【常時録画時間が7倍!?】SDカードへの保存時間を伸ばす「ハイパーラプス」採用のドライブレコーダーが発売へ「TCL WHSR-650」

TCLは、ドライブレコーダー“スマートレコ”の新モデルWHSR-650を4月18日より全国のカーディーラー・インターネット等での販売を開始した。

●文:月刊自家用車編集部

スマレコとは

スマレコとは、ドライバーに1番近い存在であるディーラーの実績と経験を生かして企画したドライブレコーダーシリーズで、2011年1月より製造・販売している。駐車中も動きや振動を検知して録画する駐車監視モード、後方も同時に録画できる後方カメラ、日時と位置情報を正確に記録するGPS、衝撃を感知するGセンサー搭載の多機能ドライブレコーダーとなっている。輸入車インポーター純正オプションにも採用され、輸入車・国産車ディーラーを中心に販売されている。

前後2カメラ録画タイプのドライブレコーダーは一般的になったが、常用するうえで重要な「SDカード寿命」「セキュリティ」「映像共有機能」は大きく進化していない。また、映像を多く記録するためには大容量のSDカードを用意することが一般的だったが、今回発売するスマートレコWHSR-650では以下の機能を搭載することで、上記3点の問題をクリアし、安心して使用できる性能を高めている。

特長その1:ハイパーラプス機能

駐車監視モード中のデータ保存時間を伸ばす「タイムラプス」とは別に、ユーザーからの要望が多かった常時録画中の保存時間を伸ばす「ハイパーラプス」を実装。

これは常時録画を4fpsで記録し、衝撃発生時や手動イベント録画時は29.1fpsで滑らかな映像を記録する機能。これにより常時録画時間を約7倍に伸ばすことを可能としている。付属の32GBカードで約16時間(1008分。駐車監視使用SD 設定0%場合)の常時録画の記録が可能(※通常の録画方法も選択可能)。

特長その2:スマートフォンアプリ(Wi-Fi)対応

従来のWindowsOSにインストールする「専用ビューアー」に加えて、スマートフォンで操作できるiOS・AndroidOSのアプリを用意。

これにより、録画した映像をスマートフォンにダウンロードして共有したり、本体内部プログラム(ファームウェア)の更新、ドラレコ本体設定などが、スマートフォンで行うことができるようになった。家庭や職場のWi-Fiルーターへ接続すれば、駐車監視状態の通知を受け取ることが可能。iOS、Android両対応。

特長その3:SDカード寿命表示

ドライブレコーダーの映像を記録するSDカードはとても重要だが寿命があり、劣化に伴い正常な記録ができなくなることがある。そこで、microSDカードへの書き込み回数から寿命を測定する機能を搭載し、SDカードの劣化ステータスが確認できるようになった。

特長その4:操作ロック

「映像の再生」や「設定の変更」など、暗証番号4桁を入力しないと、本体で操作ができないようにする機能を搭載。カーシェア・家族・会社等で車を共用する際のプライバシーを保護に活躍する機能。
※出荷時は「暗号を使用しない」状態です。任意で設定していただけます。

特長その5:メモリキーパー

メモリキーパーは重要なファイルが上書きされないようにする機能。実際の事故では、ドライブレコーダーが衝撃を検知しきれず常時録画になってしまい上書きされてしまうことを避けるための機能だ。操作は再生画面の鍵マークをタッチするだけ。運転中に事故と判断されたイベント録画ファイルは通知され、そのままメモリキーパーに保存することが可能(GPS受信時のみ)。

そのほか、多彩な機能を搭載している。価格は本体が40,040円、後方カメラ付きが56,540円となっている。

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