![](https://jikayosha.jp/main/wp-content/uploads/2023/05/91lm22ms_l-1.jpg)
マツダは、フランスのルマン サルトサーキットで開催されるルマン24時間レース(以下、ルマン)100周年大会において、日本政府観光局(以下、JNTO)およびトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)/TOYOTA GAZOO Racingとともにテーマ展示「Japan. Endless Discovery.」を、6月6日から11日(現地時間)で開催する。
●文:月刊自家用車編集部
日本の風景や文化と組み合わせた「ル・マンガ」を掲出
テーマ展示「Japan. Endless Discovery.」は、訪日インバウンド観光の促進を図るJNTOの呼びかけを受けて、1991年のルマンにおいて日本車として初めて総合優勝したマツダと、現在日本の自動車メーカーとして唯一ルマンに参戦し5連覇中のトヨタが、ルマンへの感謝を込めて開催するもの。
本展示では、ルマンに挑戦するマツダおよびトヨタを、モータースポーツを描いた漫画「capeta(カペタ)」の作者である曽田正人(そだ・まさひと)氏が描き下ろし作品として漫画化、日本の風景や文化と組み合わせた「ル・マンガ」として掲出している。
ルマン100周年大会に際して曽田氏は、次のように述べている。
「物心ついたころからレースファンの自分にとって、毎年6月は特別です。これまでの名シーンを思い返し、ペンにリスペクトを込めて作画する時間は楽しいものでした。偉大なるル・マン24時間レース100周年。日本のメーカーとして初めてル・マンで優勝されたマツダ様。ル・マンを始め様々なモータースポーツで勝利され世界に貢献されているTOYOTA GAZOO Racing様。そして我々に感動を与えてくれるレーシングドライバーの皆様。ありがとうございます。日本のものづくりと諦めずにチャレンジする姿勢には、特に漫画家になってから大いに学ばせていただいています。カーボンニュートラル社会の実現、未来への新たな挑戦。この過酷なレースからきっと世界が開けると信じています。今年も全力で応援いたします。」
MX-30も参考出品
また、展示スペースでは、電動化技術や水素エネルギー、カーボンニュートラル燃料の活用など、多様なカーボンニュートラル技術に挑戦する両社のモータースポーツ活動を紹介。これとともにマツダは、最新の環境技術を採用したクルマとして、ロータリーエンジンを発電機として使用するPHEV「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV(欧州仕様)」を参考出品している。
「Japan. Endless Discovery.」のオープニング式典において、マツダの松本浩幸(まつもと・ひろゆき)常務執行役員は次のように述べています。
「1991年のルマン総合優勝は今のマツダブランドの礎であり、長年のルマンへの挑戦を通じて培った『飽くなき挑戦』の精神は、すべてのマツダ社員の共通した価値観となっています。今回の展示では、カーボンニュートラルを実現する上で多様な選択肢があるというビジョンを、トヨタ様と一緒に表現しました。多くのお客様にご覧いただければ幸いです。」
マツダは、2050年カーボンニュートラル実現に挑戦するとともに、「ひと中心」の思想のもと人を研究し続け、人々の日常や移動することの感動体験を創造し、誰もが活き活きと暮らす「愉しさ」と「生きる歓び」を届けていくことを目指してまいります、とコメントしている。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(モータースポーツ)
#32 ORC ROOKIE GR Corolla H2 Concept(液体水素エンジンGRカローラ) 液体水素ポンプの耐久性を向上。無交換で24時間の完走を目指す。さらに異形タンクの採用で航続距離[…]
ニュルブルクリンク耐久シリーズで、圧倒的な強さを誇る横浜ゴム陣営に、有力チームが仲間入り 横浜ゴムは、世界有数のタイヤメーカーがしのぎを削ることで知られるニュル24時間に参戦するチームを長年に渡ってサ[…]
ファンにとって堪らない、栄光のF1マシンを常設展示 今回鈴鹿サーキット内に開設されるレーシングギャラリーは、これまでホンダが培ったモータースポーツの歩みとレース活動で磨いてきた技術を体感できる施設。黒[…]
公道サーキットを最新フォーミュラが疾走、30日に予選と本戦を開催 初のホームレースとなる東京大会において、日産フォーミュラEチームは、2台の「日産e-4ORCE 04」マシンで参戦する予定。今回投入さ[…]
雨季である8月に開催されるため、国内外で2回にわたり合計約2000kmに及ぶ耐久試験を行い、万全の体制で挑む! 今年のアジアクロスカントリーラリー(AXCR)は、タイ南部のリゾート地パタヤでセレモニア[…]
最新の関連記事(マツダ)
グレード体系を刷新し、合計6モデルのラインナップを展開 今回導入されるCX-30の改良モデルは、グレード体系の刷新が図られ、合計6モデルのラインナップに変更。 ベースグレードの「20S S Packa[…]
→シンクがあることを忘れそうなキャンパーとは ベース車両はマツダのスクラムバン ベースとなる車両はマツダのスクラムバン。 取り回しの良いサイズ感ながら、荷室が広く収納力の高い車だ。先進の安全技術を採用[…]
ヤリスクロスをはじめ、5モデルが出荷停止 「一番の問題はヤリクロだ」……認証手続き(※欄外註)の不正が発覚したトヨタの正規ディーラーを緊急取材したところ、こんな言葉が返ってきた。 今回の不祥事で名前が[…]
マルチパスウェイワークショップで初公開された新開発の2.0L直列4気筒エンジン(左)と1.5L直列4気筒エンジン。 えええっ、3気筒から4気筒へ戻るの? いや、きちんと理由があるんです! 先日開催され[…]
チャラそうに見えて、大真面目に作られていた 1980年代後半の日本はバブル景気と呼ばれる、とても儲かった時代だった。この好景気を受け、日本の自動車メーカーも様々な車種を市場に投入した。真上にガバっと開[…]
人気記事ランキング(全体)
コスパの高さは最高クラス 外壁や玄関の掃除、洗車などで活躍する高圧洗浄機。人力では落とせない頑固な汚れを落とすことができるため、家庭での使用も増えてきている。しかし、高圧洗浄機は価格が比較的高く、なか[…]
→2人暮らしができるレベルのキャンパーとは ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースは[…]
8月1日より、全国各地でフロンクスの実車を展示する、先行展示会を開催 追加した情報は、エクステリア、およびインテリアデザインやカラーラインアップに加え、チーフエンジニアやデザイナーのインタビュー動画な[…]
上級を意識した内外装仕立てで、新たなユーザー層の獲得を狙う 「新しいコンパクトSUVの市場を切り拓く」そんな狙いを持って、この秋インドから日本国内への導入が予定されている新型フロンクス。コンパクトカー[…]
Screenshot 標準車とは全く異なるワクワクするスタイリング、ボディカラーは全9色を展開 本日7月25日にスズキ「新型スペーシア ギア」の先行情報が公開された。現行スペーシアの優れた基本性能の高[…]
最新の投稿記事(全体)
耐水&耐荷重もバッチリ 「ハードシェルソーラーセンサーライト」は、駐車場や庭にピッタリな地面に設置できるソーラー充電式ライト。IPX7の防水性能と耐荷重に優れ、耐荷重約1tで車で踏んでも壊れない頑丈な[…]
ベース車両は日産のNV200バネット ベースとなる車両は日産のNV200バネット。 荷室が広くカスタムの自由度が高い。一方で、キャラバンより小ぶりなため、運転しやすく駐車スペースで悩むことも少ない。4[…]
新型LBX MORIZO RR実力チェック 新型オーラNISMO詳細解説 新型フロンクス先行試乗リポート! 今こそ買いたい!注目モデル10選! 人気ミニバン BEST BUY WLTCモード燃費付き […]
ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力[…]
愛車に個性を持たせよう! カーショップコネクトでは、エプロンや被せるような汎用タイプとは違い、クルマのシート形状ごとに型取りを行って、ジャストフィットするシートを販売している。色やデザインを自由に選ぶ[…]
- 1
- 2