街乗りでも難なく使用できるハイエースなどのバンや軽バンをベースにしたバンコンこと「バンコンバージョン」と呼ばれるタイプの人気が高い。今回は日産のキャラバンをベースとしたバンコンをピックアップ。その魅力を探っていきたい。
●文/写真:月刊自家用車編集部(竹野由志雄)
キャラバンの広大なキャビンは、旅クルマとして理想的なサイズ感
バンコンこと「バンコンバージョン」。なかでもトヨタのハイエースをベースにしたバンコンは人気だが、受注が絞られている関係もあって、多くのビルダーが頭を抱えている状況だ。
そこでビルダー界隈はもちろん、広いキャビンのバンコンキャンパーを求めるユーザーから注目されているのが、日産のキャラバンだ。
市場ではハイエースとは差をつけられているとはいえ、4ナンバー(ワゴンボディは5ナンバー)の取り回しの良いボディながら広い室内空間、荷室を持つワンボックス車として商用・乗用ともに人気が高い。各地で開催されるキャンピングカーショーでも、キャラバンをベースとしたキャンパーは明らかに増加している。
ここで紹介するキャラバンベースのバンコンは、愛知県瀬戸市を拠点に活動するビルダー「レクビィ」の「イゾラ」というモデル。キャラバンのスーパーロング特装車をベースに、6人乗車・3人宿泊可能なキャンピングカーに仕上げた車両だ。
「イゾラ」は、キャラバンのキャラバンNV350をベースに、6人乗車・3人宿泊可能なキャンピングカーに仕上げた車両になる。
自給自足の旅を支える巨大キャビンの実力に脱帽
居住スペースのフロント側には冷蔵庫と電子レンジのユニットとシンクを設置。
ちょっとした不便さも旅の醍醐味のひとつだが、このモデルならば旅先で見つけた地域の野菜や魚、肉といった食材も躊躇なく購入することができる。広いキャビンもあって電気コンロを用意しとけば、地のものを調理するなんてもことも可能だろう。旅先でも温かい料理を堪能できるのは楽しいはずだ。
また左右それぞれのシートの上やフロントシート上に収納スペースもしっかり確保。フロントの収納棚には、リヤクーラーユニットとスピーカーを組み込み、リラックス空間の演出にも余念がない。これも「イゾラ」が旅クルマとして、優れた資質を持っていることを感じさせてくれるところだ。
フロントシートの後ろにキッチンスペースを確保。冷蔵庫と電子レンジのユニットとシンクをそれぞれ設けている。レンジの上にはTVモニターも装備する。ちなみにシンクはオプションで、標準モデルはこの部分がオットマン兼用のシューズボックスになっている。
収納スペースも充実。左右のシート上に収納庫を設けるほか、フロントシートのリヤクーラーとスピーカーのユニットの上に広い収納棚を備えている。ハイルーフがあと1mほど高ければバンクベッドにもなりそうだ。
さらに極めつけなのは、リヤゲートに装備されたFRP製の防水ルームがあることだ。
防水ルームには、シャワーヘッドと洗面台を備え本格的なシャワールームとして使えるほか、ダイビングやサーフィン、海水浴などマリンスポーツの更衣室としても活用できる。旅の途中でも自分のタイミングでリフレッシュすることができるのは、行動の自由度を確実に上げてくれるだろう。
リヤゲートの防水ルームは高さ158cm、幅115cm、奥行き73cmの広々スペース。シャワーヘッドと洗面台も備え、シャワールームや更衣室としても活用できる。リヤゲートにシャワーを装備することで、車外でシャワーを使うことも可能だ。
ゆったりした居住スペースと充実したキッチンと家電、さらにシャワールームまで設けた豪華仕様のキャラバンキャンパーなら、数泊に及ぶ長距離ツーリングも楽しめそう。この一台が、旅の概念を根本から変えてくれるはずだ。
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