欧州三菱、コンパクトSUV「ASX(日本名RVR)」の次期モデルのイメージスケッチとPHEVなどパワートレーンを発表

次期型ASX(日本名RVR)イメージスケッチ

三菱自動車の欧州部門が現地時間の6月7日に、コンパクトSUVの「ASX(日本名RVR)」の次期モデルの情報を公開した。1.0L3気筒ターボから1.6Lプラグインハイブリッドまで5種類をラインナップするという。

●文:月刊自家用車編集部

2023年春に販売開始。日本向けには1.6Lプラグインハイブリッドを導入か!?

次期型ASX(日本名RVR)

今回公開されたのはイメージスケッチと5種類のパワートレーンの情報だ。デビューまでのスケジュールとしては、2022年9月にワールドプレミア。2023年春から販売開始とのこと。

要求の厳しい欧州市場向けに特別に開発された5種類のパワートレーンは、エントリークラスの1.0L3気筒ターボガソリンエンジン(6速MT・91PS)と1.3L直噴4気筒ターボガソリンエンジン(6速MT・140PS)と1.3L直噴4気筒ターボガソリンエンジン(7速デュアルクラッチトランスミッション・158PS)、ガソリンエンジンに2つの電気モーターと1.3kWhのバッテリーを組み合わせたマルチモードトランスミッションを採用した1.6Lハイブリッド(145PS)、そして2つの電気モーターと10.5kWhのトラクションバッテリーを1.6Lガソリンエンジンに組み合わせ、マルチモードシフトを採用した1.6Lプラグインハイブリッド(160PS)だ。この5種類のパワートレーンは2023年春の販売開始からすべてラインナップするという。

今回公開されたイメージスケッチとリヤまわりのアップ画像を見ると、大きく張り出したワイドフェンダーにフロントグリルの大きな「スリーダイヤ・マーク」が特徴だ。リヤハッチ中央に「MITSUBISHI」のロゴが入るのも確認できる。

現行型ASX欧州仕様(日本名RVR)

ドイツ三菱自動車のマネージングディレクターであるヴェルナー・H・フライ氏は「新型ASXは、Bセグメントに属する経済的でモダンなクルマのラインアップを拡充します。経済的なガソリンエンジンから超最新のプラグインハイブリッドまで、5つの異なる駆動方式があらゆる要件に適したモビリティソリューションを提供し、これらに三菱のサービスプロミスと5年保証が加わり、お客様に最大の安心感をもたらします。2023年の早い時期にドイツで最新のファミリーメンバーを発売することをすでに楽しみにしています。」とコメントしている。

「ASX」の日本版である次期RVRのラインナップがどうなるか?現時点では何も発表されていないが、現行型アウトランダーの場合、海外向けに販売されている2.5Lガソリンエンジンが日本へは導入されず、プラグインハイブリッド車のみが販売されている。次期RVRもそれにならい、1.6Lプラグインハイブリッドのみが導入される可能性が高いかもしれない。


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