ホンダ新型ステップ ワゴンいよいよ発売開始。スポーティなスパーダに加え、新しい価値観を提供するAIR(エアー)を新設定

[左] ステップ ワゴン e:HEV AIR(FF) [右] ステップ ワゴン e:HEV SPADA(FF) オプション装着車

2022年1月に先行公開された6代目となるホンダ新型ステップ ワゴンが2022年5月27日に発売された。従来型からラインナップされているスポーツ&プレミアムの「スパーダ」に加え、クリーンでシンプルな価値観を持った「AIR(エアー)」を新設定した。車両本体価格は299万8600円〜384万6700円となっている。

●文:月刊自家用車編集部

「#素敵な暮らし」をグランドコンセプトに3つの価値を提供

新型ステップ ワゴンは、ユーザーの生活スタイルに合わせ、暮らしを豊かにするアイテムになる、「#素敵な暮らし」をグランドコンセプトに開発された。そして、「安心」と「自由」を表現したスタイリング。くつろぎの室内空間に移動時の信頼性。この3つの提供価値を目指したとしている。

「安心」と「自由」を表現したスタイリング

エクステリアは、クルマ全体のカタマリ感とシンプルな造形で安心感と誰にでも似合う自由なフォルムを表現している。今回から従来型からラインナップされている「スパーダ」に加えて、「AIR(エアー)」を新設定。「AIR(エアー)」は、クリーンでシンプルなデザインを基本に細いメッキモールを追加することで上質感も表現した。「スパーダ」は、ワイドで重厚なフロントグリルとボディ下部全周に配置したメッキモールにより力強さと品格の高い佇まいを表現した。

ステップ ワゴン e:HEV AIR(FF) [写真タップで拡大]

ステップ ワゴン e:HEV SPADA(FF) [写真タップで拡大]

「スパーダ」には、エクステリアにプラチナ調のクロームメッキ加飾や専用デザインの17インチアルミホイール、シートにスエード調表皮&プライムスムースのコンビシートなどを採用して質感と機能を充実させた「スパーダ プレミアムライン」を新たにラインナップしている。

ボディカラーは「AIR(エアー)」に専用色としてフィヨルドミスト・パールとシーグラスブルー・パールの2色が。「スパーダ」と「スパーダ プレミアムライン」の専用色にはトワイライトミストブラック・パールとミッドナイトブルービーム・メタリックの2色がラインナップされる。このほか全グレード共通カラーとして、プラチナホワイト・パールとスーパープラチナグレー・メタリック、クリスタルブラック・パールの3色が用意される。

国内ホンダ車史上最大のくつろぎ室内空間

シート仕様は7人乗りの2列目キャプテンシート仕様と8人乗りの2列目ベンチシート仕様が用意されている。基本、8人乗りの2列目ベンチシート仕様はメーカーオプションで7人乗り2列キャプテンシート仕様に対し2万2000円高となっている。「スパーダ プレミアムライン」は7人乗りのみの設定だ。

インテリアカラーは、「AIR(エアー)」にはウインドウエリアから天井にかけて、温かみのあるカラーを採用。明るくリビングのような印象に仕上がっている。インテリアカラーとしてはグレーとブラックを用意。シート表皮はともにファブリックだ。

「スパーダ」はスタイリッシュな印象を持つダークトーンのカラーを採用し、上質なイメージとしている。インテリアカラーはブラックのみ。シート表皮は「スパーダ」がファブリック&プライムスムース(合皮)のコンビシート、「スパーダ プレミアムライン」は前述の通りスエード調表皮&プライムスムース(合皮)のコンビシートとなる。

1列目シートはボディスタビライジングシートを採用。座面を乗降性に配慮した形状としながらも座面のウレタン厚を先代となる5代目ステップ ワゴン比で23mmアップ。ウレタン密度も27%アップして側面からもしっかり支え、骨盤のズレを防ぐように考慮されている。

7人乗り仕様の2列目キャプテンシートは、前後のロングスライドだけではなく、左右にもスライドできる機構となっているおり、家族の成長に合わせた使い方ができるように配慮されている。2列目キャプテンシートは、運転席側が75mm。助手席側が最大115mm(助手席側2列目キャプテンシートの内寄せスライド量が115mmのとき、運転席側は内寄せスライドができない)の横スライドが可能だ。また2列目キャプテンシート左右を内寄せした場合、前後のスライド量は780mm(「AIR(エアー)」は865mmとなる。

3列シートは、5代目ステップ ワゴンと同じマジックシートと呼ばれる床下収納機構を採用。従来モデルに対して、シートクッションは最大で21mm 厚く、シートバックは最大で16mm厚くするとともに45mm高く設定し長距離移動でも疲れにくい形状としている。

さらに、乗り物酔いに対応するため、5代目ステップワゴンよりも1列目から3列目の高低差を増やし、3列目シートをより高く設置。2列目シートのシートバックやヘッドレスト形状を工夫して前方視界もしっかり確保している。

信頼性の高いダイナミック性能とパワートレーン

2890mmという5代目ステップ ワゴンのロングホイールベースを踏襲しつつ、前後のトレッドをワイド化。大きな車体でも直進と旋回時の高い安定性を実現したという。静粛性や乗り心地についてもリヤまわりを中心に遮音材や吸音材を追加し、フロアも高剛性化することで、1列目から3列目までの全席でその良さを実感できる仕上がりになっているという。

新型ステップ ワゴンパッケージング [写真タップで拡大]

パワートレーンは、2モーターハイブリッドシステムの「e:HEV」と静粛性の向上と高出力化を両立した1.5L直噴VTECターボガソリンエンジンの2タイプをラインナップ。

2モーターハイブリッドシステムの「e:HEV」 [写真タップで拡大]

1.5L直噴VTECターボガソリンエンジン [写真タップで拡大]

「e:HEV」は2Lエンジンのフリクション低減で熱効率の向上を追求。電子制御シフトポジションスイッチを「B」モードにすることで、アクセルオフ時の減速度がより強くなり、下り坂でのブレーキ操作を軽減し、ドライバーの負担を減らすことに貢献している。「e:HEVの駆動用モーターは2WD(FF)のみの設定でAWDは用意されない。

e:HEV搭載車の減速度イメージ [写真タップで拡大]

1.5L直噴VTECターボガソリンエンジンは、5代目ステップ ワゴン搭載タイプに対し、エキゾーストポートやタービンの改良などでターボチャージャーの過給応答性を向上。駆動方式は2WD(FF)のほか、進化したリアルタイムAWDもラインナップする。

1.5L直噴VTECターボガソリンエンジン搭載車に設定されるリアルタイムAWD [写真タップで拡大]

静電タッチセンサー式スイッチを採用したパワースライドドアなど快適装備も大幅進化

家族みんなが移動中に快適に過ごせる新たな機能が随所に取り入れられている。運転席まわりでは、メーターに10.2インチのデジタルグラフィックメーターを新採用。カーオーディオなどインフォメーション系の情報と、カーナビや運転支援に関する情報を左右のメーター内に表示して直感的な操作と認識をサポートする。

運転席まわりの操作ボタン [写真タップで拡大]

10.2インチのデジタルグラフィックメーター [写真タップで拡大]

5代目ステップ ワゴンに設定されていた横開きのワクワクゲートは廃止されたが、「スパーダ」と「スパーダ プレミアムライン」に、ステップ ワゴンとして初めてパワーテールゲートを標準装備した。開く角度を任意で設定できるメモリー機能が装備され、狭い場所での使い勝手を高めている。

パワーテールゲート [写真タップで拡大]

ラゲッジ寸法 [写真タップで拡大]

全車に標準装備される両側パワースライドドアの機能が向上。従来のハンドル操作に加え、軽く指先で触れるだけで開閉ができる静電タッチセンサー式を世界で初めて採用した。

静電タッチセンサー式採用の両側パワースライドドア [写真タップで拡大]

また、大気中のPM2.5などの微小粒子状物質を検知して空調制御とフィルターの組み合わせで空気を浄化する空調システム「Clean Air(クリーン エアー)」を全グレードに標準装備した。この機能は、PM濃度をレベルメーターでエアコンパネル内に表示可能。ディーラーオプションのカーナビディスプレイにも表示することができる。

Clean Air(クリーン エアー) [写真タップで拡大]

PM濃度をレベルメーターでエアコンパネル内に表示 [写真タップで拡大]

カーナビゲーションシステムは8インチ/9インチ/11.4インチディスプレイの3タイプをディーラーオプションでラインナップしている。全モデル「Honda CONNECT(ホンダ コネクト )」に対応し、スマホからクルマをリモート操作できる機能や緊急サポートセンター機能などを最短1か月から利用できるサブスクリプションサービスであるコネクテッドサービスの「Honda Total Care プレミアム(ホンダ トータルケア プレミアム)」が利用可能だ。

安全・安心装備である運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全グレードに標準装備。アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)は渋滞追従機能付きに進化したほか、後方誤発進抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、そして渋滞運転支援機能であるトラフィックジャムアシストを追加している。さらに「スパーダ プレミアムライン」には周辺の状況に応じてヘッドランプの照射範囲を自動でコントロールするアダプティブドライビングビームを標準装備としている。

加えて、車両周辺を監視するカメラシステムやセンサーも進化した。フロントグリル/左右ドアミラー/テールゲートに装備された4つの魚眼CMOSカメラでクルマの全周囲を撮影。合成した映像をディスプレイに表示するマルチビューカメラシステムを「AIR(エアー)」と「スパーダ」にメーカーオプション設定。「スパーダ プレミアムライン」に標準装備とした。

さらにリヤバンパーに内蔵されたレーダーによってクルマの後側方25m以内に接近する他車を検知し、ドアミラー上のインジケーターを点灯し、斜め後ろに接近するクルマがいることをドライバーに警告し、車線変更をサポートするブラインドスポットインフォメーションを「スパーダ」と「スパーダ プレミアムライン」に標準装備としている。

●新型ステップ ワゴンバリエーション&価格

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●新型ステップ ワゴンボディカラーバリエーション

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●新型ステップ ワゴンインテリアカラーバリエーション

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