バッテリー容量約30%増強、プラグインハイブリッドモデル【新型Passat GTE Variant】発表

フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、昨年4月より導入した新型Passat(パサート)シリーズに新たなパワートレインとして、プラグインハイブリッドシステムを採用した新型「Passat GTE Variant」の今年の生産割当分の販売を4月5日より全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーで開始すると発表した。

●文/まとめ:月刊自家用車編集部

EV航続可能距離も増加

今回発表されたプラグインハイブリッドモデルの新型「Passat GTE Variant」の最大の特徴は、バッテリー容量が先代モデルの9.9kWhから13.0kWhと約30%増強された点だ。

これにより、EV航続可能距離が57km(WLTPモード)となり、通勤や送迎、ショッピングなどの普段使いにおいて二酸化炭素を排出しないEV走行のみで対応できることとなった。また走行モードは先代モデル同様に、モーターのみで走行する“EVモード”以外にもモーターとエンジンを効率よく使って走行する“ハイブリッドモード”、モーターとエンジンの両方のパワートレインを使って力強く走行する“GTEモード”を選択することができ、ハイブリッドモードでは、走行中に回生エネルギーからバッテリーを充電することも可能となっている。

Passat GTE Variantのデザインは、新型Passatシリーズ同様に、フロントとリヤバンパー、ラジエーターグリル、リヤの中央部分に移されたGTEのロゴなど全てにおいて刷新され、力強く洗練されたエクステリアデザインを実現。また、先代モデル同様にGTE専用のC字型LEDデイタイムランニングライトやブルーにペイントされたブレーキキャリパーを装備し、フォルクスワーゲンのeモビリティを象徴するモデルとなっている。

18インチアルミホイールにブルーのキャリパーが映える。

専用のGTEロゴがリヤ、ラジエターグリルなどに配される。

装備面においても他の新型「Passat」シリーズ同様のエクステリアデザインの改良に加え、同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”やLEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”などフォルクスワーゲンが提供する最新の先進運転支援システムを全車標準装備としている。

同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”

LEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”

なお、半導体供給不足などの影響で年内の供給台数は50台程度の見込みとなっており、それ以降の受注分については来年以降の出荷となる予定だ。

カラー4色

パイライトシルバーメタリック

マンガングレーメタリック

ディープブラックパールエフェクト

オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト(有料オプション)

<全国希望小売価格(税込)>
・Passat GTE Variant:¥6,345,000
・Passat GTE Variant Advance:¥6,838,000


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