
マツダ株式会社は2023年5月25日に、現地時間の6月7日~11日に開催されるフランスのル・マン市のサルト・サーキットで行われるルマン24時間レース100周年大会(第91回大会)で、「マツダ787B」のデモンストレーション走行を行うことを発表した。
●文:月刊自家用車編集部
ル・マン24時間レース29回の出場経験をもつ寺田 陽次郎氏のドライビングにより走行を行う
「マツダ787B」は、1991年の第59回 ルマン24時間レースにおいて日本車として初の総合優勝を果たした車両で、4ローターロータリーエンジンを搭載する。今回100周年大会となり、大会主催者であるACO(Automobile Club de l’Ouest:フランス西部自動車クラブ)は、さまざまなイベントを実施する。
今回、マツダはACOからの招待を受け、「マツダ787B」のデモンストレーション走行を行うこととなった。日本人として、ル・マン24時間レースに29回の出場経験を持つ寺田 陽次郎氏がドライブし、6月9日と10日に実施される予定( 雨天の場合はデモンストレーション走行は中止となる)。
このACOの呼びかけに応じて歴代の優勝車がサルト・サーキット内のルマンミュージアムにて6月1日から7月2日まで展示され、「マツダ787B」は6月9日の夜にショートコースでパレード走行を実施。6月10日の24時間レース本戦前にはトヨタ自動車株式会社/TOYOTA GAZOO Racingの歴代優勝車などとともにサルト・サーキットフルコースを使用したデモンストレーション走行を行なう。また、6月30日から7月2日まで行われるルマン クラシックでもデモンストレーション走行を予定しているという。
MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV (欧州仕様)
今回のルマン100周年大会中に、日本政府観光局(JNTO)、トヨタ、マツダによるテーマ展示「Japan Endless Discovery」を開催する。この展示は、日本のカーボンニュートラルに向けた取り組みの紹介や、訪日インバウンド観光の促進の一環で、マツダからは最新のロータリーエンジンを発電機として使用する「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV」(欧州仕様)などの展示を予定している。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(マツダ)
社内のエンスー達による趣味的な活動から始まったロードスターの開発 工業製品の商品企画は、マーケットイン型とプロダクトアウト型に大別できる。市場のニーズを調べつくして、「これこそがあなたの必要としている[…]
ロータリーエンジンのために専用開発された、マツダのフラッグシップスポーツ 初代の「RX-7」が誕生したのは1978年です。 1959年に「NSU・バンケル社」が発表した夢のエンジン「RE」にその後の生[…]
音声、タッチ、ジェスチャーで直感操作が可能。インテリジェントな次世代e-SUVとして登場 今回発表された「MAZDA EZ-60」は、エレガントかつモダンなスタイリング、毎日の運転が楽しい人馬一体の走[…]
出展テーマは「MAZDA DESIGN STORY “心を揺さぶる、モノづくりへの追求”」 今年で10回目を迎えるAUTOMOBILE COUNCILは、2016年から開催されている「日本に自動車文化[…]
バッテリーEV専用工場の新設や生産性向上の施策に加えて、企業価値向上の取り組みも強化 マツダは、2030年までを「電動化の黎明期」と捉えており、マルチソリューションで電動化を進めているが、その具体的な[…]
人気記事ランキング(全体)
ベース車両は日産のNV200バネット 日産「NV200バネット」は、2009年に登場した小型商用バン。全長4400mm、全幅1695mmという取り回しのしやすいサイズ感で、都市部でも扱いやすいことが大[…]
ラグジュアリーと機能性を融合した“移動する部屋” 「escort」は全長5380mm、全幅1920mm、全高2390mmと、堂々たるボディサイズを誇るハイエースキャンパー。乗車定員は4名、就寝定員も4[…]
ベース車両はダイハツのハイゼットカーゴ ハイゼットカーゴキャンパーの魅力は、軽自動車ならではの取り回しの良さと維持費の安さにある。コンパクトな車体は狭い路地や駐車場でも扱いやすく、女性ドライバーやシニ[…]
ソニーの最新技術を採用、夜間も強いニューモデル コムテックは、様々なタイプのドライブレコーダーをリリースしており、ハイエンドから普及機、ユニークなモデルなど、多様なユーザーの要望に対応する。また、ドラ[…]
大人3人+子ども3人が就寝可能な“住める空間” 最大の魅力は、その就寝スペースだ。ベッド展開をフルに活用すれば、大人3名と子ども3名が同時に就寝できる。チャイルドベッドは120×160cm、メインベッ[…]
最新の投稿記事(全体)
燃料でもマルチパスウェイ戦略を! トヨタがS耐富士24時間レースでで“液体水素”と“低炭素ガソリン”のダブル挑戦する根底にあるのは、「モビリティの未来は1つの道ではない」というトヨタのマルチパスウェイ[…]
スーパー耐久出場を目指すドライバーのための耐久レース入門カテゴリーの創出 S耐チャレンジは2025年1月の東京オートサロン2025のなかで行われたSTMOの公開理事会のなかで構想が発表された。その構想[…]
生産規模を約3300台に増やすことで、供給不足の早期解消を図る スズキの新型ジムニーノマドは、1月30日の発表からわずか4日間で約5万台もの受注を獲得。これは月間計画販売台数1200台の約41か月分に[…]
草木の緑がどんどん濃くなって、躍動感にあふれるこの時期。春から夏に向かうちょうどいい気候だからこそ、クルマ&ドライブ好きの方におすすめしたいのが峠道を通るドライブ。 峠道と聞くとどうしてもガンガン攻め[…]
現代技術と伝統が融合 ─ ハイブリッドで蘇るヘリテージ ポルシェ911スピリット70のベースとなるのは、高効率なパフォーマンスハイブリッドを搭載した現行の911カレラGTSカブリオレ。新開発の3.6リ[…]
- 1
- 2