本誌では初めてディーラーを訪れる時には、事前に電話で商談の予約を取ることをオススメしている。なぜアポイントメントを取った方がいいのか? その理由をお教えしよう。
●文:月刊自家用車編集部(ハラ)
「このお客さんは、本気で購入を考えているホット客」そう確信させられることが大きい
本誌が商談の予約、事前アポイントメントを入れることをオススメしているのは、予約を取ることでセールスマンのスケージュールを確保できることに加えて、自分が「ホット客」(クルマを買う意思が強い)ということをセールスマンに伝えることができるからだ。
セールスマンサイドからしても、「わざわざ電話してくるお客さんが、冷やかしなわけがない」と思うもので、実際に会ってこちらの本気をぶつけると「このお客さんは逃したくない。いい条件を出して、今日契約してもらおう」と、最初からいい条件を出してくる可能性が高い。
ちなみに予約を取る方法だが、ディーラーに電話を入れて、「近々クルマを購入するのですが、そちらで扱っているクルマが有力候補なので、お店に行きたいのですが……」と話せばいい。あとは希望の日時を伝えれば、ディーラーの方で営業マンの都合を付けてショールームで待っていてくれるはずだ。
いざ商談に入ると実感できるのだが、ショールームの商談スペースは限られており、土日ともなると席を確保するのも一苦労。飛び込みで訪れた場合だと、セールスマンのスケジュールが空くまで待たされてしまう。場合によってはセールスマンの都合がつくまで1時間以上、または後日セールスマンから連絡させますと、仕切り直しを強いられることも十分にありえるのだ。
実際、本誌で連載しているドキュメント企画「X氏の値引き大作戦」においても、読者リポーターが「時間が空いたので、もう1件追加で商談しようと思ったけどセールスマンが不在で、できなかった……」と報告してくる例も多い。
なお、1日で複数の商談を考えている場合は、午前に1件、午後2件の3つがバランスがいい。理由としては、夕方から夜にかけて昼間に商談したセールスマンが条件の見直しを含めて猛プッシュしてくる可能性が高いからだ。決算時期ともなれば「今日決めてもらえれば、さらなる値引きも可能です」と、夜に自宅で注文書にハンコを押すケースも十分にありうる。ビックチャンスを逃さないためにも、夜のスケジュールはフリーにしておくのがいい。
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