
8月22日、スズキ株式会社は、現地時間の8月18日にインド子会社のマルチ・スズキ・インディア社(マルチ・スズキ社)が新型「アルト」を発売したことを発表した。
●文:月刊自家用車編集部
66.62PSを発生する1.0Lガソリンエンジンを搭載。オートギヤシフト仕様も追加
今回発表されたマルチ・スズキ社の新型「アルト」は、主にエントリーカーやセカンドカーを求めている幅広い年齢層のユーザーに使ってもらえるように内外装ともにシンプルで愛着のわくデザインとしている。
エクステリアは、大型のヘッドライトとグリルを採用することで親しみのあるフロントフェイスとし、流れるようなルーフラインとすることでモダンな印象としている。インテリアはグレー基調にベージュのアクセントカラーを採用し、広々とした室内空間を演出したという。また、ショルダールームやレッグスペースを延長し、快適性や乗降性を向上させ、ラゲッジの容量も従来車より32L増しとなる214Lを確保して実用性を高めたという。
ボディサイズは全長3530mm、全幅1490mm、全高1520mm、ホイールベースは2380mmで乗車定員は5名。パワートレーンは、軽量・高剛性のプラットフォームに最高出力66.62PS/最大トルク89Nmを発生する1.0Lガソリンエンジンを搭載し、優れた低燃費と高い走行性能を実現した。またトランスミッションは5速MTのほか、2ペダルのオートギヤシフト(AGS)仕様も設定している。サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リヤがトーションビーム式。ブレーキはフロントがディスク、リヤがドラムで、タイヤサイズは145/80R13となる。
インドにおける「アルト」シリーズは、1983年に生産開始したマルチ・スズキ社の第一号車「マルチ800」を原点として進化し続けており、同社を代表するモデルだ。2022年7月末までのインド国内におけるシリーズ累計販売台数は700万台に達している。
スズキは、この新型「アルト」の投入により、インド市場でのハッチバックラインナップを強化するとともに、初めてクルマを買う層や家族のために2台目を検討している顧客に向け、経済的かつ品質の高いクルマを提供するとコメントしている。
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
よく読まれている記事
バンコンのベース車として人気の白のトヨタ ハイエース。多種多様な架装があるが、この車の中をのぞくと、これはハイクラスなワンルームマンションの一室では! と思えるほど高級感。充実の装備がぎっしり詰まり、[…]
スズキは、軽商用車「エブリイ」に特別仕様車「Jリミテッド」を新たに設定し、8月20日から発売する。価格は183万5900〜198万9900円。 目次 1 専用デカールを貼ることで、仕事も遊びもこなすエ[…]
バンコンのベース車は、ハイルーフが主流。なぜなら車内のスペースが広がるから。ところが東京キャンピングカーショー2025で展示されていた一台は標準ルーフのハイエース。展示車に貼られたポップには“男子の秘[…]
ひと目で把握できるわかりやすいデジタル表示で、車両の様々な情報を表示してくれる、高性能ランドメーターがリリースされた。ECサイト専売商品となるこのアイテムについて、詳しく見ていこう。 目次 1 ミラー[…]
キャンピングカーはバンコンやキャブコン、トレーラーなど様々なタイプがあるが日本ならではキャンピングカーといえば軽キャンパー。ここでは軽トラックをベースとした軽キャブコンを紹介しよう。軽トラから一転、見[…]
最新の記事
- 「独特の音、匂い、振動…」所有するには覚悟が必要。それでも欲しい旧車&ネオクラシックカー。
- 【月刊自家用車10月号発売】新型デリカミニ衝撃登場!/新型エクストレイル大胆チェンジ!/新型ルークス&ekスペースの見どころ/最新注目モデル攻略大作戦/全国新車値引き生情報etc.
- イタリアの名匠ミケロッティの自信作。「絶賛されたシルエット」は世界を席巻。それなのに惜しまれつつ退場を強いられた理由とは?
- 日産 R35 GT-R「18年の歴史に幕」約4万8000台がデリバリー【最後の一台は日本のユーザーのもとへ】
- 「死角の悩み、これで解決」「ジャストフィット助かる」データシステム・車種別サイドミラーカメラのすゝめ【最新ステップワゴン&カローラクロス用が追加】
- 1
- 2